本日の献立/1月13日(金)・オムレツ ・ツナサラダ(野菜、ツナ、コーンクリーミィードレッシング) ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 847kcal、たんぱく質 31.1g、脂質 26.2g ☆牛肉(ぎゅうにく)☆ 牛肉と一言で言っても、味や、栄養素の含まれる割合は、品種や部位によってかなり違いがあります。豚肉や鶏肉と比べると赤い色が強いですが、これはミオグロビンという色素たんぱく質の含有量が多いことによるもので、豚肉と比べるとおよそ8倍にもなります。このミオグロビンには、鉄分がヘム鉄という形で含まれており、野菜などに含まれる鉄分と比べて吸収されやすい形になっています。さらに造血のビタミンともいわれるビタミンB12も多く含まれるので、貧血などの予防効果が期待されます。また、脂肪の分解を促進しエネルギーに変える働きをもつカルニチンという成分も含まれています。肉を食べると太りやすいと考える人も多いですが、実は食肉の中にも脂肪燃焼を促進する成分も含まれています。そのほか、抗がん作用や体脂肪を減らす効果があるといわれるリノール酸や、LDLコレステロールを減少させ動脈硬化の予防や血圧を下げる働きがあるといわれるオレイン酸なども含んでいます。もちろん筋肉など体の様々な部分をつくる良質のたんぱく質も多く含んでいます。ただし、だからといって牛肉ばかりに偏るのは、栄養全体のバランスをくずすことになるので良いとは言えませんが、野菜など他の食品とうまく組み合わせることで、健康維持のためにとても役立つ食品の1つになると思います。 今日の給食では、ビーフシチューとして使用しています。 今日はテストの一日です。
1月12日(木)は、3年生は実力テスト2日目、1・2年生はチャレンジテストを受験しています。みんな頑張って!
写真は上から1年生、2年生、3年生です。 本日の献立/1月12日(木)・スパゲッティソテー ・だいこんとコーンのドレッシングあえ ・金時豆のグラッセ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 838kcal、たんぱく質 26.1g、脂質 24.1g ☆バター(牛酪)☆ バターの歴史は古く、紀元前3500年ごろのメソポタミアの石版に牛乳を搾ってバターらしきものを作っている人の姿が描かれており、また、聖書にも多くの記述が見られるそうです。ヨーロッパで盛んにつくられるようになったのは、12世紀ごろといわれています。日本へは牛乳を煮詰めてつくった「蘇(そ)」というものが8世紀ごろに伝わり、つくられていましたが、これがチーズやバターに近いものだったとされています。その後、江戸時代には8代将軍(1716〜45)であった徳川吉宗(1684〜1751)がオランダの獣医に勧められて白牛を飼って試作したとされ、「ぼうとろ」や「白牛酪(はくぎゅうらく)」と呼ばれてわずかに生産されていたようです。本格的につくられるようになったのは明治時代になってからで、福沢諭吉が1870年(明治3)に刊行した「肉食之説」にもバターのことを「消化を助ける妙品なり」として紹介しています。そして、1872年(明治5)に、東京の麻布の農場で試験的につくられるようになり、1885年(明治18)ごろから工場での生産が始まりました。 製造法で分けると、特有の香りと風味のある「発酵バター」と、くせがなくミルクの甘さを感じさせる「未発酵バター」があり、日本で流通するものはほとんどが未発酵バターです。また、それぞれ食塩を添加した「有塩バター」と、食塩を添加しない「食塩不使用バター」があります。食塩不使用といわれるものは、以前は無塩バターと呼ばれていましたが、原料のミルクにもともと含まれる塩分があるとのことで、現在は栄養表示基準により「食塩不使用」の表示となっています。 バターは、空気、温度、光の影響を受けやすく、酸化したり、乾燥したりするため、保存する場合は密封して冷蔵庫などで5度前後の低温の暗所への保管が必要です。成分は、ほどんどが脂肪ですが、ビタミンAも多く含まれています。 今日の給食では、金時豆のグラッセに使用しています。 ※明日(1/13)は、ビーフシチューがありますので、スプーンのご用意をお願いします。 本日の献立/1月11日(水)(牛肉・ほうれん草、鮭アスパラ、錦糸卵、手巻きのり) ・ムース大福 ・みぞれ汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 876kcal、たんぱく質 30.3g、脂質 21.6g あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 本日より3学期の給食が始まりました。 尚、3年生については、実力テストのため、13日(金)からの実施になります。 ☆大福(だいふく)☆ 大福は薄く伸ばした餅で小豆の餡(あん)を包んだ和菓子です。室町時代には小豆に塩で味つけした餡を使って餅で包んだものがあり、ウズラに似ていることから「鶉餅(うずらもち)」と呼ばれていたそうです。また、ウズラはお腹がふくれた形をしていることや、大きくて腹持ちが良いということから「腹太餅(はらぶともち)」とも呼ばれていたそうです。これを江戸時代後期の1771年(明和8)に江戸の小石川御箪笥町(こいしかわおたんすまち)のおたよさん(お玉、お福という説もある)という女性の考案により、餡に砂糖を加えて小さめに作り、甘いお菓子にし、「大腹餅(だいふくもち)」として売り出したところ評判となり各地に広がったそうです。その後、「腹」の字を縁起の良い「福」の漢字に変えたそうで、また、福の字が使われることから祝い事などにも使われるようになりました。今では、小豆で作った餡だけでなく、イチゴやミカンなどの果物を使った大福や、餡の代わりにカスタードクリームや生クリームを使ったものなどさまざまな大福餅がつくられています。 今日の給食では、ミルク味のムースが入った大福を使いました。 三学期 始業式を行いました。
平成28年度 三学期 始業式 式辞
新年おめでとうございます。 まず何よりも、大きな事故の報告もなく、みなさんの元気な顔が見られて本当にうれしく思います。 今年の冬休みは長く、18日間もありました。お正月は、楽しく過ごせましたか? 私は、毎年年末になると、校訓の「希望に起き、努力に行き、感謝に眠る」というのをよく感じます。年末は感謝でいっぱいになりますし、年始は、今日のこの始業式まで、今度はどんな楽しいことができるだろうと、うきうきしたまさに希望に起きた10日間でした。ただ 365日中、年末年始の10日ほどを除いた残りの350日くらいは、努力に生きないと、希望も感謝もなくなるのだろうと思いますので、今日からしっかり頑張りましょう。 さて、その2週間でとても心に残った記事がありました。元日の新聞のコーナーで、「私の履歴書」というコラムがあります。今年はその日から、カルロス・ゴーンという方の記事でした。カルロス・ゴーンさんをみなさん知っていますか? フランスのルノーという会社の社長と、そして日本の日産自動車の社長をしている、年収10億円を超えている、とても忙しい、そして有名な人です。 彼が、これからの時代に最も大切なことは何かと尋ねられたら、迷わず「アイデンティティーを失わずに多様性を受け入れることだ」と答えると言っています。私はこの言葉にとても感動しました。彼は、レバノンというイスラエルとシリアの間の国で生まれ、ブラジルに移住し、また、中学校時代はレバノンの首都ベイルートというところで学びます。アイデンティティーというのは、「自分が自信をもっていること、自分自身のよりどころ」です。「自分らしさ」と考えていいと思います。多様性というのは「全然自分と考え方の違う人」と置き換えていいと思います。つまり、「自分らしさを失わずに、全然考え方の違う人のことも大切にすること」がこれからとっても大切になるということです。ゴーンさんの中学校時代の学校の先生が、レバノン人やエジプト人やシリア人やフランス人だったそうですので、そうなったのでしょう。私も、これからの時代はこの考えかたがとても大切だと思う事がよくあります。ぜひ、みなさんも、自分が自信を持っていることを探して欲しいと思いますし、自分と考え方の違う人のことや、全然自分と違う考え方も、否定や批判をせずに大切にして欲しいと思います。今年のテーマの一つにしてはどうでしょうか。少なくとも人柄がよくなり、友達が増えることは間違いないです。 また新年がスタートの時期であると同時に、三学期は集大成の時でもあります、特に3年生は後63日、うち登校日は45日。旅立ちまであと少しです。感謝と希望に満ちた春が来るよう、しっかりと頑張り、また自分自身と友達やクラスメイトを大切にしていきましょう。 |
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