1月7日(木)始業式
校長先生の話
さて、いよいよ新しい年の始まりです。同時に、皆さんのそれぞれの学年のまとめの学期にもなります。3学期は50日ちょっとしかありません。1年間のうちでいちばん短い学期になります。みなさん、しっかりと目標をもって、1日1日を大切にいろいろなことにチャレンジしていきましょう。あっという間に終わってしまいますよ。 校長先生は、この3学期にみなさんに大切にしてほしいと思っていることが1つあります。そのことについてみなさんにじっくりと考えてほしいと思っています。校長先生がみなさんに大切にしてほしいと思っていることは、「ことば」です。これから1つの詩を紹介します。よく内容を想像しながら、聞いてみてくださいね。 「ひとつのことば」北原白秋 ひとつのことばでけんかして ひとつのことばでなかなおり ひとつのことばで頭が下がり ひとつのことばで心が痛む ひとつのことばで楽しく笑い ひとつことばで泣かされる ひとつのことばはそれぞれに ひとつの心を持っている きれいなことばはきれいな心 やさしいことばはやさしい心 ひとつのことばを大切に ひとつのことばをうつくしく 皆さんには、どんな言葉が心に浮かびましたか。 「ひとつのことばを大切にしたい」という思いが伝わってきましたか。 「ことば」は目には見えません。形もありません。一度口から出てしまうと、取り戻すこともできません。それだけに、「ことば」を本当に大切にしてほしいと思います。「ことば」で傷つく友だちが一人もいないように、逆に「ことば」で元気になる友だちがたくさんいますように。そんな学校にしてほしいと思います。 それぞれの学年を、気持ちよく終わることができるよう、一つ一つの言葉を大切に、皆で励まし合って、まとめの3学期を過ごしていきましょう。 |
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