使ったものは自分で運動会明けの今日、家庭科室が明るい!のぞいてみると、5年生がいました。 1ヶ月ともに頑張ってきた仲間へ、感謝の気持ちを込めてアイロンをかけています。 次に使う人が気持ちよく使えるように! 自分から!「給食室から出火!今すぐ運動場へ」の放送が、休み時間に流れました!子どもたちは慌てて外に飛び出します! 今回初めて休み時間の避難訓練となり、より子どもたちが「自分で考え、自分から動く」が試されるときでした!実際のところ、友だちとしゃべったり、後をついて行ったりと課題はありました。これまで先生の言うことを聞いておけばよかった訓練とは違い、そこに戸惑う子どももいました。しかし、災害はいつ起こるかわかりません!もしもの時に「自分の命は自分が守る」「隣の人の命を大切にする」が問われます!子どもたちには初の試みでしたが、私たち教職員にとっても、今回の自分自身の行動を振り返らなければなりません。大人が本気で取り組めたのか?大人の本気が子どもに伝わったのか? 子どもも大人も自分からです! 声にならない声を聴く!「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 これまでの教師と生徒との関係性なら、教師はいざとなったら「生徒に言うことを聞かせる」ことが可能でした。上から物を言えたのです。 それが、教師の役割がプロデューサーになるということは、生徒に対し抑圧的な態度をとるのではなく、逆に「生徒の発言を活発に引き出す」ことこそ求められてくるのです。 「生徒の発言を活発に引き出す」には、その生徒が積極的に考えたくなるような「問い」を教師が投げかける必要があるだけでなく、「問い」について活発に意見を言い合えるよう、教師と生徒、あるいは生徒同士の間で、主張を尊重し合える安心を保証することが重要です。 「子どもから学ぶ大人」は、上から物を言いません!大きな声も出しません!威圧からは恐怖しか残りません。「怖いからする」「怒られるからする」うちは、子どもの「自律」は生まれません。 「子どもから学ぶ大人」は、「子どもの声にならない声」を聴こうとします。そうすると、子どもは安心して本音を語ります。子どもの本音を引き出せるかどうかのバロメーターは、かかわる大人が子どもからどれだけ信頼されているかどうかです!子どもは信じることができる人には、安心して語ります。 私たち大人は、子どもが安心して本音を語ることができるために、子どもを信じて、子どもから学ぶ姿勢で、常に謙虚に、チームとして、子どもたちを見守らねばなりません。ここでも子どもと大人は対等な関係でなければ真の学びは生まれないのです。 プロデューサーになる!「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 一言で表すのであれば、今後の教師に求められるのは、プロデューサーのような役割です。(中略) 私の考えるプロデューサーのイメージは、人々の能力をうまく引き出すことに長けている人です。(中略) このように、近年の企業の組織の在り方 も変化していると感じます。従来はトップダウン型だったと思いますが、近年ネットワーク型という従来あまり見られなかった企業の在り方が出現していることを感じます。(中略) ネットワーク型企業では、誰かの考えに流されるのではなく、上司も部下も一人ひとりが、「私は〜と考える」という意見を持つことが求められていると感じます。上司の役目は、最終的にグループの中での最適解を採用することではないかと思います。 桜小学校では、同様のことを、「教える」から「促す」つまり、「ティーチャー」から「ファシリテーター」にと言っています。「プロデューサー」にしろ、「ファシリテーター」にしろ、いずれも子ども同士をつないで、子どもの能力をうまく引き出すことにあると思います。 「教師は教えない」ことが「子どもの自律を促す」このことを信じて行動できるかどうかです!子どもとは対等に学び合えばいいんです! NSOはぶれません!閉会式後は後片付けです。 ここでも「自分から動く大人」の力が発揮されました。NSOのみなさんはじめ、たくさんのみなさんが、子どもと一緒に作業に加わっていただき、あっという間にいつもの運動場に戻りました。 応援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。NSO(南港さくら応援団)はまさに応援するチームとして、子どもたちの支えになりました。 これからも、子どもたちのためにをぶらさず、「できる人が できる時に 無理なく 楽しく」を合言葉に、子どもたちの応援をよろしくお願いします! |
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