中高とも、各教科で「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業、アクティブ・ラーニング型授業のあり方について研究を進めています。教師どうしで学び合いを深め、質の高い学びづくりに取り組んでいきたいと思います。中学校では全員の教員が研究授業を実施することになっています。今回はその1回目です。
本日(15日)、2時間目、2年B組で数学の研究授業が行われました(佐藤教諭)。単元は「連立方程式」です。今日は「連立方程式の解き方」について学びます。授業では教科書の流れに沿いながら、重要なポイントやキーワードをしっかりと押さえつつ、生徒の理解を丁寧に確認しながら進められていきました。連立方程式の解き方として「てんびん図」が活用されていました。これは授業者が数学教育の文献研究を通して教材化したものだそうです。言葉だけの説明では理解しづらい箇所を、手作りの「てんびん図」を使って説明していたため、大変わかりやすかったようです。途中で解き方について座席が近い生徒どうしが話し合う場面がありましたが、お互いに情報を交換・共有している姿を見ることができました。授業全体として統制がとれ、規律よく進みつつも、生徒に自由に話し合う場面もあり、めりはりのある授業構成となっていました。