0いるの?いらないの?めあてを持った子どもたちは、グループになって話し合いを始めました!8グループ中、1つを除いてみんなが0を消すのはおかしい!と訴えます!「小数点以下で最後にある0は消せるけど、これは無理!」「0を消しちゃうと、8.45になってしまうからダメ!」とグループの考えをまとめて、前に出て発表します!先生は唯一の0を消すグループに「反論用意しておいてよ。」と半ば味方かのようにエールを送ります。そして、0論争が勃発しました! 違う!違う!今日の学びは「小数のしくみを調べよう!」です。先生が黒板に問題を書きます。0.483+7.562=?「だれか前に書きに来て?」そして、8.045と書きました。みんなが「いいでーす!」と反応します。田中先生が「他に!違う意見の人?」と聞くと、男の子が0に斜めの線を入れたんです!(写真参照)すると、みんなが「違う!」と声に出しました!そこで間髪入れず先生は、「よし!今日のめあてが決まり!」と言って、黒板にめあてを書きました。「この考えはどこをもとに考えているのか?」と、ここから学び合いが始まるのです! みんなで伝え合うの!田中先生はまず教卓を静かに脇によけました。それは子どもたちとの境をなくしたのです。子どもたちとの行き来を開放することで黒板前に子どもと学べる空間をつくります。次に連想ゲーム!お題の言葉から、連想することを自由に発表します。はじめ子どもは先生に向かって発表しました。すると、先生は「僕じゃない!みんなで伝え合うの!」と自分の存在を消そうとします。こうして少し互いの距離を縮めた教室で、いよいよ算数の学びが始まりました! どこにあの子立ってるんだろう?授業で答えを間違った時、「違うよ!」「間違ってる!」と言うだけで終わるのでなく、「あの子はどう考えたのかな?」と違う意見の友だちの考えに立ってみること。そのことで相手のことを思ったり、自分の考えとの違いに気づいたりする。それがまさに「どこにあの子立っているんだろう?」なのです。 今日は信州大学付属長野小学校の田中先生に4年生で「学び合い」の飛び込み授業をしていただきました。「わからないことは、すてきなこと」と黒板に書く田中先生。はじめて出会う子どもたちとの真剣勝負が始まりました! 学び合ってます!8 |
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