任せる!信じる!認める!今日からの3日間は真夏日となるようです。30度越え!暑さ対策を忘れずに! さて、昨日の続きです。 良かれと思って掛けた言葉が逆効果になることも この点を強く認識させてくれたのが、森俊夫氏と黒沢幸子氏の書籍でした(『森・黒沢のワークショップで学ぶ解決志向ブリーフセラピー』ほんの森出版)。この本には、日常生活で役立つ多くの知見が盛り込まれていますが、中でも印象的だったのは、ある中学3年生の女の子とその母親の会話です。 かいつまんで説明すると、ある日、女の子が家で食事をしているときに、母親が「どうしたの? 食欲ない? 具合悪そうだけど」と聞いてきます。その女の子は、そんなふうに感じていなかったので驚くのですが、その言葉を受けて「ひょっとしたら、いつもより少し食欲がないかも」と返します。すると、母親は、「何かあった? 友達に何か言われた?」と、さらに追及してくる。そのうち、女の子は「そういえばAちゃんに○○と言われた、先生にも○○と言われた」、と嫌なことを次々と思い出し、本当に気持ちが悪くなって、トイレへ駆け込んでしまうという話です。 このエピソードに類する話は、至る所にあります。「忙しいでしょ。疲れている?」と言葉を掛けるうちに、元気をなくしてしまう子どももいれば、「受験勉強、大変だね」と繰り返し言われる中で、プレッシャーに潰されてしまう子どももいます。つまり、大人が取るに足らない問題を取り上げ、言葉にしてしまうことで、問題となってしまうことがあるのです。 実を言うと、著者のお一人である森俊夫さんとは30代の時に研修でお会いし、上述のエピソードを直接お聞きしたことがありました。森さんは私より少し年齢が上でした。残念ながら、最近お亡くなりになられましたが、森さんの研修を受けたときの高揚感は今でも忘れられません。この視点で考えれば、学校教育で起こっている、いろんなことが変えられる。あんなこともできる、こんなこともできると、興奮して一週間ほど、十分に寝付けなかったほどです。 大人が良かれと思って掛けた言葉で、子どもは救われることもあれば、追い込まれることもあります。何かと子どもに手を掛けてしまいがちな現代社会において、特に意識しておくべき心得だと思い、いつでも若手教員に紹介できるように、校長室には森さんの本を常に置いています。 みなさん、どう思われましたか?自立した子どもを育てるには、任せる!信じる!認める!ことではないかと思います。「自分で考え、自分から動く」子どもを育てましょう!そして、大人がその姿を見せ続けましょう! 陸上に目覚める?子どもたちは昨日学んだことを早速実践していました。走るスペシャリストのみなさんから学んだことを思い出しながら、前へ気持ちをのせて走りました。昨日の出会いをきっかけに陸上競技に目覚める子どもがいるかもしれませんね。 たか〜い!コスモの街へレッツゴー!高い建物を見上げながら進みます! ぐるぐる!習字の準備や心構えを学んだ後は、ぐるぐる書きにチャレンジ!筆の運び方を実感します。 アウトプットが大事!見たこと!聞いたこと!などを自分の言葉でまとめます。インプットで終わらずに、どれだけアウトプットするかが大切!みんなしっかり学んでいます。 |
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