修了式を行いました生徒会の認証式、賞状伝達のあと、校長先生から卒業した3年生からのメッセージが発表され、新しい長吉西をみんなで築いていくことの大切さについてお話をいただきました。 教室に戻り、通知表を受け取り、1年間使った教室に別れを告げました。 4月からは、新たなスタートと各自の目標に向かって前進していきましょう!! 平成31年度前期生徒会選挙が行われました立候補者・応援演説者が、自信を持って演説を行い、在校生にアピールを行いました。結果は即日発表され、正門玄関に結果が掲示されましたが、認証式が雨の都合で延期が続き、修了式に行われました。新しい生徒会役員のみなさんは、少し緊張の面持ちで認証状を受け取り、新しい改革を行う熱い決意を述べてくれました。 今後のみなさんの活躍に期待すると共に、代表をみんなで支えていく「チーム長西」にも期待しています。 第49回卒業証書授与式を挙行しました天気に恵まれ、厳かな中にも温かみを感じる素敵な卒業式でした。卒業生の唄声がすばらしく、男女のハーモニーや声の強弱をつけた最上級生らしい素晴らしい歌を披露してくれました。 今日この日を迎えるために、ご尽力いただきましたPTAのみなさま、地域のみなさまに心より感謝申しあげます。ありがとうございました。 第49回卒業証書授与式【式辞】
第49回卒業式を行いました。校長の式辞全文を掲載します。
式 辞 49期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。中庭の桜の芽も膨らみ、陽ざしにも春の訪れを感じる、この佳き日に、大阪市立長吉西中学校を、巣立っていく皆さんに、教職員を代表して、心からお祝い申し上げます。 また、本日、本校第49回卒業式を挙行致しましたところ、ご来賓の皆様には、公私共ご多用の中、早朝よりご臨席賜り、巣立ちゆく生徒の門出を祝福していただき、誠にありがとうございます。高いところからではありますが、厚くお礼を申しあげます。 そして、何よりも今日の日を楽しみに待ち望んでこられました、卒業生の保護者のみな様にお祝いを申しあげます。 みな様には、長い間、本校教育の推進にご理解とご協力を賜り、ありがとうございました。今後も、本校が、地域の学校として、より良い教育が推進できますよう、変わりないご支援とご協力をお願い申しあげます。 ただ今、209名の生徒に卒業証書を授与しました。 卒業証書を受け取るその顔は、卒業するにあたっての不安をいだきながらも、その瞳は、未来を見つめ、輝いているように見えました。 新たな生活に向かって旅立つみなさんに心よりお祝いを申しあげます。 さて、卒業生のみなさん、この3年間に多くのことを学び、また、多くの体験をしてきたことと思います。私自身が校長として赴任しての最初の大きな行事である入学式で初めて君たちに対面しました。そういう意味でも、非常に印象深い学年であったわけです。そして、多くの場面で君たちの頑張っている姿を見てきました。 一泊移住も一緒に行きましたね。また、無理を言って「社会科の授業 大仏開眼」をさせてもらいました。その時は、私が久しぶりの授業にもかかわらず暖かく迎えてくれましたね。そのほかでも授業に真剣に取り組む姿や部活動での活躍や修学旅行での君たちの楽しい様子などを目の当たりにしてきました。 その中でも、体育大会では、最上級生としてのプライドをかけて各種目に取り組みました。特に、面接練習でも、多くの人が「大変だったが、それがあったからこそ団結できた」と答えていた、学年競技である「ムカデ競争」では、協力し合うことの難しさを学び、その困難を乗り越えた時の喜び、感動が素晴らしいものであることを、実感したと思います。 協力することにより、自分のため、みんなのために、全力を出し切るという体験は、これからの人生において、大きな自信となることでしょう。 ここで、卒業に際して、君たちにはなむけの言葉を贈りたいと思います。 それは、「正しい努力をすれば、おのずと成功の扉は開かれる」という言葉です。 これまでも全校集会などで折に触れ、これに関連した話をしてきたつもりです。 一例として、ピョンチャンオリンピックのスピードスケートやカーリング種目は、良いコーチがいて、そして選手がその教えを理解して、努力したからこそ、あのような素晴らしい成績を収めることができたのです。ぜひともエビデンス-科学的根拠に基づいた「正しい努力」をしていってください。 さて、この式辞を作るに際して、昨年の卒業式式辞を読み返してみました。そこでは、「AI時代の到来」のお話をしました。内容は、AIに負けない能力を身につけることの重要性を説いたのですが、それは具体的には、どういうことなのか、もう少し伝えたかったという思いが残りました。この、一年、その答えをと探していたところあるテレビ番組に出会いました。それは、「ロボットは東大に入れるか(東ロボ)」プロジェクトで知られる人工知能(AI)の研究チームが「AIは東大入試を突破できない」という結論に達したという内容のものでした。 囲碁の世界や将棋の世界では、もう人間を太刀打ちできないところまで追いつめたAIが、なぜ東大入試に合格できないのでしょうか。 それは「読解力」の差でした。そして、どのようにプログラミングしても、AIは「読解力」を伸ばすことができないと判断されたからです。 その結果、この研究チームは東ロボプロジェクトをやめて、これからは生身の子どもが「読解力」を身につけるためにはどうしたらいいのかという、プロジェクトを立ち上げると研究主題の変更を決定しました。 これらのことから導き出されるのは、これから人間がAIに立ち向かって行くには、「読解力」を身につけ伸ばしていくことがとても重要であるということなのでしょう。 しかしながら、読解力を身につけるということは、そんな簡単なことではありません。少なくとも、AIが不得意な「推論」「イメージ」「具体例」の三分野のスキルを上げることが重要です。そして、それは何よりも、やみくもにやるのではなく、「正しい努力」をすることが絶対条件なのです。 お別れの時が近づいてきました。 卒業生のみなさん、まずは前を向いて歩いていってください。しばらくの間は振り返らずいろんなことに挑戦してください。 そして、そして、どうしても思い悩んで、くじけそうになったときは、中学校を訪ねてください。長吉西中学校は、いつまでもみなさんの母校なのですから。 卒業生の前途に、幸多かれと祈り、この49期生に関わってくださったすべての方々に感謝を申しあげ、式辞といたします。 平成31年3月14日 大阪市立長吉西中学校長 福井 司 卒業式にむけて受験が終わった3年生のみなさんは、連日式の練習を行っています。卒業する3年生のために、今日は在校生で大掃除を行い、会場の準備を行いました。 明日は、天気に恵まれそうです。素晴らしい卒業式になることでしょう。 |
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