入学式式辞(要約)
例年になく暖かい日が続き、中庭の桜も葉桜となってしまいましたが、その青葉が目にも鮮やかな季節となりました。
今日、このよき日に、本校の門をくぐられた新入生の皆さん、本当にご入学おめでとうございます。 また、本日、本校第51回入学式を挙行致しましたところ、ご来賓の皆様には、早朝よりご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚くお礼申しあげます。 さて、新入生の皆さん、あらためまして、ご入学おめでとうございます。 皆さんは、この入学式より、いよいよ中学生としての第一歩を踏み出すことになります。小学校での6年間の生活で、いろいろな力を身につけてきたと思います。小学校で学んだ成果を生かし、さらにその力を伸ばしていく3年間としてください。 そこで、私は、君たちが中学生になるにあたって、チャレンジしてほしい,三つのお願いがあります。 一つめは、「あいさつ」を自分から積極的にしよう、ということです。これまでも本校は「あいさつ」することを大切にしてきました。あいさつは新しい人間関係を構築して,自分を成長させるツールの一つであり、なによりもコミュニケーションの第一歩であるということを知ってください。本校は三つの小学校からの児童が集まっています。あなたの隣の席の人は今日まで知らなかった人かもしれません。出会いを大切にしてほしいのです。そこであいさつのポイントです。自分から声をかける。大きな声で、できれば相手の顔を見てしっかりとあいさつをしてみてください。 二つめは、部活への参加です。本校は非常に部活動が盛んです。大阪市の中でもこれだけの部活の数を誇っているところは少ないと思います。中学生になるにあたって、自分の可能性を広げるためにいろいろなことにチャレンジして欲しいと思っています。その選択肢の一つとして部活にぜひ入部してほしいと思います。 最後の三つ目です。それは学校に通う大きな目的はしっかりと勉強することです。小学校でも勉強は大切だと習ったと思います。しかし、勉強時間を増やしても効果があるとは限りません。そこには,正しい努力が必要なのです。先日終わった冬季オリンピックにおいても、女子のカーリングやスピードスケートで結果を残せたのは、選手の頑張りももちろんありますが、コーチの世界基準の教えがあったことを忘れてはいけません。これを勉強に置き換えてみると、選手が君たちでコーチは先生方です。中学校は教科によって先生が変わります。より専門的な教えを学ぶことができます。授業を大切にすることが第一です。そしてそれだけでなく自分からすすんで先生に勉強の仕方を含め、教えてもらいましょう。良いコーチのもとで君たちの無限の可能性を開花させてください。 最後になりましたが、保護者の皆様、お子さまのご入学おめでとうございます。 本日から、卒業までの三年間、子どもたちが心身ともに健全に、楽しい学校生活を送れるように努めてまいります。しかしながら、学校だけでは、その目標が達成できるものではありません。保護者の皆様と学校が子どもを育てる大人の責任として、協力し合うことが何よりも大切だと思います。 あわせて、ご来賓をはじめとする地域の皆様のお力添えも得まして、学校・保護者・地域の三者が一体となってこそ、子どもたちの健やかな成長が実現するものと考えております。どうかよろしくお願いいたします。 本日の入学式にご臨席いただき、新入生を温かく励ましてくださいました、すべての皆様に、感謝とお礼を申し上げまして、私の式辞といたします。 平成30年4月3日 大阪市立長吉西中学校長 福井 司 入学式
快晴の中、4月3日に本校第51回入学式を挙行いたしました。新たに139名の新入生を迎えることとなりました。
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