あなたならどうしますか?「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 2020年以降に獲得させたい3つの力 「課題解決に向けて協働する力」 「自分の考えを表現する力」 「クリエイティブな思考力」 について、どのように授業を改善していけば生徒がそれを身につけることができるのかについて、3つのケースを通して考えてきました。 さて、この3つの授業には、ある共通要素があります。それは、答えが一通りでない問いに取り組まなくてはならないことです。私はこのような問いを、「正解のない 『問い』」と呼んでいます。 「もし、あなたがKだったら、先生の発言に対してどのような行動を取るのか」 「江戸時代の三代改革と田沼意次の政治を比較し、あなたであればどのような経済政策を取りますか」 「津波で陸地に乗り上げた船をどうするか」 これらの問いはジャンルこそ違えど、解答者に求めていることはすべて同じてす。つまり、「あなたであればどうしますか?」ということを聞いているのです。 これまでの一問一答からの脱却です。これまでの一斉授業からの脱却です。これまでの「チョーク&トーク」からの脱却です。教師は「教える」から「促し、引き出し、つなげる」に変わらなければなりません。そこで大切なことは、教師自身が、自分ならどう考えるのかをまずは持つことです。まさに「主体的に大人が動く」ことからですね。 自分で考え、自分から動く!あいさつ運動について、各委員会の委員長を務める桜のリーダーたちが話し合いました! 「あいさつ運動ってなんでするん?」とたずねると、すぐさま「学校を明るくするため」と返事がありました。 さすがは桜のリーダー! 「1学期から見てきたけど、あんまり変わってへんなぁ。」 「あいさつする子は増えたかもせんけど、ちょっとやでなぁ。」 と、それぞれ思ったことを話し合って、より良い学校にするためにどうしようか考えています。 出した意見をもとに、これから分担場所を考えていきます。 「6年生は4年生のサポートに回った方がええかなぁ?」 「5年生はサポートいる?自分たちでしたいよな?」 と、下級生に意見を聞いていた姿がとてもたくましかったです! すべては自分から!最後は上田先生からの熱いメッセージです! 「知識は自分たちでつくりあげる。だから、みなさん考えるんです!」 この言葉の意味を今一度考えました。そして、反省しました。 来年の4月からは、「プログラミング学習」が始まります。これは学習指導要領に明記され、全国一斉にはじまるものです。 保護者の中からは、「プログラミングってどんなことをするのですか?」「どんなことが学校で始められるのかを期待しています!」との声をよく聞くようになりました。 さあ!みなさん!自分ならどんな授業をつくりますか? 今一度自分に問いかけ、プログラミング学習への学びを深めましょう! 国が言うから、委員会が言うから、校長が言うからではなく、すべては自分からです!大人が「クリティカルシンカー(創造的思考者)」にならなければなりません! 言葉の重み!後半は、同志社女子大のみなさんからのプレゼンテーションです!昨年度からの振り返りの映像に懐かしさを感じながら、当時学んだことを思い出しながら、聞き入っていました。同志社女子大のみなさんは、たった1年ですが、なんだかとても成長されていて、言葉の力や言葉の重みを感じることができました。 伝え合い!午後3時、研修スタート!society5.0のビデオ映像から始まり、前半は桜小学校の実践を報告します! 今回は他校から12名の教員のみなさんが学びの共有に来校されました。みなさん!前向きで自分から語る姿がありました。これぞ主体的な学びの姿です! グループワークでは低中高の各学年を想定して、プログラミング学習を教科に落とし込んだイメージを語り合いました!それぞれ自分の実践や目の前の子どもの実態から、どうしていけばいいのかを自分ごととして伝え合いました! |
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