2月26日(水)体育館で人権学習の一環として、川西寿美子先生による「LGBTについての講演会」を行いました。女と男だけじゃない・ヒトの「性」のフシギ〜ひとり一人のセクシュアリティ〜というテーマで約1時間お話をしていただきました。
最近、LGBTという言葉をよく聞くようになりましたが、まずその定義について知りました。人間の性には必ずしも男と女で分けられるものでもなく、男か女かを決めつけることができない性もあり、人によって様々であること。同性を好きになる人がいたり、性別にかかわらず異性も同性も好きになる人がいたり、体の性と心の性とが一致していないことがあったりします。性的指向(誰を好きになるか)は一人一人が違うということです。およそ8%の割合でLGBTの人が存在するといわれています。
近年、自身がLGBTであることをカミングアウトするタレントさんも多くなりましたが、まだまだ日本は諸外国に比べて人権的な観点からみると遅れをとっています。中には周囲の人に理解をしてもらえなくて悩んでいたり、自分が嫌になってしまう人もいます。
川西先生が言われていたように、「人それぞれに違いがあり、その違いを認めて共に生きる社会をつくること」「自分らしさを大切にし、固定観念にとらわれないこと」が大切だと感じました。
全ての人が未来に向かって幸せになれるよう、性についての考え方を学んだ講演会でした。本日はたいへんありがとうございました。