2学期もよろしくお願いいたします。

修了式 【校長講話】

 4月8日の始業式には3年生がセンターにいて、ぎっしりとこの場を埋めていました。本当にあっという間に月日は過ぎました。
 その時に、三つのお願いをしました。それは、1.挨拶をしよう。2.学習をしっかりとしよう3.目標・目的をもって学校生活を送ろうということでした。覚えてくれていますか。
 あいさつについては、おおむねこれまでと同様しっかりとできていました。学校を訪問されたお客様から、「元気に、あいさつできますね」と言われたら、うれしいですよね。実際、とてもうれしかったです。しかし、それも「ローマは一日にしてならず」の言葉がありますが、先輩やそして目の前の君たちや先生方のこれまでの努力があってこそだと思っています。
 二つめの学習のことですが、最近では3月6日の全校集会で、「家庭学習をしていますか」という話をしました。君たちの授業風景を見ると、寝ている人はほとんど見かけません。しかしだからと言って、頭の中が授業モードになっているかは外からはわかりません。授業は熱心聞いていると仮定して、じゃあ、勉強がわかっているのかというと、それを測る物差しであるテストの点はどうなのか?自分が想像していたよりも悪い点であるなら、何が足らないのだろうか?勉強のやり方が間違っているんだろうか?それとも勉強時間が足らないのか?そもそも「やる気スイッチ」が入っていないのか?
 いろいろ考えられますね。君はその理由のどれにあたるのでしょうか? まずは、やることです。ゼロはいくつたしてもゼロなのですから。
 三つめのお話は、2年生は中だるみならず、学校生活を充実してもらいたい。1年生は中学生になって勉強も大事ですが部活動(クラブ)に入って頑張ってみよう。そのことについてはどうだったでしょうか?一人一人思い返してみてください。
 29年度に向けて学校は動き出しています。昨日は君たちの後輩にあたる小学6年生がクラス分けテストに来ていました。4月にはまた、この体育館を埋め尽くすことになるでしょう。先ほどの表彰伝達もそうですが、長吉西中学校がより良い学校になるためには君たち一人一人が頑張っていくしかありません。校長先生の話を聞きっぱなしにするのでなく、どう考えるのか、そしてどう行動するのか、そこが一番大切なポイントではないかと思います。4月にはまた元気に会いましょう。

2年スポーツ大会

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種目はドッヂービー。ドッヂボールとフリスビーを合わせたような競技です。優勝は後日に発表します。

第47回卒業証書授与式2

 答辞は河村くんが読んでくれました。彼は入学式の「新入生の言葉」も読んだそうです。
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第47回卒業証書授与式

 本日、47期生が巣立って行きました。非常に厳かな中にも、清々しい式典となりました。

【卒業式式辞(全文)】

式 辞

 厳しかった冬の寒さもようやく和らぎ、春の息吹を感じるこの佳き日、大阪市立長吉西中学校、第47回卒業証書授与式を挙行いたしましたところ、
 ご来賓のみな様には、公私共ご多用の中、早朝よりご臨席賜り、巣立ちゆく生徒の門出を祝福していただき、誠にありがとうございます。高いところからではありますが、厚くお礼を申しあげます。

 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
 ただ今、258名の卒業生のみなさんに、一人一人卒業証書をお渡ししました。
 卒業証書を受け取るその顔は、未来に向かう若者特有の不安をいだきながらも、その瞳は、未来を見つめ、輝いているように見えました。
新たな生活に向かって旅立つみなさんに心よりお祝いを申しあげます。
 
 そして、何よりも今日の日を楽しみに待ち望んでこられました、卒業生の保護者のみな様にお祝いを申しあげます。
 みな様には、長い間、本校教育の推進にご理解とご協力を賜り、ありがとうございました。今後も、本校が、地域の学校として、より良い教育が推進できますよう、変わりないご支援とご協力をお願い申しあげます。

 さて、卒業生のみなさん、この三年間に多くのことを学び、また、多くの体験をしてきたことと思います。
私自身は校長としての関わりはこの一年足らずの間でしたが、多くの場面で君たちの頑張っている姿を見ることができました。
 修学旅行での君たちの楽しい様子や授業に真剣に取り組む姿を目の当たりにしてきました。その中でも、体育大会では、最上級生としてのプライドをかけて各種目に取り組みました。特に、多くの人が面接練習でも、あの競技があったから団結できたと答えていた、注目競技である「ムカデ競争」では、協力し合うことの難しさを学び、その困難を乗り越えた時の喜び、感動が素晴らしいものであることを、実感したと思います。
協力することにより、自分のため、みんなのために、全力を出し切るという体験は、これからの人生において、大きな自信となることでしょう。
 また、文化発表会での学年合唱。私は久しぶりに鳥肌が立ちました。あの圧倒的な声量。もちろんそれだけではありません。文字通り息の合ったハーモニー。それが決して大味にならず、心揺さぶられました。

 ここで、卒業に際して、君たちにはなむけの言葉を贈りたいと思います。
それは、「過去は変えることができないが、自分と未来は変えることができる」という言葉です。
 これに類する言葉は数多くあるのですが、少し意味合いが不鮮明ではないかと思いましたので、なおも調べてみましたが、しっくりくるものはありませんでした。そこで、考えました。
 われわれは、今、現在を生きています。このいまを生きていることをなんとかしなければ未来を変えることなんて、夢のまた夢になるのではないでしょうか?
卒業生のみなさんが経験した、体育大会と文化発表会の様々な取組。まさに、今を精いっぱいやったからこそ出た結果ではなかったでしょうか。
 もちろんのこと、精いっぱいやったからと言ってすべてが素晴らしい結果につながるとは限りません。そして、そのことも含めて
「過去を変えることはできないが、未来を変えるために現在を精いっぱい生きる」
という言葉をみなさんに贈りたいと思います。

 現在の社会の中には、自己中心的な考え方が蔓延し、自分さえよければと、考える人が一部に見られます。
 人は、ややもすると自己中心的考え方になりがちですが、自分のためだけでなく、「自分が仲間のため、地域や社会のために何ができるか」という見方、考え方が、ひいては自分を豊かに成長させてくれると思います。
 みなさんはこのことを、様々な体験を通して学んだのですから、きっと出来ると私は確信しています。
 どうかここからの人生を、自分の力を最大限に発揮して、社会の一員だという自覚を持ってやっていってください。社会に役立つ活躍をしてください。そして、豊かで、充実した人生を歩んでいってください。

 お別れの時が近づいてきました。
 卒業生のみなさん、まずは前を向いて歩いていってください。しばらくの間は振り返らずいろんなことに挑戦してください。
 そして、そして、どうしても思い悩んで、くじけそうになったときは、中学校を訪ねてください。長吉西中学校は、いつまでもみなさんの母校なのですから。

 卒業生の前途に、幸多かれと祈り、この四七期生に関わってくださったすべての方々に感謝を申しあげ、式辞といたします。

平成29年3月14日

大阪市立長吉西中学校長 福井 司

3年生を送る会

 本日、運動場において「3年生を送る会」が行われました。明日の卒業式には在校生は全員が参列できませんので、最後のお別れの場となりました。
 笑いあり、感謝ありの会となりました。
 在校生からは、卒業生に向けてメッセージカードを張り合わせて「自分を信じてー」のメッセージ模造紙が贈呈されました。
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