<始業式>
　今日から新しい学年、学級がスタートします。まずは、「心機一転」してほしいと思います。「心機一転」とはどういう意味か知っていますか。「何かをきっかけにして、気持ちがすべてよい方向に変わること」です。まずは、気持ち(心)をリセットし、新しい生活を始めてほしいと思います。
　４月の当初、満開で大変美しかった桜も、今はすでにほぼ散ってしまいました（八重桜はこれからです）。桜の木は花が散ると、すぐに来年の春に花を咲かせる準備を始める。花が散るとやわらかな若葉を茂らせ、だんだんと葉の色を濃くし、木を成長させます。秋には、葉が色づき、やがて散る。桜の花のつぼみはその頃にはついていて、冬の寒い間じっと耐え、養分を蓄え、やがて来る春を待つそうです。そして、また次の春に美しい花を咲かせます。
　皆さんは、これから新しい１年を過ごします。桜の花のように、来年の今頃、自分にとってさらに成長し美しい花を咲かせるには、なにが必要なのでしょうか？　桜の木は来年の春に美しい花を咲かせるという目標に向かって、１年間準備をし成長していきます。皆さんも、しっかりと目標を立て、その目標を達成するためには何をしなければならないのかを考え、着実に実行していってほしいと思います。目標は、先のことでなくても、毎日１〜２時間勉強するんや！といったものでもかませません。ようは、継続することがとても重要だということなんです。
　さぁ、新たな学年が始まります。目標を定め、自分を育てる土づくり（こつこつ努力）をしっかりとやり、学習面でも学校行事でも、部活動でも大きな成果があげられるようがんばってほしいと思います。

　第３９回入学式
　４０期生のみなさん。ご入学おめでとうございます。今日から、君たちは大阪市立佃中学校のなかまです。勉強・クラブ・行事と、中学校ではいろいろな経験ができます。これから３年間、充実した中学校生活をおくりましょう。
　保護者のみなさま、お子様のご入学おめでとうございます。我々、佃中学校教職員一同おあずかりしたお子様を、素晴らしい佃中生になるように努力してまいります。これから保護者のみなさまと手をたずさえ、いろいろな場面でご協力もいただきながら、子どもたちの成長を見守りたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。