明後日の全校遠足で、南港中央公園に行きます。南港中央公園には、30年前の中津小学校の校庭(現在阪急中津駅前の中央公園)にそびえたっていた「元祖くすのき」が現在も存在しています。(写真6枚目:昭和63年当時の「元祖くすのき」)今回の遠足は、その「元祖くすのき」を見に行くのです。
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今日は、2時間目から4時間目まで、学年ごとに、くすのきや、他の樹木の話などを、学年の実態、興味・関心にそってお話してくださるゲストティーチャー(林さん)をお招きしました。
低学年は、クイズ形式で、中・高学年は実際に様々な葉っぱをさわったりしました。
〇くすのきは「常緑樹」なので、夏休み中に咲く小さい白い花はめだたない。
〇さくらは「落葉樹」なので、春に咲く花がめだつ。
〇箕面のもみじの天ぷらは、もみじの葉を1年間塩漬けにしてからあげている。
〇花の咲かない木は、「いちじく」
〇年輪のない木が、本校にも1本ある。
〇1本の木から違う形の葉がでる木(カクレミノ)もある。光庭にある。
〇「くすのき」は薬の成分が入っているので、強い香りがする。その香りは虫も嫌うので、虫がよりつかない。山の中でテントを張るなら、くすのきの下がよい。
〇江戸時代には、着物(綿)の虫食いを防ぐために、くすのきの成分を利用していた。
〇「くすのき」の葉のつけねの部分に「ダニ」の住める部屋があり、そのダニが葉の表面のゴミを食べるので、くすのきの葉はつるつる。でも、新芽がでてくると、その新芽をダニが食べに行くので、ダニを部屋を閉じ込めて、葉ごと落とす。
〇大阪市内の一番古いくすのきは、住吉大社で、樹齢1000年。(鹿児島には樹齢1500年のものもある。
短い時間で、本当にいろいろな話をしてくださった林さん、実は、「元祖中津くすのき」を旧中津小学校の校庭に植えた方の玄孫(孫の孫)です。
遠足の当日、一緒についてくださる予定です。元祖くすのきの前で、移植当時のエピソードなどをお話してくださいます。当日もよろしくお願いします。今日はありがとうございました。