「いじめについて考える日」校長講話 全文
さきほど、生徒会主催の「いじめに関する標語」を各クラスに考えてもらい、表彰したところです。
ゴールデンウィーク明けの体も頭もシャキッとしていない時に『いじめについて考える日』というのも、話の内容としては重いのですが、なぜこのような日が設けられているのか、から考えることも重要かと思います。それは言うまでもなく、この地球上から「いじめ」がなくならないからですね。なぜなくならないのか、また、「いじめ」とは何なのかを今から少しの時間ですが一緒に考えていこうと思います。 話は少しそれますが、校長先生はこのゴールデンウィークの間に高校時代の友だちとプチ同窓会をしました。友だちの中には優秀な者もいて、弁護士のなっている人もいます。その友だちに、「ゴールデンウィーク明けに生徒の前で『いじめ』について話をしなければならない」という旨の話をしました。ちょうどいい機会だったので具体な話を聞いてみたところ「押したり、突いたりしたら暴行罪、それでケガをしたら傷害罪だ」。「SNSや掲示板に悪口を書いたりしたら名誉棄損や侮辱罪。学校ではあたり前のことも、社会では犯罪やわな」「じゃあ、『死ね』や『殺す』というのは?」「微妙な部分もあるけど脅迫罪だな」という、やり取りをしました。 そうなんですね、「いじめ」と言ったらなにか違うように聞こえますが、社会では犯罪であり、日本国憲法に定められている『基本的人権』の侵害にあたるのです。最近での「いじめ」でも自殺に追い込まれてたのではないかという事件もありました。だれがどんな権利があって、他人を絶望に追いやって自殺させることができるのですか?だれもそんな権利はありません。あかんことはあかんのですよ。 「いじめ」はいけないことだと、だれもが言いますよね。でも、いじめられる方にもなにかあるからいじめられても仕方ないんだとは考えていませんか?それもおかしな話です。みんなそれぞれ顔が違うように考え方や行動も違うのです。違うことでいじめられるのなら、今度はあなたがいじめられても、仕方のないことになるのではないですか?そんなことはありえないし、そんなことは絶対におかしいのです。許してはならないことなのです。 もう一度言いますよ。あかんことは絶対あかんのです。 「いじめ」はなかなか、なくなりません。でも、防ぐことはきっとできますよ。残念ながら、いじめる側の子がいたとしても、グループが学級が学校全体が「いじめは許さない」という空気を出していたら、いじめる側の子もいじめるのをためらうはずです。それでも、ダメなら、先生を頼ってください。誰でもいいから話せる先生に言ってきてください。校長先生をはじめ、長吉西中学校の先生方は「いじめ」は絶対許しませんから。 いじめについて考える日本校では、いじめのない安心・安全な学校づくりをめざし、生徒会も一緒に取り組んでいます。地域・保護者の皆様におかれましても、安心・安全な学校づくりに引き続きご協力賜れば幸いです。よろしくお願いいたします。 サッカー公式戦古代市にて全校集会 校長講話【要旨】
おはようございます。暑くなりまたね。ゴールデンウィークの狭間です。昨日の今頃はまだ寝ていたのではないですか?いつも起きている時間より1時間ほどの遅起きならいいですが、それ以上はリズムが狂いますからやめましょう。
さて、今日はうれしいニュースからです。当たり前と言えば当たり前なんですが、この中に財布を拾って、交番に届け出た4人グループがいます。財布を落とした人が、わざわざ学校にあいさつに見えられて、感謝の言葉を述べられて帰られました。昨年、歩道を横に広がって歩いて、苦情があった話もしましたね。あれも、個人の名前ではなく「長吉西中学校の生徒」というくくりでした。今回はいいお話でしたが、どちらにせよ君たちは長吉西中学校を背負っているという自覚を持ってほしいと思います。 もう一つ、ここまで「学習環境を整えよう」ということと大きな目標を掲げてそれを達成するために中目標をそして、それを細分化してのスモールステップを達成していこうと話をしました。今日は最後になりますが、そのスモールステップを達成できたら「自分にごほうびを」あげようということです。それはなにも、何か買うということではなく、「これができたら15分だけスマホをさわろう」というものです。気分転換も必要ですし、時間を守って自分にプチごほうびをあげてみてはどうでしょうか? |