全校集会での講話(1月15日) −「自立する18歳」に−
昨日は成人の日でした。今年も多くの人たちが、成人のお祝いの式典に参加していました。約125万人の20歳の人たちが「新成人」として大人の仲間入りをしたことになります。成人式は、お祝いの場であり、感謝する場であり、新たな出発の場です。何よりも「決意の場」です。成人された人たちは、一人ひとり新たな決意をされたことと思います。
さて、昨年の6月。民法という法律が改正され、2022年4月1日に、18歳と19歳の人が成人になることはみなさんも知っていることでしょう。現在、3年生の皆さんは、2022年、今から3年後の4月1日に同時に新成人となります。1・2年生の人は18歳になった時点で成人となります。法律では明治より約140年、日本の成人年齢は20歳と定められてきました。 成人に達したら法律上、何が変わるのでしょうか。例えば、「一つはひとりで契約ができること」「親権に服することがなくなること」等があげられます。大人と同様の契約を結ぶ権利を得ます(飲酒や喫煙は健康面の影響から20歳以上と、現状維持になります)。 このように選挙権や民法上の大人が18歳以上に引き下げられる目的は、18歳・19歳の若者の自己決定権を尊重し、政治参加を促すことにあります。18歳といえば、多くは高校生です。すでに世界の多くの国々では、成人年齢は18歳となっており、日本でも選挙権は18歳以上になっています。成人年齢が2年早まったに過ぎませんが、この2年間の意味はとても大きいと思います。 今後、日本では高校生から「大人」として扱われていくということです。その最初が37期生(中学3年生)ということになります。これから問われていくのは、「どういう18歳になっていたいか?」ということではないでしょうか。高校生で成人になる、大人になるということは、高校生や中学生はその準備をする時期という意味合いもよりいっそう強くなっていきます。教育内容も変わっていくことでしょう。「自己決定権」は自分で決定するために権限が増えることですが、責任や義務の範囲が増えることでもあります。 大切なことは「自立すること」だと思います。ある国語辞書によると、自立とは「他人に依存することなく、自分自身の判断に基づいて責任をもった行動をとること」とあります。とくに大事なことは「自分自身の判断」だと思います。正しく判断をするためには、確かな知識や豊かな経験が必要です。今、みなさんが勉強しているのも正しく判断するための「座標軸」を確かなものにするためだと思います。 これから、大人になること、自立することについて考えるとともに、自立に向けて準備をしてほしいと思います。 社会科の"まとめノート"が掲示してあります中学生チャレンジテスト(1・2年生)と第5回実力テスト(3年生)が行われました3年生は第5回実力テストが行われました。実力テストとしては今回が最終となります。みんなよく頑張りました! 図書館も新春ムードいっぱいです♪ベルマークの回収をお願いいたします |
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