明日配付予定の「図書カード」に関する大阪府教育委員会からのお知らせです。
家庭学習支援事業(図書カードの配付)について
大阪府では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、令和2年3月2日以降、府内の公立学校のほか、私立学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、高等専修学校、外国人学校)に、臨時休業の措置をとるよう協力をお願いしています。
このたび、学校の臨時休業が長引く中、自宅で待機していただいている園児、児童、生徒の皆さんに、自宅での学習を支援するため、一人2,000円相当の図書カード(QRコード式)をお配りすることになりました。
次に、図書カード(QRコード式)について、注意いただきたいことなどを説明しています。また、図書カード(QRコード式)を配付する事業の実施にあたり、大阪府教育長からのメッセージを掲載しています。あわせてご覧ください。
【配付される図書カード(QRコード式)について】
配付する図書カード(QRコード式)は、一人ひとり異なるQRコードやIDが記載された、A4サイズの紙1枚【
表面:金額(2,000円)、QRコード、IDなどを掲載/
裏面:書店やオンライン書店での使い方を掲載】です。
<大切なお知らせ>
交通ICカードサイズの通常の「図書カード」とは大きさが異なります。誤って廃棄しないよう、ご注意ください(再発行はできません)
2,000円分の全額を使い終わるまで、大切に保管してください
QRコードやID番号、PIN(ピン)番号は、SNSなどに掲載しないでください。他の人に使用されてしまう可能性があります。(誤って他の人に使用されてしまった場合でも、再発行や補填はできません)
【図書カード(QRコード式)の使いかたについて】
オンライン書店で使うことができます。図書カード(QRコード式)に記載の「ID番号」「PIN(ピン)番号」を入力して使います。家にインターネットに接続できるパソコンやスマートフォンがあれば、書店に行かなくても買うことができます。
取扱い書店で使うこともできます。教材や本などを書店で購入するときに、レジカウンターにこの図書カード(QRコード式)を出してください。(書店でQRコードを読み取ります)
お手元に届いた図書カード(QRコード式)の裏面に、利用方法等が掲載されています。明日、お子様を通じて配付しますのでご確認ください。
【大阪府教育長からのメッセージ】
「▼続きを読む」をクリックすれば表示されます。
▼続きを読む
大阪府内小中高等学校等の児童・生徒等、保護者及び学校関係者の皆さんへ
新型コロナウイルス対策にご協力をいただき、感謝申し上げます。感染拡大を防ぐため、3月2日(月曜日)から大阪府内の学校等に臨時休業のお願いをしました。その後、春休みに入り、4月から新学年スタートのはずが、爆発的感染拡大を食い止めるための「緊急事態宣言」が発出されました。こうしたことにより、2か月近く大阪府内の学校等を再開できずにいることを改めてお詫び申し上げますとともに、ご理解いただき、我慢を重ねていただいている皆さんに心から感謝申し上げます。
大阪府としては、その感謝の気持ちとあわせ、子どもたちが家で過ごす時間を少しでも有意義に使っていただけるよう、図書カードをお贈りすることとしました。家庭学習のための教材や普段は挑戦できない長編の本を購入するなどそれぞれでご活用いただければ幸いです。
先日、月が地球に最接近し満月が大きく綺麗に見える日がありました。「スーパームーン」です。それにちなんで、万有引力を発見したアイザック・ニュートンの話を紹介します。1665年、今から350年余り前のことです。当時ニュートンが通っていたケンブリッジ大学のあるロンドンで、ペストという伝染病が大流行しました。その感染拡大を防ぐため、大学は2年間休校となり、ニュートンは実家に戻ってその期間を過ごしました。庭で木から落ちるリンゴを見て引力の存在に辿り着いたのはこの時だったそうです。後にニュートンは、この2年間のことを「創造的休暇」と呼んだそうです。
皆さんにとって辛い日が続いています。私たちは、少しでも力になりたいと考えています。子どもたちの家庭学習については、家で時間割を作って学校からの課題等に取り組むなどの工夫をして下さい。府教育センターのホームページにも学習教材や動画を掲載しています。また、悩みや心配事があれば、下記の相談窓口を設けているので利用して下さい。LINE(ライン)でも相談を受け付けています。 そして、教員をはじめ学校関係者の皆さんには、この図書カードを配付する機会も活用して、電話や家庭訪問など様々な方法で、子どもたちの様子を見守り、声をかけていただくなど、一人ひとりの心のケアに意を用いていただければ幸いです。 一日も早く学校に子どもたちの笑顔が戻る日が来るよう、皆で一丸となって頑張りましょう。
令和2年4月17日
大阪府教育長 酒井 隆行