失敗を楽しもう!「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、 「僕らはみんな子ども出身。思い出せ、子どもの自分」というテーマを掲げるこの本ですが、大人になったら、子どものようにできないのもまた事実。例えば子どもは玄関を開けたら走って公園に行くけど、大人が街を走っていたら、まず、その人は会社に遅刻して走っている人です。理由なしに、むやみに走れないのが大人です。 何もかも子どもに帰ろうというのはムリがある。でも、これだけは子どもの頃のことを忘れないでほしいというのをひとつに絞るなら、「楽しむ気持ち」なんです。 ここで友人の話を紹介させてください。僕が息子さんをスキーに連れて行ったときの話です。彼はスキー場で働いていたこともあるのて、どういう練習をすると最短でうまくなるのか熟知しています。そこで、「スキーはこうするとうまくなるんだ」と基本練習させようとすると、7歳の息子さんにこう言われてしまったそう。 「お父さん、まずは、スキーの楽しさを知るのが最初でしょ」 彼はハッとした。 そうだった・・・ 目的は楽しむことにあるのです。そして楽しさがわかれば、あとは人は勝手に努力し、工夫します。 「人生を楽しむものに失敗はない」 ウィリアム・フェザー 楽しむ気持ちを思い出せたなら、それは、あなたの中の子ども心の復活祭です。 失敗を恐れるどころか、楽しむことのできる人は人生を楽しめるのです。桜小学校の子ども像のひとつである「失敗を恐れず、チャレンジする」はさらなる進化をすれば、「失敗を楽しみ、チャレンジする」となるのですよね。 聞く耳コップ?「大勢の中のあなたへ(ひきたよしあき著 朝日学生新聞社)」より、 「人の話を聞けないあなたへ」からの一節。 先生が目の前で話しているのに、頭に内容が入ってこない。自分では聞いているつもりなのに、何一つ思い出せない。どうしてでしょう。ちゃんと聞いているはずなのに。 それはあなたが、耳で聞いていても、頭で聞いていないからです。せっかく相手が話しているのに、あなたの頭の中は、「この先生、好きじゃないんだよなぁ」なんて気持ちがうずまいている。頭の中に余計な言葉がたくさんあって、相手の話が入る余地がないのです。 人の話を聞くには、「聞く耳コップ」を作る必要があります。新しい知識を入れるためのコップが頭の中にあるとイメージするのです。初めは、その中に自分の意見や言葉が入っています。それを全部流して、コップを空にします。 空になったコップにあなたが相手から聞きとった言葉を入れていきましょう。相手を評価することなく、相手の立場に立って聞きとります。相手の言葉を空気のようにすいこみます。全身全霊で聞くのです。 相手の言葉が全部頭に入ったら、今度はあなたの番です。コップの中から気になった言葉や、わからない言葉を取り出して、相手にぶつけていきましょう。相手の言葉を利用して自分の意見を作っていくのです。 ありのままを素直に受け入れる「聞く耳コップ」は、どんな勉強にも役に立ちます。ぜひ頭の中に作ってください。 人は自分のことを聞いてもらうことだけで、安心できたり、救われたりします。話す人は、相手に答えを求めてはいません。聞いてほしいだけです。だから素直に受け止めてあげるだけでいいんです。「聞く耳コップ」あなたも使ってみませんか? 子どもの心「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、 「子どもは気楽でいいよな」って思いますよね。なんたって親が養ってくれるから。でも、本当にそうでしょうか? 子どもは、毎日、学校に行かなくてはいけない。先生の言うことには絶対的に従わないといけない。うちの子は髪が耳にかぶっただけで先生に「髪を切ってきなさい」と怒られます。5分遅れたら、「5分行動ができないお前は脳が腐ってる」と怒られます。とはいえ、うちの息子は、実際に先生に怒られたそのセリフを、モノマネして家で笑いを取ってますけどね。高校生の娘も化粧して学校に行ったら怒られて、化粧を落とされています。学生は、化粧も自由にできないんです。 退屈な授業も最後まで聞いていないといけません。門限だってあります。遊びに行こうにも使えるお金が限られています。子どもは、風呂すら気楽に入れないね。大人の方が自由でしょう?飼い犬が首に鎖をつけられているように、子どもは、親の鎖をつけられているのです。 しかし、大人になると、その鎖がとれるのです。さあ、自由です! 僕は子どもより大人のほうが断然、自由で面白いと思います。大人は自分の人生を自分で決める自由があるからです。さあ、大人の衆よ。今こそ大人を謳歌するのだ! ですが、ですが、大人を謳歌するには、やっぱり、「今を楽しむ子どものハート(心)」が不可欠なのです。 「未来を考える力(大人力)」と「今を感じる力(子どもの力)」をかけあわせると、「オトナコドモ(頭は大人でハートは子ども)になり、これぞ「ザ・無敵」です。 いつまでも「子どもの心」を忘れたくないですね。だって私たち教職員は子どもを相手の仕事ですからね!子どもから学ぶ大人であれ! 素敵な作品!8月2日〜14日の期間に、大阪市立中央図書館で、昨年度の本の帯コンクールの作品が展示されています。桜小の子どもの作品も展示されています。 やる気の、気をとると、やる!「大勢の中のあなたへ(ひきたよしあき著 朝日学生新聞社)」より、 「やる気が出ないあなたへ」からの一節。 でも、よく考えたら「やる気、やる気」と言っているうちは、何一つ解決しないんだよね。「やる気」の「気」の字をとりのぞき、「やる!」とさけんで、まず動く。こうしないといつまでたってもダラダラしたままです。 やる気を出すには、「やる」こと。つまり行動を起こすこと。やっているうちに、後から「気」の字がついてきて、「やる気」が初めて生まれます。待っていても「やる気」は天からは降ってこないんだよ。 「そうは言っても、ダラダラ気分からぬけ出せないよ」。その気持ちもわかります。ではルールを決めましょう。1回、「パン!」と手をたたく。その音がしたら、どんな小さなことでもいいから始めます。パジャマを着がえる。鉛筆をけずる。体操をする。「パン!」という音で、ダラダラ気分を終わりにし、小さな「やる」を始めましょう。一つ始めれば、次の「やる」が見えてきます。やり続けると不思議に体のだるさが消えます。 約束しましょう。コラムを読み終えたら「パン!」と手をたたきましょう。そして小さな「やる」を始めましょう。私もやります。いっしょに「パン!」。 漫才師のさや香をご存知でしょうか?このコンビネタで有名なのが、「強い気持ち!」まさに、やる気の気を取って「やる!」にぴったりのセリフです! いろいろ考えていたら、動きが止まります。とにかく動く!これですね!止まっていると、夏休み終わっちゃいますよ! |
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