バケツ稲の収穫4月から芽だし、種まき、田植え、水の管理、中干し、落水、と子どもたちが大切に育ててきたバケツ稲。途中、稲をスズメに食べられたり、肥料不足で成長が遅くなったり、苦労しましたが、収穫できそうなくらいまでなんとか成長してくれました。 先週行った落水(水を抜く作業)では、水と一緒に土まで落としてしまわないように、ゆっくりていねいに作業する姿や、バケツに植えてある稲を最後にじっくり観察する姿が見られました。それから1週間、稲と土も乾き、準備ができました。 いよいよ稲刈りです。この日をとても楽しみにしていた子どもたち。稲の根元3cm〜5cmのところをハサミで刈り取っていきます。思っていたより根元が固いことに驚きながら、力を入れて1つ1つ大事に刈り取っていました。その後、刈り取った稲をまとめて、根元をくくり、乾燥させるために干しました。 (子どもの感想) ・根元の方が固くて大変だった。 ・ひもでくくる作業がうまくできた。 ・頑張って育てたかいがあった。 ・りっぱな米になってびっくりした。 ・ここまで成長するのにすごく長い日にちがかかって大変。 ・とても小さかった種から、ここまで大きくなってすごい。 ・できたお米を食べてみたい。 ・次にどんな作業をするのか楽しみ。 ・刈り取る作業が楽しかった。 ・思ったより大きくなって嬉しかった。 今回の収穫を通して、お米を作っている方が収穫の時に感じる喜びを、子どもたちも体験することができたようです。今後、脱穀、もみすり、精米、などの作業を行い、お米が完成します。できたお米をみんな食べることができればいいなと思っています。 【コミュニティ部】 平和ってどんなこと?今日は、大切なお話から全校朝会が始まりました。 それは本州に急接近している台風の影響により、修学旅行が延期になったことです。 10月5、6日の修学旅行に向けて、大空のリーダー(6年生)は平和学習に運動会の学習にと並行して取り組んできました。 しかし、子どもたちの命を守ることが最優先です。 その大空のリーダーからみんなへ伝えました。 「私たちは10月5日と6日に修学旅行へ行く予定でした。その時、広島に持って行くみんなの思いのつまった千羽鶴が完成しました。」 (千羽鶴披露) この千羽鶴の一つ一つは、1〜5年生も一緒に作り、大空小のみんなの思いがつまっています。 「予定は変わったけど、この千羽鶴をみんなの平和への願いを込めて広島に届けます!」 全校道徳のテーマは、大空のリーダーからも話があったことです。 「平和ってなんだろう?」 子どもの意見 ・戦争や争いがない。 ・だれもがいやな気持ちにならない。 ・友だちと家族で仲良くくらせる。 ・いつも当たり前のように生活できる。 ・みんなが平等。 ・安心して暮らせる。 ・笑顔がある。 ・犯罪がない世界。 大人の意見 ・みんながたった一つの約束を意識すること。 ・安心して、自分が自分らしくあること。 ・平和について考え続ける。 ・自分を大切にして、まわりの人も大切にする。 ・最後によかったなぁ。幸せだなと思えること。 印象的だったのは、子どもから「もしお金がない世界だったら」という意見が出たことです。お金のない世界だったらそこは平和になるのだろうか…?それに対して大人からは、「お金がなかったら、という視点は自分にはなかった」という応答がありました。子どもの新鮮な視点には、大人には持ちづらい新しい気づきがたくさんあります。子どもと大人がともに学ぶ場としての全校道徳を改めて大切にしていきたいと感じました。 【コミュニティ部】 |