第70回入学式
続いては、学校長式辞、PTA会長祝辞、そして生徒代表による「歓迎の言葉」です。
第70回入学式
新入生代表の「喜びの言葉」、一学年所属の先生紹介、そして保護者代表の方のお話となりました。
第70回入学式
最後の例の後、新入生は、退場いたします。後に保護者の方向けへの連絡事項となりました。
第70回入学式
入学式終了後、保護者の方向けに、PTA会長、元気アップ委員長、そして生徒指導主事、学年主任から、説明がありました。
次は9日の始業式です。 生徒の皆さん、お待ちしています。 第70回入学式
平成30年度 入学式 式辞
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 皆さんは、今日から中野中学校の生徒です。教職員一同、心から歓迎します。 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、心よりお祝い申し上げます。小学校での感動の卒業式から二週間、真新しい標準服に袖を通したお子様の姿に、 感慨もひとしおの事と推察申し上げます。 また、ご来賓の皆様方には、いつも本校教育にご支援ご協力いただき、ありがとうございます。「地域の学校に学ぶ、地域の子どもたち」の健やかな成長のために、今後ともなにとぞご尽力賜りますようお願い申しあげます。 さて、新入生の皆さん、皆さんは、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を知っていますか? 「モナリザ」の作者で有名ですね。 彼は約500年前、日本で言えば戦国時代の、イタリアの芸術家であり、また、建築技師や哲学者や解剖学者でもありました。 彼の残した言葉に 『この世は、学びたいことであふれている。』という言葉があります。 彼は、山や平地、泉、川、都市、建築物、そして人が使う道具、衣装、美術など、あらゆる物から意欲的に学んだことで「万能の人」とよばれるようになりました。 皆さんの多くは、卒業式で夢を語り、中学生になったら「勉強を頑張ろう」「部活動を頑張ろう」 それ以外にも、一人ひとり 頑張ろうと考えていた事があると思います。 一つの事を極めることも大事なことです。しかし、今の段階での可能性は無限です。自分が苦手だと思い込んでいる事が、ひょっとしたら大好きになるかもしれません。可能性の芽は、まだ発芽していないのかもしれません。なので皆さん、今は、レオナルド・ダ・ヴィンチ のように、あらゆる物に興味を持ち、意欲的に学んでいってください。 中野中学校の先生達は、皆さんの「学び」を心から応援し、力を注ぎます。期待していてください。 そして いつか、高く、広く、大きな夢を見つけてほしいと思います。 また皆さん、私は毎年四月一日に楽しみにしているものがあります。それは日本経済新聞に掲載されます、ある会社の新社会人に対するメッセージ広告です。今年もとても良い広告でした。このメッセージを中学生向けに少し変えて、入学式の式辞にさせていただきます。 高く、広く、大きな夢を持て。 入学おめでとう。 今日、君はどこの学校で、中学生のスタートを迎えただろうか。 どんな学校であれ、そこが君の出発点だ。 君は今、自分の将来の姿が想像できるかい?それはできやしない。誰だって皆そうだったんだ。君が、どんな成績であれ、いかなる国の人であれ、今日の出発点では、皆が平等に立っていることを覚えておいてほしい。 君たちは皆、素晴らしい何かを獲得できる可能性を持っている。 それがこの国の、この社会の、自由で、ゆたかな可能性なんだ。 ひとつアドバイスをしておこう。 今、何かを獲得し、胸を張って汗を流している先輩たちは、百人が百通りのやり方で道を見つけ、歩いているんだ。 ただその人たちには、ひとつの共通点があるんだ。 それは、日々見上げている山が、乗り出している海原が、他の人より高く、広く、誰よりも大きい夢を抱いているということだ。 若いくせに大きなことを口にして・・・そんな事を言う連中は放っておけばいい。 笑われてもいい。失敗してもいい。失敗の中にこそかがやくものはある。 最後に覚えておいてほしいことがある。君の夢は人の役に立ちますか。皆を幸福にできますか。自分だけはイイなんて夢は卑しいんだ。 明治の時代、若き一人の男が言った。「やってみなはれ」そう、まずやってみよう。 その瞬間、夢は夢でなく、君の道となるだろう。 山は雲が、海は波が、辛い試練を与える。 でも疲れたら夕暮れ、ほっと一息つけばいい。 まぶしい明日に乾杯しよう。 奇しくも今日は第70回入学式、皆さんは第70期生です。記念すべき年に入学した皆さん、これから3年間、1000日。ここ中野中学校で、大いに、授業で、行事で、クラブで交わり、一人ひとりの違いを尊重しながら、素晴らしい夢を獲得してください。 あらためて入学おめでとう。これから共に学んで行きましょう! 平成三十年四月四日 大阪市立中野中学校長 山本哲哉 |