未来に必要な力とは!「おはようございます!」プログラミング教育について、少しお話を! 2020年から実施される新学習指導要領には小学校でのプログラミング教育必修化が盛り込まれており、今やプログラミングは大人だけでなく、子どもの習い事としても人気が高まっています。 プログラミング教育が注目されている背景を少し振り返ってみます。まず、エンジニアやプログラマーをはじめとするIT人材の不足が世界的に問題になっています。経済産業省が2016年6月に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、IT人材のニーズは年々高まるものの、国内では労働人口の減少が重なり、2030年には最大約79万人のIT人材が不足するとされています。 一方、新しいテクノロジーが次々と登場する「第4次産業革命」のただ中にもかかわらず、学生の「理系離れ」「コンピュータ離れ」なども起きています。このような背景を受けて、安倍内閣は2016年4月の「産業競争力会議」の中で、「名目GDP600兆円に向けた成長戦略」と「イノベーション創出・チャレンジ精神に溢れる人材の創出」について議論し、成長戦略の一環として小学校におけるプログラミング教育の必修化を決定しました。 といっても、小学生にキーボードでコードを打たせて、プログラマーを目指すような教育を実施するわけではありません。身近な生活でコンピュータが活用されていることを学んだり、簡単なプログラミングを体験したりしながら、児童が論理的思考力や課題解決力を育むことが重視されています。 国の動きに注視しながらも、目の前の子どもをしっかりと看て、未来を生き抜く力を子どもたちとともに身につけていく必要がありますね! コの字!「文字を使って、式にあらわそう」の学びをする子どもたち!中学校の数学の基本である代数幾何学の初歩を学びます!どんな数をxとするのか?学びは深まります。そして、机の形がコの字になっていました。これは、子どもたち同士の顔が見やすく、意見も受け取りやすくなります。学び合いの基本は、「聴き合い」です。どれだけ相手の考えや意見を自分ごととして聴けるのか!これが大切です。そのためにもコの字による学習環境は効果を発揮します!これからどんな学び合いが深まるのか!楽しみですね! 輪になって!今年度も月1回のなかよしタイムを行います。なかよしの子どもたちが集まって、お互いのつながりを深めます。まずは第一回が本日ありました。新しいお友だちも 加わり、自己紹介からスタートしました!みんなで輪になって、楽しい雰囲気で学び合いました。 大人も考える!今日は全市あげての「いじめを考える日」です。各学校では、それぞれの実態に合わせた取り組みが行われます。桜小学校では、朝会で子どもたちと「いじめ」について考えました。 いつものように自分で講堂に集まり、朝会の空気をつくった子どもたち。まずはオープニングクエッション?「いじめたことがある人?」「いじめられたことがある人?」「いじめているのを見たことがある人?」「いじめたことも、いじめられたことも、いじめているのを見たこともない人?」と子どもの経験値を問いかけました。そして、 「では、みなさん!いじめってどんなこと?」と、いじめについて自分の持つイメージを考えました。 ここからが学び合いです。まずは「自分の考え」を持ちます。次に近くの人と考えをシェアします。グループディスカッションです。「自分で考え、自分から動く」です。最後に、友だちと共有した考えも含めて、自分の考えをみんなに伝えます!今年の研究テーマである「自分の言葉で伝える!」を実践するチャンスです!まさに「失敗を恐れず、チャレンジする」子どもたちです!さらに、大人の考えも引き出します!「大人の人どうぞ!」と声をかけると、ベテラン教職員が真っ先に答えました!続いて若手、中堅と教職員が声にします!そんな自分から動く大人の姿を子どもたちはまじまじと見つめ、とってもいい顔を見せてくれました。子どもは大人も一緒に考え、伝えている姿に大人への信頼を厚くします。 この伝える内容には正解などありません!一人一人の考え方は違っていいんです。私も自分の考えを伝えました。「いじめ」とは、「自分がされていやなこと」いじめをなくすには、「自分がされていやなことを人にしない・言わない」だと! 3つの風船のひとつ、「自分も人も大切にする」をみんなでふくらませましょう! 生き生きした大人であれ!日本教育新聞5月号の社説より、タイトル「教職が輝きを取り戻す時代に」 若い人がよく口にする言葉の一つに「コスパ」がある。コストパフォーマンスの略語である。コスト(掛けた費用)に比べ、パフォーマンス(成果、効果)が上回るのを感じれば、「コストが良い」ということになるらしい。 こうした見方からすれば、長時間労働が恒常化しているのに、賃金という面でのリターンが少ない教師の仕事は、コスパの悪い仕事として忌避されるのは自然な流れだ。(中略)平成12年度には、12.5倍あった小学校教員の採用試験の競争倍率が、29年度には3.5倍へと減じた現状を示した上で「志高く能力のある人材が教師の道を選び、我が国の学校教育がさらに充実・発展するためにも、学校における働き方改革 を進め、教職の魅力を高めることの必要性は待ったなしの状況です。」と述べている。(中略)一方で、働き方改革の実効性に疑問を持つ教職員は少なくない。すべきこと、課題は山積するばかりで、時短など考えようもない。教師がやらなくていい仕事を、お願いをして教師以外に引き受けてもらう仕事は、教師がするのかといった具合である。時短や業務軽減とともに、教師の「やらされ感」をどう減じるかにも焦点を当て、論じるべきだ。 子どもたちに主体性や協働的な学びを求めるのだから、教師たちも同様の働き方ができる環境を創出する。それは例えば上意下達や、強いリーダーシップといったこれまであった組織論の見直しにつながるものかもしれない。(中略)従来の行事論、授業論による、こうあらねばならないという固定観念からいったん解き放ち、教師自身が考える行事や、授業にチャレンジする。また、周囲がそれを支えていくような職場文化への転換こそ、魅力ある教職の復権につながるのではないか。 新たな組織論、労働論など、これまでの教育界とは違うアプローチの仕方を語れる有識者の力も借りながら、令和の時代の教職像を再構築したい。 働き方改革は時間の問題ではなく、教職員の仕事に向かう姿勢が、真から楽しいと思えているかどうか!働く質の問題だと思う。そのためにも自分で時間をコントロールして、自分からやりたいと思える仕事をとことん追求できる環境づくり、意識づくりをしていきたい!大人が楽しんで仕事をする姿こそが、子どもにとって憧れる存在となり、「早く大人になりたい!」と思える子どもたちを育むのではないだろうか! |
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