終業式
<校長先生の話>
みなさん、おはようございます。今日は、いよいよ2学期最後の日です。・・・中略 終業式での校長先生のお話は、「象」のお話です。 東京の多摩動物園にいる「象」のお話です。名前は、「アヌーラ」と言います。とても元気な象でした。今から36年前のある日、このアヌーラが病気になり、熱が出てしまいました。熱で目が潤み、体が震え、食欲もなくなりました。アヌーラは、よろよろしながらも必死に立ち続けていました。象は、大きな動物なので、一度横になってしまうと、再び起き上がることが難しくなるからです。飼育員の人たちは、何もできず、見守っていたとのことです。 その時です。そんなマヌーラを見ていた二頭の象がいました。その二頭が不思議な行動をはじめたのです。一頭が右から、もう一頭が左から並ぶようにして、アヌーラに体を寄せていくのです。 そして、左右からアヌーラを支え始めたのです。アヌーラはびっくりした顔をしましたが、やがてその意味がわかり、安心したように体をあずけました。そんなことが二週間続きました。やっと、少しずつアヌーラは元気になっていきました。すると、アヌーラを支えていた二頭は、今度は一頭ずつ交代でかわりばんこ支えるようになりました。これも二週間以上続きました。なんと、アヌーラが病気になって一か月以上にわたって、象たちはこの行動をずうっと続けたそうです。そのおかげでアヌーラはすっかり元気になることができました。そして、今も多摩動物公園で元気に暮らしていて、日本びいるオスのアジアゾウの中で一番の長生きだそうです。 このお話に出てきた三頭の象は親子でも兄弟でもありません。でも、一緒に暮らしている仲間を支える強い気持ちが生まれて、このように仲間を助ける行動ができたのだと思います。 さあ、みなさん。この2学期の82日間に、この象さんたちのように、友だちのために一生懸命頑張っている姿や優しくしている姿をたくさん見せてもらいました。本当び友だちのためにがんばった人がたくさんいると思います。・・・・・略 明日から冬休み・・・
5年生の教室では、通知表をもらったり、宿題のお話を聞いたり・・・
明日から冬休み
6年生の教室では・・・
図画工作の授業 2年
新聞紙を使っての造形活動です。
図画工作の授業 2年
熱心に取り組んでいます。
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