始業式冬休みはどうでしたか。穏やかな新年を迎えることができたのではないでしょうか。 お正月というのは、神様をお迎えする行事です。その神様が道に迷うことなく家に来るための目印として門松があります。その門松がある間を、松の内といいます。関西では15日までが松の内で、15日に神様にお供えした鏡餅を食べ、この1年の家族の健康を祈ってお正月が終了します。私が子どものころは、年末に地域の人たち総出でお餅をついて、鏡餅や小餅を作りました。今では自分の家でついた鏡餅をお供えする家は少なくなってしまいました。家でついた鏡餅は保存料が入っていないので、カビが生えて硬くなります。そのカビをきれいに洗いおとし、硬くなった鏡餅を木槌や包丁を使って小さくして、火鉢で焼いて食べました。とてもおいしかったことを覚えています。日本の文化・風習は大切に守り残したいものです。 さて、世間では新年ですが、学校では1年間のまとめの3学期です。次のステージへのステップのためのまとめです。終業式で話をしたように、一年を振り返り自分自身を見つめることができたでしょうか。どうか次の希望と目標をしっかりと持って、充実した1年にしてください。 特に3年生は義務教育最後の学校生活を送る期間です。最後の最後まで努力を続けてください。この時期誰もが当たり前のように努力をしています。今の努力の上にさらに努力を重ね勉強してください。 こんな言葉があります。 「一念発起は誰でもする。 実行、努力までならみんなする。 そこでやめたらドングリの背比べで終わりなんだ。 一歩抜きんでるには 努力の上に辛抱という棒を立てるんだよ。 この棒に花が咲くんだ。」 これは東京の落語家、桂子金治という人のお父さんの言葉です。 みなさん、当たり前のことを当たり前にしてください。その上でさらに高みを目指して努力を続けてください。そしてその努力の上に辛抱という棒を立て、花を咲かせてほしいと思います。花が咲いたら、皆さんの努力を支援してくれた人に感謝を忘れないでください。 どうか、次の学年につながる素晴らしい3学期にしてください。 よろしくお願いします。 始業式バスケットボール部男子バスケットボール部野球部 |
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