春の遠足 6年

 途中で、雨がパラパラ・・・・少し心配しましたが、その後も順調に活動ができました。
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春の遠足 6年

 活動の様子です。
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春の遠足 6年

 活動の様子です。
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眼科検診 1年・3年・5年

 5月9日(火)、1年生と3年生と5年生の眼科検診がありました。
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5月8日(月)児童朝会

<校長先生の話>
みなさん、おはようございます。
今日、5月8日は、「いじめについて考える日」です。今からそのことについてのお話をしたいと思います。
去年の夏休み、大阪市の小学校に通う子どもたちが集まる「大阪子ども市会」で、「いじめを許さない安全・安心な学校」についての話し合いが行われました。そこで出た意見をもとに、大阪市全ての小学校・中学校で「いじめについて考える日」をつくることにしました。子ども市会に集まった小学生が、いじめについて自分たち一人一人にできることをやっていきたいという気持ちから、この意見が出されたそうです。そこで、今年は、今日5月8日を加美北小学校でも「いじめについて考える日」としたいと思います。

それでは、みなさんに、いじめについての校長先生の考えをお話ししたいと思います。
いじめとは,クラスや学校の人から攻撃されたり、無視されたりすることによって、心や体に痛みを感じることです。そうです、友達がいやがることをわざとしたり、叩いたり蹴ったり、悪口を言ったり、物を隠したり、仲間外れにしたり、落書きをしたり、失敗を大声で笑ったり、したくないことを無理やりさせたりすることですね。
みなさんも、「いじめ」は良くないこと、悪いことだと、十分に知っていますよね。それでも、大変残念ですが、日本中の学校でのいじめは、なくなっていません。毎年、いじめによる悲しいニュースが伝えられています。その度に、日本中の学校では、いじめについて考え、なくさなくてはいけないとみんなが言ってきました。じゃあ、どうしてなくすことができないのでしょう。

なぜ、いじめが起こるのか考えてみましょう。
一人ぼっちにならないために、グループをつくり、自分たちだけの居心地の良い世界をつくろうとする人がいます。そして、居心地の良さを守るために、自分たちにしたがわない人を攻撃するようになります。そうすると、いじめられる人が出てきます。その時、クラスの周りちは、いじめている人たちの顔色をうかがっ て、言いたいことも言えなくなってきます。ここで、クラスにいじめを許す空気がつくられてしまいます。そして、クラス全体が、そのグループの言いなりになってしまう。いじめには、このような仕組みがあります。

じゃあ、どうすればこの「いじめ」を世の中からなくすことができるのでしょうか。
まず、いじめをしないことが何よりです。しかし、いじめが起こってしまった時には、どうすれば良いのでしょうか。「いじめ」を見たときには、「やめろ」と、勇気をもって止めてほしいです。でも、「やめろ」って言ったら、「今度は、仕返しされるんじゃないか。」とか「みんなにかっこつけてると思われる。」とか思って、「やめろ」の一言が出せないこともあるでしょう。
じゃあ、自分で言えないときはどうしたらよいのでしょうか。そのまま、放っておいてよいのでしょうか。それは、絶対にいけません。先生に教えてください。「〇〇さんがいじめられています。先生、〇〇さんを助けてあげてください。」と伝えてほしいです。みなさんの中には,そんなふうに先生にこっそり教えるのは「ちくり」だと思う人がいるかもしれません。しかし、それは絶対違います。正しいことを大人の誰かに伝えるのは卑怯でも何でもありません。クラスの友だちがいじめられているのに、絶対に許されないことがクラスの友だちに起こっているのに、見て見ぬふりをしたり、知らないふりをしたりしている方がずっと卑怯だと思いませんか。
このようにして、クラスのみんなが声をあげることで、クラスにある、いじめを許す空気を打ち破り、そんな空気をなくしてほしいと思います。

朝日新聞の「いじめと君」という特集から2人の言葉を紹介します。
元プロ野球選手の村田兆治さんは、「自分では、ふざけて言ったつもりでも、相手は傷ついてしまうことがある。力で組み伏せたり、たたいたりすればなおさらです。相手には、遊びとは受け止められません。自分の言葉や行動が、どんなふうに受け止められているか、相手の様子を注意してほしい。そして、これはひどいことをしたのだと気がついたら、すぐ、あやまってほしい。それが勇気です。」と、言っておられます。
また、演出家の宮本亜門さんは、自分の体験を振り返り、「本当は嫌だったんです。けりたくはなかった。でも、みんなに「やめよう」とは言えないし、「自分はやらない」とも言えなかった。嫌だな、という気持ちにふたをして、笑いながら一緒にけった。あのときの嫌な気持ちは、今も消えていません。ひどいことをしているとき、心から楽しいと思っている人はいません。君が、だれかをいじめているとしたら、どこかで、そんな自分を嫌だなと思っていることでしょう。その気持ちにふたをして毎日をすごしているのだろうと思います。君には、勇気をもって、そのふたをあけてほしい。ひどいことをするのは嫌だと感じている君は、とてもかっこいいと思います。君の中にいる、そういう自分を大事にして、とても力のいることだけれど、いじめをやめる努力をしてみてください。君には後悔してほしくないからです。」と言っておられます。

また、もし、今、友だちに対していじめをしてしまっている人がいれば聞いてください。今すぐに、やめなければいけません。このまま、自分の心に嘘をつきながら、いじめを続けていくことは、絶対にやめなければいけません。そして、先生方に自分のやってしまったことを正直に話してください。そうすれば、これからどうすれば良いかちゃんと教えてくださいます。今の自分を守るために、自分に嘘をつき続けてはいけません。

「いじめ」をなくすために大切なことは、
1.いじめは心を傷つけ、命を奪うこともある大変恐ろしいものであることを知ること。
2. 困っている友だちの本当の気持ちを想像できる心を一人一人がもつことです。顔では笑っていても、心では深く傷つき悲しんでいることもあります。
3. そして、「いじめをしていることを絶対に許さない」という気持ちを一人一人の心の中でしっかりともつことです。
4. 「いじめ」をやめさせようと行動を起こすことが大切です。クラスで、学年で、加美北小学校全員の力で、いじめのない学校にするという強い気持ちをもち、いじめを許さない空気を作ることです。
今日、各クラスで、いじめについての学習をすると思います。一人一人が自分のこととして、しっかりと考え、自分の思いを自分の言葉で話して欲しいと思います。そのことが、加美北小学校にいじめを許さない空気を作ることになります。

いじめをなくすために、みんなでできることを一人一人がしっかりと考えてほしいと思います
    
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