春の嵐の開けた8日(金)、平成28年度の一学期始業式を行いました。
桜はだいぶ散ってしまいましたが、ケヤキの若葉がきれいな通学路を友だちと笑顔で登校。2・3年生のクラス発表の歓声が聞こえました。
体育館で今年初めて全員そろっての始業式です。新転任の教職員の紹介の後は、2・3年生緊張の担任発表。ここでも思わず歓声が。この歓声にはどんな意味が?
対面式の後、卓球部とバレーボール部の賞状伝達もありました。
始業式式辞
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H28.4.8.一学期始業式
おはようございます。改めまして、入学、進級おめでとう。今年度はじめて全学年、280人がそろっての全校集会ですめ。一年の初めに何を話しようかと、迷ったのですが、やはり「初心の大切さ」を話しようと思います。「初心」というのは、何かを始めようとしたときの決意、思いのことです。入学式の話と重なりますが、中学校に進学するにあたって、一人ひとりそれぞれが新しい中学校生活への決意を固め、大きな希望を持って、本校に入学してきたと思います。この南港北中学校で「クラブ活動を頑張ろう」「勉強を頑張ろう」、友達をいっぱい作ろう」などです。2,3年生の皆さんはどうですか。その時の気持ちを忘れていませんか。学年が上がり、クラスが変わった今日、もう一度初心を思い出してください。学年が変わり、リセットして新たな気持で頑張ってほしいと思います。
さて、今年の入学式でも、中学生になるにあたって心がけてほしいことを三つ話しました。一つ目は、しっかり学習し、将来に向けての力をつけてほしいということです。そのためには、チャイムとともに教室に入り、授業中は学習に集中し、忘れ物をしない。学習は、その日その日をモットーに、宿題もきちんとやることです。
二つ目は、仲間作りです。人間とは弱いもので、自分は頑張ろうと思っていても、ついつい楽なほうへ楽な方へと流されてしまいます。そんなときに、ともに励ましあい、支えあえる仲間をつくってほしい。
三つ目は、何事も挑戦し努力してほしいということです。失敗してもいいから、まずやってみてください。そして、一度決めたことは決してあきらめず、今日できることを明日に延ばさない。何か一つでいいから、自分で決めたことを、三年間続けてください。努力し続けられることはすごい才能だと思います。ですが、「続ける」というのは、なかなか難しいものですね。中国の孔子という人は、何事も、まず、そのことが好きになり、楽しむことができるようになるのが、物事をやり遂げるコツだと言っています。がんばってください。
大阪市には130の中学校がありますが、縁あってこの南港北中学校で皆さんと同じ時間を過ごすことになりました。今、縁と言いましたが、出会いと言い換えてもいいかもしれません。先生は、人との出会いを大切にしたいと思っています。この世界、この日本にたくさんの中学校があり、中学生がいて、今、私たちはこの時と場所を同じくしている。昔の人は因縁といいましたが、やっぱり何かあるんじゃないか、と思います。この出会いを大切にしたいと思います。一年間、よろしくお願いします。