答えを持たずに!ある塾の先生が授業の前に今の気持ちを子どもたちにたずねました。すると子どもたちは「学校で叱られて、へこんだ」「今、やる気ない」など、さまざまな答えが返ってきました。先生はその子どもの声を「そうなんだね」と聞き、言いたいことが出尽くすと授業を始めました。 これは「クリアリング」という手で、ポイントは否定も肯定もせず、受容することです。相手が言いたいことを全部話したと感じるまで続けることです。この時間があることで、子どもたちの感情が落ち着き、集中力が増すのだそうです。 私たちは、つい子どもの気持ちを聴かないうちに安易に励ましたり、アドバイスをしたりしがちです。しかし、気持ちを受容してもらうだけで子どもは安心感を覚え、落ち着いて前向きに考えられるようになるのではないでしょうか。また、話を聴いてもらったという満足感も、子どもを目の前の課題に取り組む気持ちにさせるのです。 桜小学校のめざす大人のひとつ!「子どもから学ぶ大人」にとって必要なこと、それも受容すること!さらに「子どもの声にならない声を聴くこと」です。まさにこの「クリアリング」ですよね!子どもが相談してきた時に、「答えを持たずに」傾聴してみませんか? 実行あるのみ!みなさん!週末はいかがお過ごしでしょうか?桜の季節も終わり、汗ばむ季節となりました!今日は快適なお天気の中、修学旅行の下見に和歌山白浜方面に行ってきました。子どもたちの「3つの風船」を大きく膨らませることのできる修学旅行をつくります! さて、新年度が始まって3週間が経とうとしています。子どもたちは概ね元気に学校生活を過ごしています。ただこの季節になってもまだインフルエンザの波が止まっていません。どうぞ手洗いやうがいの励行を忘れないでください。 学校では今年度の目標の中に、「手洗いの徹底」を掲げています。「自分の体は自分が守る」「となりの人の命を大切にする」実行あるのみです! 無題先程の続編で、同じく東京大学名誉教授・白梅学園大学名誉学長の汐見稔幸先生のお話です。 これからはAI(人工知能)時代になっていきます。だからこそ、コンピュータが考えられない感性や思考力が重宝されます。親は子どもが絵を描いているときに、「なんで葉っぱを赤で描くの?夏の葉っぱは緑でしょ」などといった声をかけるのではなく、「どうしてこう描いたの? 教えて!」と聞いてみたり、「おもしろいねー」と共感したり。その子のこだわりを否定せずに認めてあげることが大事です。また、「ママはこう思うよ。あなたはどう思う?」というある意味対等な会話をすることです。そうやっていくことで、子どもも一生懸命考え、必然的に思考力が伸びていきます。 思考力があれば、AI時代も生きていけます。面倒なことはAIに任せ、我々は楽しめばいいのです(笑)。 そういう時代になるのであれば、機械ではできない発想のおもしろさやこだわりを大事にしたいですね。 まさにその通りだと思います。もし、労働力をAIが賄う時代となり、ベーシックインカム(最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策)が実施されれば、「生きる意味」や「生きる目的」を一人一人が自分ごととして、しっかりと考える感性や思考力が必要となります。まさに、「自分で考え、自分から動く」!この力が必要です! 目に見えない力!東京大学名誉教授・白梅学園大学名誉学長の汐見稔幸先生の家庭でできる「非認知能力の伸ばし方」についてのお話です。 「非認知能力」とは、決められたことを粛々とこなすのではなく、生活の中で工夫する体験や、遊びの中で育むことができるスキルです。たとえば、遊びの手順を考える、試行錯誤する、没頭する…これらの 体験は、すべて「非認知能力」を伸ばすために役立ちます。また、子ども同士で相談したり、頼ったり、頼ら れたりする体験も、社会性やコミュニケーション力、対人関係力などに結びつきます。日常の遊びや生活の 中で伸ばしていける力なので、子どもと丁寧に会話したり、一緒になって遊んだり、何かものを作ったりす る体験をたくさんすることがおすすめです。 「非認知能力」は「目に見えない学力」です。点数など「目に見える学力」も大切かもしれませんが、それ以上にというか、その根本にはこの「目に見えない学力」が大切になると思います。桜小学校のめざす3つの風船も、この「目に見えない学力」です。どうぞ、ご家庭でも「自分も人も大切にすること」「自分で考え、自分から動くこと」「失敗を恐れずに、チャレンジすること」を常に意識してほしいです。 つながる楽しさ!リーダーは歴史を学んでいます!古来から続く足跡を衣食住などから紐解いていきます!歴史のおもしろさは、今につながっているということです。昔のことを学びながらも、今につながることが面白いところです!どんどん学ぶ意欲を高めましょう! |
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