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人権講演会が開催されましたー平和について考えるー

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本日(8日)の5・6時間目、多目的室で全学年対象の人権講演会が開催されました(PTA活動の一環として実施しました)。講師は「新聞 うずみ火」代表の矢野 宏様です。ジャーナリストとして、戦争に関する取材を続けてこられ、月一回の新聞の発行や執筆活動、講演活動等をしておられます。本日のテーマは「平和について考える」です。90分の講演の途中で「大阪大空襲」のDVD番組を視聴しました。番組は空襲を体験された、7名の方々の証言で構成されていました。お一人お一人の絞り出すような「語り」の中から、戦争の悲惨さが浮かび上がってくるのを感じました。「戦争は最大の人権侵害」といわれます。講演を通して、「戦争の記憶」をしっかり受け継ぐことの大切さを改めて気づかされるとともに、「誰もが生まれてよかったと思える社会にしていくために私たちはどのような責任を持つのか」について、深く考えさせられました。生徒たちは、90分の講演時間、集中をとぎらせることなく、真剣にDVD番組を視聴し、矢野様のお話を聞いていました。講演のあとは教室にもどり、気づいたことや考えたことをワークシートに書きました(写真右)。貴重なお話をお聞かせいただいた矢野様に深く感謝申しあげます。

じっくり観察、しっかり表現!!−分野別学習・芸術(美術・デザイン)分野−

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毎週木曜日の午後から、四つの分野(ものづくり〈理工〉分野、スポーツ分野、言語分野、芸術〈美術・デザイン〉分野の「分野別学習」が行われます。写真は本日(7日)の芸術分野の活動の様子です。写真は左から1年、2年、3年の授業の様子です。1年生は基礎造形実習室で「ピーマン」を観察しながら粘土で”ピーマン”を造っていました。2年生は立体造形実習室で、自分のかかとから下の「足」を観察しながら、粘土で”足”を作っていました。3年生はCG実習室で一眼レフで撮影した写真をパソコンを使って編集していました。生徒たちは、造形やデザイン、映像での表現について基礎的なトレーニングを積み上げてきており、たいへんレベルの高い作品を制作していました。観察眼も鋭く、みんなの真剣さがひしひしと伝わってきました!

大阪市立大学との連携を一層進めています(その2)

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昨日の「その1」の記事でもご説明しましたように、本校は大阪市立大学文学部教育学教室と緊密な連携を続けています。
そのような中、教育学教室より教員免許取得をめざす教職課程の4回生必修科目「教職実践演習」の授業に、本校教員がゲストティーチャーとして協力してほしいとのご依頼がありました。授業は11月14日〜1月23日までの各火曜日、5限目(16時30分〜18時00分)と6限目(18時15分〜19時45分)に開講され文学、理学、経済学、商学、法学、生活科学の各学部生と大学院生、約120名が受講します。
今年度は「『チーム学校』」と『学び続ける教員像』を問い直す―その意義と課題―」を全体テーマとして、咲くやこの花中高での教育実践事例を題材としながら、これまでの教職課程における学びを振り返りつつ、教師に必要とされる資質・能力について受講者相互に考えを深める授業が展開されています。
ご依頼を受け、本校の5名の教員が次の日程で授業を担当させていただくことになりました。
・11月28日 森 知史校長
 「咲くやこの花中学校・高等学校の概要」
・12月5日 川村 由美子教諭
 「主体的、対話的で深い学びを実現する社会科の授業づくり」
・12月12日 井寄 芳春教頭
 「教師が働く環境のデザイン」
・12月19日 井上 泰治首席
 「『産業社会と人間』における教科横断的な授業づくり」
・1月9日 田中 愛子教諭
 「効果的な進路指導を実践するために必要なことは?」
・1月16日 森 知史校長
 「咲くやこの花中学校・高等学校における『チーム学校』に向けた取り組み(総括)」

授業での、大学生や大学院生との積極的な対話を通して、本校の教育内容を批判的、多角的に見直す良い機会にしたいと考えています。

写真は12月5日(火)の川村由美子教諭の授業の様子です。授業では、学生が持ち寄った新聞記事を教材として活用しました。グループごとに、教育に関する複数の記事を比較・検証しながら、現代の教育課題について議論を深めていきました。学生の皆さんは、とても意欲的に授業に臨み、意見交換を進めていました。実際に対話的で深い学びを体験することで、これから求められる授業づくりのポイントを学ぶことができたことと思います。

大阪市立大学との連携を一層進めています(その1)

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咲くやこの花中学校高等学校は、開校以来、大阪市立大学と連携協定を結び、さまざまな教育連携を積み重ねてきました。とくに文学部教育学教室の先生方には、長年にわたり格別のご指導、ご協力をいただいています。
 そのような中、さる12月2日(土)に大阪市立大学高原記念館学友ホールにおいて「大阪市立大学教育学会 第7回大会」が開催され、プログラム後半で「新しい学校をつくる―大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校における10年の軌跡―」というテーマでシンポジウムが行われました。シンポジストとして、森 知史校長、井寄芳春教頭、元高校教頭の寺本圭一 大阪市教育委員会総括指導主事、元首席の栗本要人 大阪市教育委員会指導主事の4名が登壇しました。
はじめに森校長から「学校の概要と特徴」、寺本元教頭から「学校創立時の苦労と工夫」、栗本元首席から「進路指導、キャリア教育やアクティブ・ラーニングに関する実践例」、井寄教頭から「学校の現状と今後を見すえた取り組み」について、それぞれ意見提示があり、その後は、添田晴雄准教授の司会のもとで、参加者との質疑応答や意見交換が行われました。参加者からは学校経営の工夫や多様な生徒に対する指導方法等について、多くの質問があり、活発な議論が展開されました。
全国的にも例を見ない特色ある学校づくりの成果や今後の問題点等について、議論を深める貴重な機会となりました。大阪市立大学や大阪市教育委員会等との一層の連携を強化しつつ、得られた知見を今後の本校教育の深化と充実に活かしていきたいと考えています。

新聞を使ってポスターセッションを行いました―社会科・公民的分野(3年生)―

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写真は本日(5日)、3年B組の社会科の授業の様子です(担当は川村由美子教諭)。3年生の社会科(公民的分野)では現在、新聞を活用し、「持続可能な社会」に関する学習を行っています(全2時間)。最初の1時間で、「持続可能な社会」について関連する新聞記事を集めました。2時間目の今日は、班ごとに集めた記事を画用紙に貼り、内容を要約した上で発表します。発表の方法としてはポスターセッションの形式がとられていました。生徒たちは、新聞記事を提示しながら、考えたことを的確に整理し、解説していました。人に伝えることで読解力のレベルもよりいっそう上がっていっているようです。今まで学習してきた知識や新聞記事を活用することで、「主体的、対話的で深い学び」が実現しています。生徒たちは社会や世界のニュースについての関心がとても高く、意欲的に新聞を読み込み、自信を持って発表していました。ある生徒はノートに次のような感想を書いていました。
「……これらの問題は、良い、悪いなど簡単に決められることではないので、とても難しい課題なのだなと思いました。だからこそ、私たちが積極的に動いて、少しでもより良い社会をつくっていこうと思いました。」
本校は「NIE実践指定校」(3年目)として、各社から新聞の提供をいただき、それらを有効に活用した授業を展開しています。これからも新聞記事を通して考える力や社会・世界をみる眼を育んでいきたいと思います。

NIE:Newspaper In Education(新聞を活用した教育活動)

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