全校集会での講話(9月25日) −主体的、対話的で深い学び−
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。秋分の日をはさんで前後三日間がお彼岸です。暑かった夏から、季節は秋へと移ろいます。この時期はスポーツ、芸術、学問等に適した季節といえます。一方で寒暖差が大きく体調をくずしやすい時期でもあるので注意しましょう。
さて、今日は「授業」についてお話をします。先週、水曜日の6時間目、1年生と3年生の全学級で研究授業を行いました。目的は、おたがいに授業を参観しあって、授業をよりよくしていくためです。放課後には先生方が集まってそれぞれの授業の検討会を行いました。横堤中学校の生徒10か条の第一番目は「授業を大切にする」ということです。「授業を大切にする」ことは、「授業が始まるまでにきちんと準備をすること」「先生の指示や説明をしっかり聴くこと」「出された課題に真剣に取り組むこと」です。どの授業でもみなさんは授業に集中し、課題に取り組んだり、話し合ったりして、意欲的に学ぶ姿に接することができました。 研究授業では「主体的、対話的で深い学び」をテーマとしています。主体的な学びとは「自ら積極的に学び、考える」ことです。対話的な学び、ということは「人とともに学び、考えを交換し高め合う」ことです。このことによって「学びや考えを深めていく」ことを大切にしたいと思います。学ぶことは「知識や技術を身に付けること」と「考えて、判断したり、表現したりすること」を同時に進めていくことです。知識や技術を身に付けることと、それらを使って問題を解決したり、考えたことを人に伝えたりすることです。この二つは両方が大事なのです。 論語に「学びて思わざれば(思う=考える)、すなわち昏し、思いて学ばざれば、すなわち危うし」という言葉があります。2500年も前に生きた孔子の言葉です。孔子が伝えた言葉は現代も生き続けています。 「主体的、対話的で深い学び」はこれからの時代、ますます重視されていきます。必ずしも、正解が一つではない課題に対して、情報を集め、選択し、より的確な判断をする必要が数多くあります。 「横堤中学校」の校訓は「自主・協同・忍耐」です。「自主」は「自ら」ということ、「協同」は「人とともに」ということ、「忍耐」とは「辛抱強く」ということです。「主体的、対話的で深い学び」と深く重なっています。 これから秋が深まっていきます。読書や勉学に適した季節。一度、自分の学びを振り返ってみる機会にしてください。 練習試合が行われていました。卓球部の活躍!この大会は毎年、小さい頃から卓球を続けているクラブチームの生徒が上位を独占しますが、そんな中、本校の中島さんが3位に入賞しました。 第1シードのトップ選手に大金星をあげるなど、大活躍でした。 大阪市秋季総体 卓球部保護者の方々、試合に出られない1・2年生の男女のたくさんの応援のおかげで、ここまでこれました。応援の力の大きさに感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。 このチームは周りの仲間、保護者、先生方のサポートで、ここまで成長できました。今後は新チームになり、また心機一転頑張りますので、ご支援、ご協力よろしくお願いいたします。 タブレット端末を活用した授業が行われました―1年・国語― |
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