みんなが小学校で勉強しているさんすうは、外国から入ってきた学問で、西欧(せいおう)数学とよばれるものです。
これは、明治という世の中になって、全国に小学校、中学校ができたときに、取り入れられたものです。
今、みんなが当たり前のように使っている数字の1・2・3・4・5なども西洋数字とよばれます。
明治の前の、江戸時代とよばれる、おさむらいさんがいた時代にも算数はあったのですが、このときの算数を今の西洋数学と区別して、和算(わさん)とよばれています。
今は、長さを表すときには、1メートルや1センチメートルという単位を使っていますが、昔は1里(り)が一番長いものを表すときの単位で、次が1町(ちょう)という単位でした。
数の読み方も今は いち にい さん し ご ろく しち・・・・・と読みますが、昔の数は、ひい ふう み よ いつ む ・・・・・・と読んでいたりしました。
和算の頃の算数が今も身近に存在しているものもあります。
その代表的なものは、そろばんです。
九九も古くから日本で使われていました。
さて、そんな「和算」の学習の中から小学生向けの問題をしょうかいします。
この下にある「鶴亀算」に、チャレンジしてみてください。