主体的な学び!

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令和元年5月5日(日)ホリデーコラム18
「学校に頼らなければ学力は伸びる」(山本崇雄 著)より、その2

ボクが問題にぶっかった時もそうだけど、生徒たちが迷っているのが見えた時は、いつもここに戻るように指導しているんだ。その1つが「習慣を変えるwith」

キミにも経験があると思うけれど、一度身についた習慣を変えるのは簡単なことではないだろう。
社会人で言うなら、毎晩お酒を飲んでいる人が禁酒したり、長年タバコを吸ってきた人が禁煙したりするのもかなり大変らしい。
キミたちの世代だと、勉強の習慣がなかなか身につかないことが大きな悩みになっている中高生は大勢いる。実際は、本人よりもむしろ親の悩みかもしれないけれど。いずれにしても、「勉強しない習慣」を「勉強する習慣」に変えるには、勉強の時間を生み出す小さな工夫を積み重ねるのが一番有効だ。
環境微生物学の研究者で理科教育や大学教育にも熱心な元首都大学東京教授の松浦克美先生は、「毎日、宿題をやる他に10分でいいから、自分のためのべんきょうをする」ことを推奨している。
つまり、宿題のような「受け身の勉強」だけでなく、自分で何をすればいいかを考えて、それについて10分でも勉強することが、自律した学習者になる一歩でもある。
「やらされる勉強」から「やりたい勉強」へ移行すればいいんだ。

まさしく「自主的」な勉強から「主体的」な学びへのシフトチェンジですね。

ともに学校をつくるために!

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令和元年5月5日(日)小国先生の感想

昨年度より桜小学校の学校づくりにご指導いただいている東京大学大学院教授の小国善弘先生から先月末来校された時の感想が届きました!

南港桜小学校の先生方

 先日は授業を見学させてくださり、ありがとうございます。全体として、子どもを大事にしようという先生方の思いが伝わってくる授業が多かったような気がします。
 しんどい子どもが大切にされる教室へと南港桜の先生方の教室が変わってきているような全体としての印象を持ちました。

<全体の感想>

三つの風船の話を校長先生からうかがいました。
・「自分も人も大切にする」子どもを育てようとしたら、「自分も人も大切にできる」教室を大人が保障しないといけないのでしょう。そうなると、「自分のこともできていないのに人の世話を焼いてはいけません」なんて、大人が言ってはだめだということですよね。友達同士のかかわりをたくさん増やすことも重要でしょう。
「失敗を恐れずチャレンジする」子どもを育てるのは、「失敗を楽しみ、失敗から一緒に学ぶことのできる」教室を保障しないといけないわけですね。
「自分で考え、自分から動く」子どもを育てるには、すべて指示しているようではだめなのだろうと思います。

・そうすると、先生が子どもが正しい知識を獲得できるように教えることも大事だとは思いますが、子ども同士で、いろんな試行錯誤ができる時間をどのように授業の中に取り入れるのかということが大事なのだろうと感じます。

・では、そのためになにができるのか。そんな挑戦と学び合いが先生方のなかで深まっていくと素敵だなと思います。「失敗を恐れずチャレンジする」子どもを育てるためには、失敗を恐れずチャレンジする教職員の集団が必要ですよね。そんな先生方の学びの姿を次回はぜひ研修の場で見せていただけたらと感じています。

・今回見せていただいたクラスは、感想をきちんと書けなかったクラスも含めて(ごめんなさい)、すべて素敵な子ども、素敵な先生たちの学級でした。次回改めてお目にかかる機会を楽しみにしています。

小国喜弘

今年度の研究テーマである
「子どもが学ぶ、子ども同士が学び合う」授業研究に向けて、一人ひとりが当事者意識を持って挑みます!そのためにも小国先生とともに学びましょう!いい意味で小国先生を利用しましょう!すべて「自分で考え、自分から動く!」です!

許せる自分!

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令和元年5月4日(土)ホリデーコラム17
「学校に頼らなければ学力は伸びる」(山本崇雄 著)より、

ボクが問題にぶっかった時もそうだけど、生徒たちが迷っているのが見えた時は、いつもここに戻るように指導しているんだ。その1つが自分を許す「Forgiveの精神」
Forgiveは「許す」という意味の英語だ。そもそも、キミたちは一人ひとり違ったスピードで成長しているから、成長の度合いはそれぞれ「違っていい」はず。ところが、われわれは年齢によって「できるはずのこと」「できないこと」について多くの思い込みにとらわれがちだ。
例えば、算数の九九が小学校高学年になっても怪しい子がいるとしたら、この子は勉強ができない子だろうか?もしそう考えるなら、それは「九九は小学校2年生で覚えるもの」という思い込みにとらわれているからだ。
じつは、この「思い込み」を作っているのが学習指導要領。学習指導要領は、日本のどの地域でも同質の教育ができるように文科省が作っているもので、学年ごとに教師が教えるべき内容が示されている。
もちろんそれは素晴らしいことなんだけど、見方を変えれば、教える側の都合で作られているとも言えるんた。だって、一人ひとりの成長スピードの違いを考えたら、何をどの学年で学ぶかはもっと自由であるべきだし、理解度によっては、やり直す機会を持てることが当たり前になってほしい。(中略)
今の学校には、時間に支配された「直線の時間」が流れている。中間考査や期末考査があり、その間にいろいろな行事が詰め込まれている。試験で悪い点を取ると形式的な追試や課題が出され、「できる、できない」にかかわらず次のテストに向かって授業は進んでいく。
こうした、時間に支配された「直線の時間」が流れる学校では、「できる生徒」と「できない生徒」を生み出す。決められた時間で決められた範囲の問題を解かなければならないので、時間内で終わらなければ「できない生徒」という烙印を押されることになる。(中略)
だから、ボクは「学校は時間に支配されるべきではない」と思っている。「できる、できない」を表にして貼り出す必要はない。一人ひとりの学びのスピードは違っていいんだ。よく「大学生になっても分数の計算ができない」と嘆く人がいるけと、ボクは何歳であってもできないことがあれば、「できるようになる可能性がある」ととらえるべきだと思う。年齢を問わずいつでも学び直せるんだ。(中略)
人は誰もがそれぞれ自分の時計を持っている。それはけっして、他人と比較するものではないと思ってほしい。

「自分を許す」とは、言い換えれば「自分を好きになる」ことではないでしょうか。今の自分を自分が認め、自分らしくありのままでいることではないでしょうか。Forgiveの精神をすべての人が持てば、すべての人が安心できる居場所のある空間ができると思います。

自分がやりたいことは!

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令和元年5月4日(土)ホリデーコラム16
KIDSNA編集部の新連載企画『子どものミライ』#02では、空飛ぶクルマの研究開発を行うCARTIVATORプロジェクトを取り上げる。人類の夢を実現に向けて進み続ける、その活動などについて聞いた。

未来の街並みを思い描くとき、クルマが空中を飛び回り行き来するイメージを思い浮かべる人も少なくないだろう。幼い頃、テレビアニメで目にしてきたミライの姿の中には必ずといっていいほど、その光景が描かれていた。ガソリンエンジンで動く自動車の誕生から130年余りが経った今、電気自動車も乗用車として定着し、人の手を借りずに走行できる自動運転技術の実用化に向けた開発も着々と進んでいる。そして近年、急速に注目が高まっているのが「空飛ぶクルマ」。世界各国で開発が進み、実用化も近いと語られている。今の子どもたちが大人になった頃には、「空飛ぶクルマ」がスタンダートな時代になっているのかもしれない。
日本で「空飛ぶクルマ」の研究開発を進めている有志団体CARTIVATOR(カーティベーター)は、トヨタ自動車株式会社や日本電気株式会社、パナソニック株式会社、富士通株式会社などがスポンサーとして支援を行い、2050年実用化に向けて着々と前進している。
CARTIVATOR関係者によると、
「2020年東京五輪でのデモフライトを、目指すべき第一歩として掲げています。世界中の人々が注目する式典で、聖火台に火を灯すというインパクトのある登場をすることで、次世代を担う世界中の子どもたちに、より大きな驚きと夢を与えられると考えています」
「ミライを思い描き進むことは、自分の望む人生を歩むことにつながります。そのために、誰に何を言われようと自分の夢に向き合い続けることが大切です。その能力を養うためには、自分のやりたいことは何かを考える時間を作り、どうしたら実現出来るかを考える、そんな機会を設けることが必要ではないかと考えます。世間が良いとする評価軸ではなく、自分が納得する評価軸を作ることが大切だと思います。『誰かに良いと言われたミライ』ではなく、『自分が作るミライ』を思い描き、生きていってほしい。自分が生きたい人生を生き抜くためにどのような道を歩むべきか、そのためにはどういった勉強をすべきかを考え、さまざまな経験を通じて自分の好きなことを見つけて行ってほしいと思います」

自分軸を持つこととは、自分の考えを持ってぶれずに、自分を信じて行動することですよね。「自信」とは「自分のことを人に言う!」と書きます。自分のしたいことをどんどんまわりの人に言い続けて、仲間を募り、人生を生き抜いてほしいです!

ミライは予想を超える!

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令和元年5月3日(金)ホリデーコラム15
KIDSNA編集部の新連載企画『子どものミライ』#01では、食の当たり前を変えるべく開発を進めるオープンミールズ・プロジェクト発案者の榊良祐氏にインタビュー。食をデータ化して転送し世界中でシェアできる、新しい食スタイル。その構想から見えてくるミライについて考える。

私たちの身の回りの物事は日々、時代の流れや進化と共に変化を続けている。現に、スマートフォンや電気自動車など今や日常品となったアイテムは、一昔前の時代には存在していなかった。
進化する物事の中でも人間にとって必要不可欠なもの、そのうちのひとつが食文化といえるだろう。冷蔵庫やオーブン、自動調理器具など、食生活はより便利になり、インターネットの普及により世界中から食べたい商品のお取り寄せも可能になった。
その歩みは止まることなく、常に新しいテクノロジーにより前に進んでいる。では私たちの子どもたちが大人になった時、今の当たり前はどのような進化を遂げているのだろうか。
テレビアニメの世界で観ていたような、機械のボタンを押すと食べたい料理が目の前に出てくる、しかも自分の健康状態に最適化された栄養素で構成されるという、なんとも夢のようなマシンが開発されているという。そのマシンは2040年、今の子どもたちが成人をむかえたころに一家一台、食を中心としたウェルネスライフ全体を支えるパートナーとなるべくプロジェクトが進められている。
榊原氏曰く
「自分の中では、最低限ここまではできるだろう、というのはありました。ただ、このような全く新しいプロジェクトは、できるかどうかは本当に未知ですよね。だからといって動かないと、何もできない。今はベンチャー企業が増えましたが、彼らの構想は本当に成功するのかわからない。9割が失敗すると言われていて、成功者は1割。その1割になるために、構想を語り人と資金を集める。こうした仕事の進め方はこれからの時代、常識となってくるのではないでしょうか。教育する側の常識は一世代前の常識で考えているので、時代の流れに沿っているか、という疑問も生まれます。今の子どもたちが大人になったとき、食に対する正義やテクノロジーの進化によって、常識の基盤自体が変わっているかもしれません」
今の食の常識から理解しようとすると、疑問や懸念点が出てしまうのは当然かもしれない。当たり前だと思っているものが徐々に形を変えていく中で、常識や価値観の変化を自然と受け入れるようになり、まだ見たことのないミライはそうやって作られていくのかもしれない。
榊原氏曰く
「既に始まりつつありますが、個人がいろいろな物事、例えば企業や組織、住む場所などに縛られない社会になっているでしょうね。ヘルスデータを自己管理することも含め、自分のあらゆる情報を自分で管理する時代になると思います。仕事のやり方も変わるでしょう。既に情報を発信できるツールが豊富に存在し、情報も技術も均一化されつつある中で、自分が持っている構想や技術をパワーのある企業が先に始めてしまったら意味がなくなってしまう。だからこそ、自分の持っているものを公開して、それに賛同し一緒に作り上げてくれる人たちが集まる"オープンイノベーション"のやり方が今よりもさらに進むと思います。
こうした社会では、自分で考え選び取り行動する力が必要となります。子どもたちが柔軟にミライを生きるためにも、この能力は身につけさせていきたいですね」

子どものミライは、今の大人がつくります。その大人が過去にとらわれることなく、先を見通すこと、そして、自分で考え、自分から動くこと!子どもは大人を見ています!
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学校行事
5/8 視力検査(1年)・代表委員会・さくらスマイル
5/9 遠足(3年)・耳鼻科検診(1年・5年)・こどもサポート・さくらスマイル
5/10 遠足(4年)・内科検診(5年・6年)・C−NET(3−4・1−1・1−2・6−3・6−2)・こどもサポート・給食費引落日
5/13 視力検査(3年)・いじめについて考える日・なかよしタイム・さくらスマイル
5/14 遠足(1年)・内科検診(3年・4年)・新体力テスト・5時間授業・こどもサポート・修学旅行保護者説明会