校長室より2 4月30日(木)
保護者の皆様。こんにちは。校長の銭本です。
日々、お子様に様々な働きかけをしていただき、教職員から発信されるメールやホームページに掲載される課題に取り組むことができるように、ご指導をしていただきありがとうございます。 世間一般に言われる「いい親」とはどのような親像かわかりませんが、中年になりかけている長男に「親父にしてもらったことで一番うれしかったことは、小学校の時、夜食にラーメンを作ってもらったことや。」と言われたことがあります。もっとコマシなことをしたと思うのですが・・・。私も何をしたかを覚えていないのでそういうことだろうと思います。 この夜食のラーメンには伏線があります。おそらく彼が4年生だったと思うのですが、何気なく手に取ったノートがえげつない状態でした。走り書きの文字と欄外には得体のしれないキャラクターがびっしりと書いてある。「これは授業に出席しても参加はしとらんな」と直感しました。そこで自分が教師であることを思い出し、指導を始めたわけです。予想された通り、全く授業内容が理解できていない。最初はやさしく説明していた声も、テンションが上がってくる。終盤には教授を超えて喧嘩。 「自分もそんなに賢くなかったけど、ここまであほやったかな」「お医者さんが自分の子どもは診察しないというのを聞いたことがあるけど、自分の子どもを教えるのは学校の授業をよりずっと手ごわい。」と感じながら、最後には「こいつは苦労するやろなあ」と憐れみを持ち、雰囲気の悪いまま寝かすのは良くないと思い、精いっぱいの努力をしたのがラーメン。あのラーメンが一番うれしいというのはどういう意味や。まあ、うれしいと言うてるんやったらええかと今では一応納得しています。 テンションの高い喧嘩腰の教授のあと、たまたま手に取った本に救われた言葉がありました。京都大学の誇る大数学者であり変人でもある森毅先生の言葉。(森毅先生の変人さは後日ホームページに記します。) 「親であれ教師であれ、『子育て』には根底的な逆説がある。自分の思惑通りの『子育て』というのは、根本で最大の失敗につながる。なぜなら、せっかく時代が流れているのに、自分のスタイルを再生産していては、時代に取り残されるのが当然であるし、なにより新しいスタイルが生みだされなくては発展のないことは、人間文化の歴史を眺めればすぐにわかる。」 なるほど森毅先生は偉大です。森先生は2010年に残念ながら亡くなりました。天国の森先生にきいてほしいことがあります。子育ての逆説。よくわかりました。その意味において私の子育ては成功しました。でも、その逆説の裏には、親の身勝手な悲しい感情もあることをわかってください。 「親の夢 木端微塵に 子は育つ。」 6年生のみなさんへ(4月30日)今日の写真は、みんなの席から黒板を見た写真です。早くみんなと集まって授業ができる日を心待ちにしています。 その為にも、みんなが今の状況を考えた行動を取ることが大切ですね。 今はがまん。ステイホーム。 それでは今日も学習を進めていきましょう。 今日の学習は、 ・算数「分数?整数」 ・社会「小テストの答え合わせ」 です。 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e... 今日の算数の学習は、盛りだくさんです。難しいところもありますが、頑張ってください。教育委員会のYouTubeも参考にしてください。 聞きたいことやわからないことがあれば、遠慮なく学校に電話してください。 6年生担任 西村先生、坂井先生、長原先生より 3年生のみなさんへ(4月30日)元気にすごしていますか? お家での学習は、進んでいますか? 今日も、ホームページを活用した学習をしましょう。 学習の方法は、 (1)プリントアウトして学習する。 (2)画面で見ながら学習する。 があります。 今日の学習内容は、『わり算』の4回目です。今まで学習したことを使いながら、『何倍』をもとめましょう。 休業中特設(きゅうぎょうちゅうとくせつ)ページに学習内ようがのっています。学習用、ノート見本(答え)を分けているので、上手に使ってくださいね。 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e... では、じゅんびはいいですか? さあ、はじめましょう。 3年生たんにん 笹先生、田内先生、流田先生より 校長室より 4月30日(木)
みなさん、おはようございます。校長の銭本です。
ホームページを毎日読んでもらっていること、うれしく思います。漢字の間違いまで指摘してくれる人がいて感謝しています。「学校再開」が「再会」になっていました。みなさんに早く会いたいという気持ちが、パソコンに伝わったのかもしれません。ウソです。全くのいいわけです。 昨晩、チャンネルを回していたら「1億人の大質問!?笑ってこらえて」という番組がありました。豊田ホタルの里ミュージアム下関でナメクジやホタルと向き合う学芸員の川野敬介さんが紹介されていました。ナメクジというちょっと気味悪い生物にとてつもない愛情を持ちながら没頭して探究する姿は、滑稽でもあり、うらやましくもあり、すてきだなと思いました。 みなさんには、夢中になって没頭できることとか、ぜひやってみたい、挑戦してみたいということはありますか。 子どものころからの夢が「バッタに食べられたい」という変わった昆虫学者がいます。前野ウルド浩太郎さんです。小学生の頃に読んだ科学雑誌の記事で、外国で大量発生したバッタを見学していた女性観光客がバッタの大群に巻き込まれ、緑色の服を喰われてしまったことを知り、バッタに恐怖を覚えると同時に、その女性をうらやましく思ったそうです。この時点で相当変わった人だなと思いますが、なぜうらやましいと思ったのか不思議ですね。小学生のころから「ファーブル昆虫記」に感銘をうけ、将来は昆虫学者になろうと心にちかっていたため、虫にたかられるのがうらやましいと思ったそうです。前野さんは昆虫の中でも特にバッタに興味を持ったようで、あまりにもバッタに多く触れたため「バッタアレルギー」になったというエピソードもある方です。 最近、ニュースでも扱われていますが、サバクトビバッタというアフリカで大量発生し農作物を喰い荒らす恐ろしいバッタがいます。数匹だったらかわいいバッタだそうですが、数百万匹という大量発生した時には「神の罰」と恐れられるほどの猛威を振るい、農作物を喰いつくすそうです。一日に100キロメートルも移動するバッタで、今年はアフリカから中東、インドを超え、中国の国境近くまでこのバッタが飛来しているというニュースが報道されていました。このサバクトビバッタの防除技術の開発のためにアフリカのモーリタニアで研究した前野さんの実録が「バッタを倒しにアフリカへ」という書籍にまとめられています。 前野さんは、「バッタに食べられたい」という夢をかなえられたのでしょうか。 「バッタを倒しにアフリカへ」の344ページから少し抜粋して紹介します。 「バッタの群れは海岸沿いを飛翔し続けていた。夕方、日の光に赤みが増したころ、風向きが変わり、大群が進路を変え、低空飛行で真正面から我々に向かって飛んできた。大群の渦の中に車もろとも巻き込まれる。翅音は悲鳴のように重苦しく大気を震わせ、耳元を不気味な轟音がかすめていく。この時を待っていた。群れの暴走を食い止めるため、今こそ秘密兵器を繰り出すときだ。さっそうと作業着を脱ぎ捨て、緑色の全身タイツに着替え、大群の前に躍り出る。『さあ、むさぼり喰うがよい』」 この後、前野さんの夢は・・・・。内緒です。 小学生のころのちょっとしたきっかけで生まれる夢は、その後の人生に大きな影響をもたらすことがあります。私の長男は「ウナギ」に興味をもち、30歳過ぎまで「ウナギ」の研究をしていました。いろいろなチャンスに恵まれ、ウナギ研究の大家塚本勝巳先生に、研究調査船 白鵬丸に乗船させてもらい、世界初の日本ウナギの卵の発見というビッグイベントに出合うことができました。 今、みなさんの胸の内にあるちょっとした「夢」を大切にしてください。そこにはみなさんが一生をかけて夢中になることができる何かがあると思います。 臨時休業期間の延長について
教育委員会から臨時休業期間の延長の通達がありましたので、お知らせします。
臨時休業期間の延長:令和2年5月10日(日)まで 5月11以降の対応については、改めてお知らせします。 http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/files/e56115... |