5月1日月曜日 全校集会興味深い記事を見つけました。凄いと思いましたので披露しておきます。 朝日新聞デジタル 4/30(日) 17:09配信 分子でできた極小の車による世界最小の国際レース「ナノカーレース」が28、29の両日、仏トゥールーズで初めて開かれ、日本からは物質・材料研究機構(茨城県つくば市)のチームが出場しました。分子を意図的に動かすことで医療などへの応用が期待される「分子機械」の設計や操作技術を磨くねらいがあります。 日本のチームリーダーで同機構の中西和嘉(わか)主任研究員(39)によると、仏国立科学研究センターの呼びかけで、日仏独米、オーストリア、スイスの研究機関が作った6台が参加しました。各国の自動車大手がスポンサーになり、フランスはプジョー・シトロエン、ドイツはフォルクスワーゲン、日本はトヨタ自動車が支援しました。 車はいずれも全長数ナノメートル(ナノは10億分の1)。針で電気的な刺激を与えて動かします。海外勢には車輪つきの車もありますが、日本の車は炭素と水素、酸素原子計88個で作られ、左右に2枚ずつの羽根をバタバタ振動させて進みます。 同機構によると、車は全長数ナノメートル(ナノは10億分の1)で、特殊な針で電気刺激を与えて、金の板上の100ナノメートル(1万分の1ミリ)を走らせるのを、6チームが競いました。日本チームはレース開始約15分後に、主催者側が用意したコンピューターソフトの不具合で車や針が壊れ棄権しましたが、懸命な復旧作業に「フェアプレー賞」を受けました。 米・オーストリア合同チームが最初に走破しましたが、銀の板上だったため、金の板上を走った中で唯一完走したスイスチームとともに1位となりました。3位が別の米国チーム、4位が独チームで、仏チームも途中棄権しました。 中西和嘉主任研究員は「リタイアするまで10分間に1ナノメートル移動という記録を残せました。各国の仲間とかえがたい経験ができました」とコメントしました。(三嶋伸一) 朝日新聞社 奮戦した中西和嘉さん(中央)ら日本チーム(仏トゥールーズ、物質・材料研究機構提供) 四つの車輪がある米・オハイオ大学のナノカーのイメージ図 (物質・材料研究機構と仏国立科学研究センター提供) ドイツのドレスデン工科大学のナノカーのイメージ図 (物質・材料研究機構と仏国立科学研究センター提供) 日本チームの車の分子模型を手にする中西和嘉リーダー =茨城県つくば市の物質・材料研究機構 ドルトンやアボガドロがこのニュースを見たら、聞いたら、どんな顔をするのか、何と言うのか、人智の進歩に驚愕を覚え、皆さんの中からも続いてくれる人が出ればと期待するばかりです。 ※次のページに写真を掲載いたします。 |