すぐやる!「チェンジの法則(麻生 泰 著 扶桑社)」より、 日本の昔話「ナメクジとムカデの伊勢参り」を知っていますか?ナメクジとムカデが一緒に伊勢参りに行く約束をしますが、約束の時間になってもムカデが来ません。ナメクジは「先に出たのかな?」と考えて出発し、無事に伊勢参りを終えて帰宅すると、なんとムカデは、まだ自宅にいました。遅れた理由を聞くと、「足がたくさんあるから、わらじをつくっていた」と、ムカデは答えました。 この昔話の教訓は、「準備に時間をかけすぎると、チャンスを逃してしまう」ことです。逆に、十分な準備が整っていなくても、すぐに実行する人はチャンスをつかむことができるのです。 (中略) 格安航空券で一世を風靡し、いまでは大手旅行代理店となったエイチ・アイ・エス創業者の澤田秀雄会長も、友人と二人で会社を立ち上げたとき、行き先をバリだけに絞ってビジネスを始めました。その他の行き先の格安航空券は、まだ手配できなかったからです。 しかし、それでも澤田氏は「すぐ始める」ことを決断しました。もし、すべての準備が整ってから起業していたら、おそらくいまのような成功はなかったでしょう。 「すぐやる人は成功する」「思ったら即実行」など、類する教訓はたくさんあります。と言うことは、事実が真なりなのでしょうね。反対に言うと、ほとんどの人が最初の一歩に戸惑い、踏み出せないという事かもしれません。準備万端を求める人はチャンスを失います。準備不足でもアイデア次第でいくらでもチャンスはあるということですよね。いつも前例にとらわれず、いいと思ったことは即実行でいきましょう! あんずるな!「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、 息子よ。受験が迫っても全く勉強しないキミに、カミさんは怒り爆発で、ついにキミは塾に送り込まれていたね。塾に行かされることになったキミは、ソファーにすっと立ち、こう宣言した。 『塾に行くなら、オレは、もう二度と家庭に勉強は持ち込まない!』 なんだか、できるビジネスマンのセリフみたいでカッコよかったぞ。それに、そもそも塾に行く前から、家庭には勉強を持ち込んでなかったことを、とおちゃんは知っていたぞ。で、塾に通い出したキミ。ある夜、8時を過ぎてるのに、キミはまだ家でゲームをしていて、僕はあわてて、 「もう8時だよ!塾の時間になってるよ!」って言ったら、キミは声を張り上げてこう言ったね。 『あんずるな!』 『あんずるな!』って、とおちゃん、初めて言われたよ。この日は、キミが戦国武将に見えた。塾に遅刻していて、明らかにキミが悪いのに、そう堂々とされたら、なんだか注意した僕が悪いように感じてくるよ。ミスっても、堂々としている。それ、なんかいいね。 『 あんずるな』って!本当にマイワールド!でも、そう言える子どもの感性と、それを受け止める親の感性に感動です。ある意味、この子どもは天才かもしれません。 感謝の心!「3秒でハッピーになれる 超名言100」(ひすいこたろう著 Discove)より、 「いただきます」と「ごちそうさま」。これぞ、日本を代表する名言だと僕は胸をはりたい。日本書紀や万葉集では、日本のことを「食國(ヲスクニ)」と呼んでいました。「ヲス」とは、「惜しむ気持ち」」愛おしむ気持ち」。ヲスの精神は、ごはん一粒一粒を惜しみ、愛おしむことから育まれるわけですが、そのための言葉が「いただきます」と「ごちそうさま」。 「いただきます」という言葉は「天地の恵み、箸を高く捧げて、いただきます」の略語で、命とひとつになることへの「喜び」を表します。食材に対して、命を自分に差し出してくれたことへの深い感謝の思いから、「あなたの命をいただきます」と。 一方、「ごちそうさま」は漢字で書くと「御馳走様」となります。「馳」も「走」も「走る」という意味で、この食材が私までくるのに、走り回ってくれたすべての人に対する感謝を示します。魚一匹とっても、漁師やスーパーの人たち、料理をしてくれた人や自然の恵みのおかげで、目の前の食卓に並んでいる。そのことへの感謝が「ごちそうさま」なのです。(中略) 命とひとつになることに感謝すること。それが食べるという行為の本質です。 丁寧にごはんに向き合ったら、それだけで人は幸せになれるのです。 普段何気なく言葉にしているこの二つの言葉。改めてその意味を考えました。 この2語は、英語には訳せないそうです。まさにこの2語こそ、古来、日本人の叡智の結晶とも言える「ザ・名言」ですね。これからは、ごはんを食べるたびに、この話を思い出して、「いただきます」「ごちそうさま」に心を込めましょう! 自分にしかないものって?「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、 息子よ。中学生になったと思いきや、あっという間に、高校受験の時期になったね。それは、忘れもしない。高校受験を3ヶ月後に控えた11月。キミは、映画「ビリギャル」を観て興奮していた。「ビリギャル」とは、成績ビリのギャルが1年で偏差値を急上昇させ慶應大学に見事合格する感動実話ストーリー。映画を観たキミは、こう言ったね。 『とおちゃん、オレ、悟ったよ。勉強するのはまだ早いと。とおちゃんも絶対「ビリギャル」見た方がいい」 イヤイヤ!全然早くないから! 映画の見方が間違っている気がするのは、とおちゃんだけかい? ほんとうにマイワールドを持った子どもですね。でもこのマイワールドがそのままの本人であり、これからの時代にはこのマイワールド、こだわりが必要になってくるように思います。ありきたりの人間ではなく、個性あふれる、その人にしかできないことを持つ人を育てていくのがこれからの時代には必要になってくるのではないでしようか? 3Dから3Kへ「チェンジの法則(麻生 泰 著 扶桑社)」より、 あなたは普段、「どうせ」「でも」「だって」を口グセにしてはいませんか?僕はこの3つの言葉を「ネガティブ3D」と名づけ、普段から口にしないよう気をつけています。なぜなら、この言葉のあとに続く言葉はすべて、否定や責任転嫁、できない言い訳なのです。 サラリーマンは1日平均7回、「でも」という言葉を使っているそうです。一方、僕に限らず経営者で「3D」を口にする人はいません。なぜなら、そんな言葉を言うようでは経営という仕事は務まらないからです。 アメリカの文化人類学者D・K・レイノルズ博士は、人が「できない」と言う事柄の99%は「本当にできない」のではなく、単に「やらない」だけだと言っています。本当に「できない」状態とは、牢屋で手足を縛られているなど行動の自由が奪われている場合だけで。ほとんどの場合は「責任」から逃げるために「できない」と言っているのです。 ところが恐ろしいことに、人間の脳は自分が口にした言葉を「真実」だと信じてしまう習性があります。つまり、「できない」を口グセにしていると、本当に「できない」状況をつくり出してしまうのです。 人を行動から遠ざける「ネガティブな3D」を次の言葉に変えてみましょう。 「きっと」「必ず」「今度こそ」です。この言葉は、肯定、責任感、挑戦する勇気につながります。「ポジティブ3K」の口グセに置き換えることで、あなたは明るい未来に向かって第一歩を踏み出せるようになります。 経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんも「自分は運がいい」と思っている人を採用したそうです。どんな言葉を選び、口にするかで明日が変わるのです。 口グセってありますよね。ついぽろっと言ってしまう!そう思っていなくても言ってしまう!そのことで脳は言った言葉をそのまま受け取るため、それが習慣化されることは、とても恐いことであると同時にチャンスにもなります。口グセをプラスにすれば良いのです! 「言葉」を変えれば「意識」が変わる。 「意識」が変われば「行動」が変わる。 言うだけです!誰でも変えられます!今からでも遅くない!口グセをプラスに! |
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