自立するために!心と体の研究所ブログ「リスクを負う覚悟や勇気を奪う学校教育。」より、 主体的に行動するときに、必ずリスクが伴ってきます。新しいことに取り組む、目標に向かう時には、あたりまえにリスクが生じます。 でも、学校、または学校の先生は、このリスクをできるだけ回避しようとします。 当然、子どもたちにもリスクを避けることを教えます。 「そんなことしてたら危いでしょ」 「そんなことしてたらいい高校に行けないよ」 「そんな夢みたいなことやってる暇があるなら勉強した方がいい」 進路選択のときは、冒険や挑戦をしようものなら、それを修正しようとします。学校の先生たちは、それが当然で、安全、安心が最優先です。 これも大切なことですが、そこまで安全、安心を優先するのは、自分たちがそうやってきたからです。 そうやってきた人たちの多くが学校の先生になるからです。(中略) サッと手を差しのべる先生、転ばないようにしてあげる先生ばかりです。 するとどうなるか? よい子になります。 親や先生の言うことを聞く、よい子です。 でも自立はしません。 親や先生がいないとダメです。 人に頼ります。 人のせいにします。 それが大人になり、親になり、学校の先生にもなるのです。 主体的とは、この真逆です。 転んだ子どもを見守ります。 自分で立ち上がるまで待ちます。 立ち上がれないのなら、声をかけます。 立ち上がれないのなら手伝うよって。 お願いしますって子どもが言います。(中略) すると、自立した主体的な子どもになっていきます。 生意気かもしれません。 反抗するかもしれません。 だらしないかもしれません。 でも、自律、自立しています。 頼りません。 親や先生がいなくてもいいです。 自己選択、自己決定、自己責任が育っていきます。 (中略) 言われる前に、やってしまう。 やってしまえば、親からの批判はでない。 でも、子どもの自立をうばう。 リスクを負う覚悟や勇気があれば、今の学校教育はこんなことにはなっていないでしょう。 本質は何か?そこへ向かうリスクを負う覚悟、勇気はあるか?新しいことに取り組むときのリスクは? だから、間違いだらけの学校教育なのです。 「主体的」は次期新学習指導要領のキーワードのひとつです。自律した主体的な子どもにするためには、敷かれたレールに乗せるのではなく、自分でレールを敷かせることです。そのためにも、「自分で考える力」や「自分から動く力」が必要です。リスクを負う覚悟や勇気とは、「失敗を恐れないこと」です。 桜小学校のめざす「3つの風船」はまさに、子どもたちの主体性を育て、「自律」を促す目標です! |
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