まさにピンチはチャンス!「前祝いの法則(ひすいこたろう・大嶋啓介著 フォレスト出版)」より、 ありとあらゆる悩み、トラブル、問題がなんのために存在するのか知っておくことが大切です。「問題は、あなたがもっと飛躍するために存在しています。」 そのことを、経営の神様と言われ、生涯に500億円の資産を生み出した、松下幸之助さんのエピソードで説明させてもらいます。 昭和36年、松下幸之助率いる松下通信工業(現在のパナソニック)の幹部全員が集まり会議が開かれていました。トヨタから大幅な値引き要求があったのです。松下が納めていたカーラジオを20%コストダウンしろと、松下の幹部たちは困り果て、静まり返る会議室に、あの男があらわれます。松下幸之助の登場です。幸之助の第一声はこうです。 「どうして、トヨタはこういう要求をしてきたんや?」 トヨタのこの要求の裏には貿易の自由化問題がありました。GMやフォードといった大メーカーとの競争が本格化し、このままでは日本の自動車産業そのものが滅んでしまう、という危機感がトヨタにはあったのです。 「松下がトヨタさんの立場だったらどう考えるかや。やはり、同じ要求をしていたかもしれん。トヨタさんは、どうすればコストダウンを達成して、日本の自動車産業を発展させていくことができるかという危機感でいっぱいやろう。いわば業界全体、さらには国のためを考えてるんや。松下1社の話とは違うんや。ここはできません、と断ってはいかんと思う。なんとしてでも、値を下げなければならん」 問題をマイナスとして捉えるのではなく、その背後のプラス(希望・チャンス)を見ようとするのです。 幸之助は続けました。 「これは単に値引き要求を受けたというだけのことではないんや。日本の産業を発展させるための公の声だと受け止めなければならんのやないか?もし20%の値引きに耐えられる製品ができたら、どうや?トヨタさんだけやなく世界で通用する製品になるんやないか?」 幸之助は、この問題を乗り越えることで、どんな最高の未来が待っているか、想像させたんです。最高の未来の先取り。これぞ予祝です。(中略)結果、コストダウン20%達成!まさに、この瞬間、松下がカーラジオのトップメーカーへ躍り出た瞬間です。 さて、聞きましょう。トヨタからの無茶な要求はなんのチャンスでしたか?松下がトップメーカーになるチャンスだったのです。あらゆるピンチはチャンスに化けるんです。 問題は起きたことが問題ではなく、問題をどう考えるかがほんとうの問題なのです。 問題の先に、チャンスを見いだす。それこそ喜びの先取り、予祝です。 道を阻むすべての「壁」は、ワクワクした瞬間に、あなたを新しい時空へ導く「扉」となるのです。 「壁は乗り越えるものやぶっ壊すもの」と思っていました。でも、違うんですね。問題をプラスに捉えることで、「壁は扉に変わる」んですね。「ピンチはチャンス」という言葉の意味を、また改めて実感するお話でした。 暑いですね!みなさん!暑さ厳しいですがいかがお過ごしですか? 学校は本日13日(火)から16日(金)まで学校休業日となります。学校閉庁日となりますので、電話による対応もできません。 ご理解とご協力をよろしくお願いします。 台風も接近しています。くれぐれも安心・安全にお過ごしください。 主語を私に!「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、 ある人が人前で話すときに緊張しないコツを教えてくれました。 「主語を『私』に変えるといい」と。どういうことかというと、緊張しているときは、お客さんが私を見ているという状態になっている。そんなときは「私」を主語にして、「私」がお客さんを見ているという状態に切り替えるといいと。私は今何を感じているのか、どんなお客さんが来てくれているのかなど、私から見える世界を観察しているうちに緊張が和らいでいくと。他人の視線を気にしていると、他人の世界に飲み込まれてしまうのです。それより、自分がどう感じているか、主語を自分に戻すことで世界を取り戻せるのです。子どもの強さはまさにそこにある。子どもは他人の視線ではなく、マイワールドを生きているのです。人がどう見ているかに意識を向けると大人ワールド。自分がどう感じているかに意識を向けると子どもワールドにいざ突入です。そして、大人視線、子ども視線を時と場合で自由に切り替えられるのが、はい、一流でございます。 あくまで主体は自分。ただ、すべてを自分にするとわがままになったり、自分勝手になったりしてしまう。やはりバランスは大事。子どもの心を忘れずに、大人視線と子ども視線をうまく使い分けたいですね。 できるの反対は、やらない!「ハッタリの流儀(堀江貴文著 幻冬社)」より、 ハッタリというのは、相手に大きな驚きを与えて気持ちを引きつけるのと同時に、信用を得るためのツールでもある。 信用というのは、他の人があなたをどう評価するかであり、不確実で主観的なものである。だから、相手に信用してもらうためには、「これだけの価値が自分にはあります」と、積極的にアピールしていく必要がある。このときに、あなたを大いに助けてくれるのが、「ハッタリ」なのだ。 大学時代、僕はある会社のインターネット事業部でアルバイトをしていた。そこでも僕は、いつだって強気にハッタリをかましていた。技術的に可能かどうかもわからない案件を引き受けては書店に走り、専門書を読み込んで対応する。そんなことばかりだった。それは、起業しても、全く変わらない。(中略)その頃僕は、「技術力の高いWEB制作会社」を標榜して会社を運営しており、あちらこちらに積極的な売り込みをかけていた。「技術力があるので何でもできますよ」というスタンスだ。 正直なところ、それは完全なるハッタリであった。実際には、そこまで技術力があったわけではなく、クライアントからの要望の多くを、無理難題のように感じていた。その仕事をやるにはどの技術が必要なのかさえわからない、そんな依頼も数多くあった。 それでも僕は、「できません」とは決して言わなかった。「大丈夫です。できますよ」と、臆面よなく答え、仕事をすべて引き受けた。 そして、仕事を受けると、すぐさま会社に飛んで帰り、技術顧問に連絡。「こういう依頼があったんですけど、どうしたらいいですか?」と、今後の進め方を事細かに確認する。対応の方針さえわかったら、あとは書店に飛んでいって、それを実現するために必要な技術を専門書で調べ、必死に手を動かすだけだった。これは、かなり危なっかしいやり方に見えるかもしれない。しかし、この方法は功を奏し、受けた案件は、すべて無事に完成させることができた。 こうして、オン・ザ・エッヂは競合他社では受けられなかった仕事をどんどん受注し、守備範囲を大きく広げていった。これこそが、僕の会社が他社を抑えて、ありえない角度の成長カーブを描いて急伸することができた最大の秘訣である。 ここでいう信用とは「できます」と断言する「覚悟」のことを言う。僕はいつも大量の案件を抱えているから、多くの知り合いに仕事をなげまくる。その際に「できるかわかりません」「検討します」とレスをしてくる人には正直冷めてしまう。しかし、元気よく「やります」「できます」と答える人にはまたお願いしようと思う。 ハッタリとはできると言い切って、辻褄を合わせる「覚悟」のことを言うのだ。そして、それが10も100も積み重なると「信用」に変わる。 できるかどうか不安なときに、できます!と言い切る勇気はもしかしたら自分にもないかもしれません。しかし、やってみることの重要性はよくわかります。だってできるかできないかはやってみないとわかりませんからね。まさに、「できるの反対は?」「できないじゃなくて、やらない」ですから。失敗を恐れずに、とにかくやってみる!これしかないですね! 小さな成功体験!「ハッタリの流儀(堀江貴文著 幻冬社)」より、 あるとき、メルマガ読者から「どうしたら簡単に成功できますか?」というとても率直な質問が届いた。誰しも一度は、「ラクして成功したい」と思ったことがあるだろう。 しかし、目先の苦労を避けることはできない。ラクができる状況のようなものは、大きな苦労をした先にこそ待っているものだからだ。 周りの人から「苦労しているな」と思われるようなことをとことんやって、その先にあるラクをつかんでいく、というのがむしろ正解なのである。 仕事や人生においてラクをすることを、僕は「掛け算を使う」と言っている。普通なら足し算を使い、10タス10デ20の成果を出すところを、掛け算なら10カケル10デ100の成果を出すことができる。同じ時間、同じ費用、同じ労力であっても、結果には大きな差が生まれることになる。(中略)大事なことは、最初から掛け算が使えるわけではないということだ。スタート地点は誰だってゼロなのだから、いくら掛け算をしたところで、出てくる答えはゼロのままなのだ。 まずは、このゼロを一.二.三と一つ一つ積み上げ、掛け算のベースとなる値を獲得しなければならない。他力を使って掛け算する前に、足し算でまず自力を底上げしておくのだ。同じ三を掛けるにしても、二カケル三よりも5カケル3のほうが答えは大きい。元の自力が二なのか五なのか十なのかによって、結果は何倍も違ってくる。ゼロから一へ、そして二へ三へ、できることなら五とか十まで、自力をどんどん積み重ねていこう。 今の僕があるのは、小さな成功体験を積み重ね、自分の殻を打ち破ってきたからだ。何者でもなかった自分を、少しずつ更新してきた。もちろん、一夜のうちに変わったわけではない。すべて、地道な足し算の結果にすぎないのだ。 最初から掛け算ではないこと、最初は地道な足し算から始まっていること。「できた!やれるやん!やった!」という小さな成功体験の積み重ねが大事であること。子どもたちにも、この小さな成功体験を数多く経験させ、自分にもできるんだと自信をつけさせたいですね。自尊感情を高めることはあらゆることにつながると信じて! |
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