芸術鑑賞【11月1日】文化祭2日目は芸術鑑賞です。 大きく2本の充実したプログラムで、前半は狂言、後半は落語でした。 狂言は室町時代に生まれたお芝居で、少し難しいところもあったかもしれませんが、 最初に色々と説明してくださり、鑑賞のポイントなどを踏まえて、 楽しむことができていました。 内容は、柿山伏という題のお話で、 お腹を空かせた山伏(山で修行している僧)が、 柿を盗み食いしているところに、柿の木の持ち主が現れて、 それならと色々とからかうお話でした。 言葉は少し難しところもあったようですが、 笑いのポイントをしっかり分かって楽しんでいる様子でした。 後半は、桂福点さんによる落語でした。 桂福点さん 桂福点さんは、全盲の落語家さんです。 入場のその瞬間から、圧倒的な存在感で、 会場のみんなも引き込まれて行きました。 目が見えないので、随所に拍手をもってコミュケーションを取りながら、 楽しいお話をいただきました。 これまでの生き様を、辛かったことや楽しかったこと、 色々と考えたことなどを中心に、全力で面白く、 だけど真剣に伝えていただきました。 伝統を繋いでいくことの大切さや、 困っている人はそっと手を差し伸べる優しさを、 この芸術鑑賞で感じてくれたらと思います。 |
|