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今週の校長講話

 今日は、今月の中川小だよりの校長先生のことばを紹介します。
「読書週間になると、小学校の頃の松本君(通称ヘツ)というちょっと変わった友達を思い出します。
 彼は学年トップの秀才でしたが、変にませたところがありました。たとえば、友達との話題にゴルフの話をしたり、夕方になると家の前で手ぶらでスイングのまねごとをしたりしているのです。
 校長先生が子どもの頃、50年ほど前はゴルフはお金持ちの遊びでした。下町の子どもにとっては興味あるものではありませんでした。おそらくヘツのお父さんもゴルフをしていたとは思えません。ですから、へつはよく言えば大人びた変わりものの少年でした。
 ある日、ヘツの家に遊びに行くと部屋にある本に気付きました。学校の図書館にあるような挿絵入りのでっかい本ではありません。ふりがなのない「大人が読む」文庫本です。校長先生はそれまでまともな読書経験なんかありません。本立てに「少年○○ジン」をずらりと並べて喜んでいるマンガ少年でした。
 そこで見つけた本は星新一さんの『ショートショート』でした。ちょっと読んでみると何とか話のおちがわかりました。『ちょっと、これ貸してくれへん?』
 これが校長先生の読書生活のきっかけです。大げさですが、ヘツのお陰でマンガ本と決別しました。そして、今の自分がつくられたと思っています。
 今はやりの超刺激的な電子ゲームに読書は勝てません。が、本には本でしか得られない特別楽しい世界があります。みんなに少しでも早くそれに気づいてもらいたいと願っています。
 学校では週1時間の図書の時間や朝の始業前に読書する時間を設けたりしています。全国的には、月に1冊の本も読まない児童の割合(不読率)はすこしずつ改善されてはいるそうです。でも、いくら環境を整え、目の前に本を差し出しても、本を開くきっかけは本人次第です。
 校長先生の場合は、ちょっと変わった友達のおかげで本好きになれました。だから、今も「ありがとう。ヘツ」と感謝しています。」
 みなさんも友達にいい影響を与える友だちを見つけてください。そして、みなさん自身が、友だちを変えられる存在となるように自分を磨いてほしいと思います。

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