終業式 校長講話
2学期をふりかえって
長い2学期が終わりました。あれだけ暑かった日が懐かしく思える、今日この頃です。思い出してみてください。みんなで団結した体育大会。文化発表会で、心ひとつにして歌った合唱曲。みんなの活躍した姿が目に浮かびます。 さて、懇談会が終わり、その場であるいはお家で「反省しなさい」と言われた人があるかもしれません。反省するとは決して「悪かったこと、あかんかったこと」を正すということではありません。逆に「できたこと」は何だったのか。そこにも目を向けなくてはいけません。「何もしなかった」「無意味に過ごした」というひと(あなた)はいないと確信しています。ただ、ポジティブに考えるか、ネガティブに考えるかによっても違いますが、良かったこと悪かったことをしっかりとふりかえり、では、新しい年は何にチャレンジするのか(新しいこととは限りません、ここまでできなかったことも含めて)を年の初めのお正月に考えてみてください。 もうひとつ、「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか。その前に1月1日のことを元日と言います。じゃあ「元旦」って何でしょう?「旦」という字が書けますか?「日」の下に「横棒が一本」ですね。漢字は象形文字ですから絵が記号化されて漢字にった成り立ちを考えればわかります。太陽が昇って日が明ける、これを「初日の出」と言ってありがたがるのですが、それは置いておくとして、太陽が顔を出すところ、そう「地平線・水平線」があの横棒です。つまり、元旦は1月1日の朝のことで少なくとも午前中のことを差す言葉なのです。 この「一年の計は元旦にあり」は「一日の計は朝にあり」に続いての言葉で、中国の古い本に出てきます。意味は「一年の計画は年の初めに立てよ」と言うことです。君たちは3学期を残していますからこの3か月でもいいし、平成29年の1年間を見通しての大きなものでもいいですから計画を立ててみてはどうでしょうか? 新しい年の初めを迎えます。気持ち新たに3学期を迎えましょう。そして、元気に10日に会いましょう。 よいお年をお迎えください。 全校集会 【校長講話】 要旨
おはようございます。いよいよ2学期もあと4日となりました。22日に終わり10日に始まる。ちょっぴり長い冬休みとなります。
さて、先週は「記憶」についての話をしました。やっぱり王道は繰り返し覚えることだと話をしました。 今日はこの続きです。英単語や漢字を覚えるときにどうしていますか?五感(聴覚・視角・触覚・嗅覚・味覚)をフル動員して覚えることが感覚一つだけよりもずっと記憶に残るという研究発表があります。 そして、学習環境はどうしていますか?すぐ手元にスマホや携帯を置いていませんか?漫画や雑誌も勉強するところから遠ざけましょう。 3年生のみなさんは、何もしていない人は誰もいないと思います。しかしながら、効率的に合理的に勉強時間を有効活用しているでしょうか? 時間はありません。一日一日を大切にしてください。しかし、焦ることはありません。地道にコツコツと日々の積み上げをしていけば、おのずと道は開かれます。 全校集会 校長講話【要旨】
寒くなって、朝が起きづらくなっているようです(実際に昨日がこの冬一番の冷え込みでした)。先々週くらいから、予鈴ぎりぎりに登校する人が増えてきていました。布団から出るのがつらいのはよくわかりますが、遅刻しないように心掛けましょう。ただ、全校集会に遅れないよう走って正門をくぐるこころがけは立派です。
懇談会が今週から始まります。反省するところは、しっかりと反省してください。 最後に、最近わたしは脳科学のの本にはまっているのですが、学習方法についてエビングハウスというドイツの研究者が「忘却曲線」という実験結果を発表していて、一言でいえば、繰り返し復習することによって、覚えたことを忘れないということです。また、寝る前に覚えたことは、朝起きて一番に勉強すると記憶に深く刻み込まれるという研究データもあります。参考にしてください。 1年生職業学習ゲーム会社の仕事としては、ゲームクリエイターだけではなく様々な役割に分けられているということ、たとえばゲームプランナーが全体像を想像し、デザイナーが絵、サウンドクリエイターが音楽をつくり、それをプログラマーがまとめる。ローカライズが他の言語に翻訳し、プロモーションや販売が宣伝をする。もちろん、財務がお金を管理するなどです。 自分がCAPCOMに入社したとして、どの仕事をしてみたいか、というワークシートが準備され、約5分で記入し、全体で発表しました。 仕事するうえで5つの大切なことが示されました。 1 コミュニケーション能力 2 学校の勉強 3 積極性 4 継続的な努力 5 好きなこと(もの)への情熱 仕事はたいへんだし、苦労することもたくさんあるけど、それがやりがいになる。今の様々な勉強が、将来の仕事の役に立つことが学びになりました。 スライドや映像を中心に、生徒にあきさせない工夫がされていたので、6時間目でしたが集中して取り組めていました。 職業講話まず最初に、長原でお鮨屋を16年間、開業されている高瀬泰彦さま。修行時代から開業までのお話をいただきました。「修行でお世話になった店を不義理な形で辞めないようにすること」「好きな仕事と就いた仕事は違うが、好きな仕事をできるようになってください」というお言葉をいただきました。 次に動物病院を開業されている吉内龍策さま。獣医師免許と言っても非常に幅広い分野をカバーされていることがわかりました。ヒューマン・アニマル・ボンド(人と動物の絆)のことや「絆を大切にする医療」を目指していることをお話しいただきました。 お二方ともお忙しい中、ありがとうございました。 |