こども熱帯音楽祭
8月29日
この音楽祭の練習を通して子どもたちに学んでほしいことは、自分で考える、納得して行動する、他人の気持ちをおもんばかる、といったことです。日常では気がつきませんが、大きな困難や災難、災害に見舞われた時、当事者意識を持っていると問題と向き合いやすくなります。そんな、生きていくためのスキルを身に着けてほしいと願っています。この音楽祭では演奏技術の優劣や完成度を競うのではありません。どれだけ自発的に音楽をしているか、楽しんでいるかなどといったところに着目したいと思います。 こども熱帯音楽祭
8月29日
次に堀江小学校が出演しました。 こども熱帯音楽祭
8月29日
この音楽祭で期待するのは、練習の途中でひらめいた様々なアイデアを展開させ、これまでない音楽として聴かせてくれることです。ここでいう音楽とは、従来の音楽とは異なり、寝転がったり、走り回ったりすることも含まれています。何でもいいんだという自由な発想から出発して、優れたアーティストにヒントをもらいながら、表現の形をつくってゆく。そういった体験のはしばしから、子どもたちが何かを学び、受け取ってほしいと思っています。 先に大空小学校が出演しました。 こども熱帯音楽祭
8月29日
子供熱帯音楽祭は2012年に始まり、今年で4回目です。 ジャワ島中部大地震のあと、2009年にインドネシアで生まれた「こども創造音楽祭」が源流になっています。小学校の校舎や楽器がつぶれてしまったなかで、子どもたちは音楽を学ぶ学生とともに、身の回りの素材を使って新しい音楽を造り出していきました。それは子どもたちの臨機応変で即興的な精神を同時に育んでいきました。 東日本大震災を経験し、さらなる大災害が起こる可能性をもつ日本でも突発的な災害や困難に直面したときに、事態を創造的に解決できる当事者能力を育むことが重要です。そういう観点から「こども創造音楽祭」を受け継いで、2012年に大阪で「子供熱帯音楽祭」が始まりました。 こども熱帯音楽祭
8月29日
大阪市立大学田中記念館で「こども熱帯音楽祭」が開催され、大空小学校と堀江小学校の参加希望児童が出演しました。 |
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