主語を私に!「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、 ある人が人前で話すときに緊張しないコツを教えてくれました。 「主語を『私』に変えるといい」と。どういうことかというと、緊張しているときは、お客さんが私を見ているという状態になっている。そんなときは「私」を主語にして、「私」がお客さんを見ているという状態に切り替えるといいと。私は今何を感じているのか、どんなお客さんが来てくれているのかなど、私から見える世界を観察しているうちに緊張が和らいでいくと。他人の視線を気にしていると、他人の世界に飲み込まれてしまうのです。それより、自分がどう感じているか、主語を自分に戻すことで世界を取り戻せるのです。子どもの強さはまさにそこにある。子どもは他人の視線ではなく、マイワールドを生きているのです。人がどう見ているかに意識を向けると大人ワールド。自分がどう感じているかに意識を向けると子どもワールドにいざ突入です。そして、大人視線、子ども視線を時と場合で自由に切り替えられるのが、はい、一流でございます。 あくまで主体は自分。ただ、すべてを自分にするとわがままになったり、自分勝手になったりしてしまう。やはりバランスは大事。子どもの心を忘れずに、大人視線と子ども視線をうまく使い分けたいですね。 できるの反対は、やらない!「ハッタリの流儀(堀江貴文著 幻冬社)」より、 ハッタリというのは、相手に大きな驚きを与えて気持ちを引きつけるのと同時に、信用を得るためのツールでもある。 信用というのは、他の人があなたをどう評価するかであり、不確実で主観的なものである。だから、相手に信用してもらうためには、「これだけの価値が自分にはあります」と、積極的にアピールしていく必要がある。このときに、あなたを大いに助けてくれるのが、「ハッタリ」なのだ。 大学時代、僕はある会社のインターネット事業部でアルバイトをしていた。そこでも僕は、いつだって強気にハッタリをかましていた。技術的に可能かどうかもわからない案件を引き受けては書店に走り、専門書を読み込んで対応する。そんなことばかりだった。それは、起業しても、全く変わらない。(中略)その頃僕は、「技術力の高いWEB制作会社」を標榜して会社を運営しており、あちらこちらに積極的な売り込みをかけていた。「技術力があるので何でもできますよ」というスタンスだ。 正直なところ、それは完全なるハッタリであった。実際には、そこまで技術力があったわけではなく、クライアントからの要望の多くを、無理難題のように感じていた。その仕事をやるにはどの技術が必要なのかさえわからない、そんな依頼も数多くあった。 それでも僕は、「できません」とは決して言わなかった。「大丈夫です。できますよ」と、臆面よなく答え、仕事をすべて引き受けた。 そして、仕事を受けると、すぐさま会社に飛んで帰り、技術顧問に連絡。「こういう依頼があったんですけど、どうしたらいいですか?」と、今後の進め方を事細かに確認する。対応の方針さえわかったら、あとは書店に飛んでいって、それを実現するために必要な技術を専門書で調べ、必死に手を動かすだけだった。これは、かなり危なっかしいやり方に見えるかもしれない。しかし、この方法は功を奏し、受けた案件は、すべて無事に完成させることができた。 こうして、オン・ザ・エッヂは競合他社では受けられなかった仕事をどんどん受注し、守備範囲を大きく広げていった。これこそが、僕の会社が他社を抑えて、ありえない角度の成長カーブを描いて急伸することができた最大の秘訣である。 ここでいう信用とは「できます」と断言する「覚悟」のことを言う。僕はいつも大量の案件を抱えているから、多くの知り合いに仕事をなげまくる。その際に「できるかわかりません」「検討します」とレスをしてくる人には正直冷めてしまう。しかし、元気よく「やります」「できます」と答える人にはまたお願いしようと思う。 ハッタリとはできると言い切って、辻褄を合わせる「覚悟」のことを言うのだ。そして、それが10も100も積み重なると「信用」に変わる。 できるかどうか不安なときに、できます!と言い切る勇気はもしかしたら自分にもないかもしれません。しかし、やってみることの重要性はよくわかります。だってできるかできないかはやってみないとわかりませんからね。まさに、「できるの反対は?」「できないじゃなくて、やらない」ですから。失敗を恐れずに、とにかくやってみる!これしかないですね! 小さな成功体験!「ハッタリの流儀(堀江貴文著 幻冬社)」より、 あるとき、メルマガ読者から「どうしたら簡単に成功できますか?」というとても率直な質問が届いた。誰しも一度は、「ラクして成功したい」と思ったことがあるだろう。 しかし、目先の苦労を避けることはできない。ラクができる状況のようなものは、大きな苦労をした先にこそ待っているものだからだ。 周りの人から「苦労しているな」と思われるようなことをとことんやって、その先にあるラクをつかんでいく、というのがむしろ正解なのである。 仕事や人生においてラクをすることを、僕は「掛け算を使う」と言っている。普通なら足し算を使い、10タス10デ20の成果を出すところを、掛け算なら10カケル10デ100の成果を出すことができる。同じ時間、同じ費用、同じ労力であっても、結果には大きな差が生まれることになる。(中略)大事なことは、最初から掛け算が使えるわけではないということだ。スタート地点は誰だってゼロなのだから、いくら掛け算をしたところで、出てくる答えはゼロのままなのだ。 まずは、このゼロを一.二.三と一つ一つ積み上げ、掛け算のベースとなる値を獲得しなければならない。他力を使って掛け算する前に、足し算でまず自力を底上げしておくのだ。同じ三を掛けるにしても、二カケル三よりも5カケル3のほうが答えは大きい。元の自力が二なのか五なのか十なのかによって、結果は何倍も違ってくる。ゼロから一へ、そして二へ三へ、できることなら五とか十まで、自力をどんどん積み重ねていこう。 今の僕があるのは、小さな成功体験を積み重ね、自分の殻を打ち破ってきたからだ。何者でもなかった自分を、少しずつ更新してきた。もちろん、一夜のうちに変わったわけではない。すべて、地道な足し算の結果にすぎないのだ。 最初から掛け算ではないこと、最初は地道な足し算から始まっていること。「できた!やれるやん!やった!」という小さな成功体験の積み重ねが大事であること。子どもたちにも、この小さな成功体験を数多く経験させ、自分にもできるんだと自信をつけさせたいですね。自尊感情を高めることはあらゆることにつながると信じて! 失敗を楽しもう!「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、 「僕らはみんな子ども出身。思い出せ、子どもの自分」というテーマを掲げるこの本ですが、大人になったら、子どものようにできないのもまた事実。例えば子どもは玄関を開けたら走って公園に行くけど、大人が街を走っていたら、まず、その人は会社に遅刻して走っている人です。理由なしに、むやみに走れないのが大人です。 何もかも子どもに帰ろうというのはムリがある。でも、これだけは子どもの頃のことを忘れないでほしいというのをひとつに絞るなら、「楽しむ気持ち」なんです。 ここで友人の話を紹介させてください。僕が息子さんをスキーに連れて行ったときの話です。彼はスキー場で働いていたこともあるのて、どういう練習をすると最短でうまくなるのか熟知しています。そこで、「スキーはこうするとうまくなるんだ」と基本練習させようとすると、7歳の息子さんにこう言われてしまったそう。 「お父さん、まずは、スキーの楽しさを知るのが最初でしょ」 彼はハッとした。 そうだった・・・ 目的は楽しむことにあるのです。そして楽しさがわかれば、あとは人は勝手に努力し、工夫します。 「人生を楽しむものに失敗はない」 ウィリアム・フェザー 楽しむ気持ちを思い出せたなら、それは、あなたの中の子ども心の復活祭です。 失敗を恐れるどころか、楽しむことのできる人は人生を楽しめるのです。桜小学校の子ども像のひとつである「失敗を恐れず、チャレンジする」はさらなる進化をすれば、「失敗を楽しみ、チャレンジする」となるのですよね。 聞く耳コップ?「大勢の中のあなたへ(ひきたよしあき著 朝日学生新聞社)」より、 「人の話を聞けないあなたへ」からの一節。 先生が目の前で話しているのに、頭に内容が入ってこない。自分では聞いているつもりなのに、何一つ思い出せない。どうしてでしょう。ちゃんと聞いているはずなのに。 それはあなたが、耳で聞いていても、頭で聞いていないからです。せっかく相手が話しているのに、あなたの頭の中は、「この先生、好きじゃないんだよなぁ」なんて気持ちがうずまいている。頭の中に余計な言葉がたくさんあって、相手の話が入る余地がないのです。 人の話を聞くには、「聞く耳コップ」を作る必要があります。新しい知識を入れるためのコップが頭の中にあるとイメージするのです。初めは、その中に自分の意見や言葉が入っています。それを全部流して、コップを空にします。 空になったコップにあなたが相手から聞きとった言葉を入れていきましょう。相手を評価することなく、相手の立場に立って聞きとります。相手の言葉を空気のようにすいこみます。全身全霊で聞くのです。 相手の言葉が全部頭に入ったら、今度はあなたの番です。コップの中から気になった言葉や、わからない言葉を取り出して、相手にぶつけていきましょう。相手の言葉を利用して自分の意見を作っていくのです。 ありのままを素直に受け入れる「聞く耳コップ」は、どんな勉強にも役に立ちます。ぜひ頭の中に作ってください。 人は自分のことを聞いてもらうことだけで、安心できたり、救われたりします。話す人は、相手に答えを求めてはいません。聞いてほしいだけです。だから素直に受け止めてあげるだけでいいんです。「聞く耳コップ」あなたも使ってみませんか? |
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