12月の主な行事 9〜12日個人懇談会・作品展14:10下校 17〜20日なわとび王 23日終業式 給食終了14:20下校 24日〜冬季休業

課題配付・回収について

 休業期間の延長がされそうです。現在、配付している課題は6日までとなっていますので、その回収、また次の課題配付、そして図書カードの配付については、現時点では以下のように考えています。
期間:5月11日(月)〜13日(水)3密を避けるため、学年ごとに日程・時間帯を区切って行う。
場所:講堂
来校:保護者あるいは保護者と児童(児童のみは不可)
8日に詳細をお伝えしますが、ご予定をお願いします。

 休業期間が5月末、6月中旬になると、「夏休みも授業」「行事をやめて授業」「土曜日も授業」「9月入学」、いろいろな声が報道からも聞かれます。これに限らず、必ず賛否はありますが、子どもたちにしわ寄せがいくことは避けなければなりません。長い期間、学校に来られない状態を強いられて、さらに休校が延びたことで「とにかく詰めて詰めて授業をやります」「夏休みはなくなります」というのは、本当に子どもたちにとっていいことなのか、という根本的なことを考えなければ、と思っています。

 あと一つ、保護者のみなさんに知っていてほしいことがあります。
 給食についてです。給食は、食中毒を起こさないために、日々学校給食衛生管理の基準に照らし合わせて作業をしています。
 「学校給食衛生管理の基準」とは、学校保健法の趣旨を踏まえ、学校給食における衛生管理の徹底を図るための重要事項について示したものです。その中に、このような文言があります。
「学校給食施設・設備は常に清潔で衛生的にすること。また,調理場,食品保管庫の温度・湿度,冷蔵庫,冷凍庫内部の温度を適切に保つこと。なお,調理場は,十分な換気を行い,湿度は80パーセント以下,温度は25度以下に保つことが望ましい。」
細菌の繁殖抑制の観点で決められている基準です。

2018年の大阪市の平均気温 7月29.5℃ 8月29.7℃
2019年の大阪市の平均湿度 7月77% 8月72%
これは最高ではありません。平均です。

 給食室によって違いはもちろんあると思いますが、9月であっても献立によっては湿度が90%を超えることも私は経験しています。そう考えると、夏休みの時期の給食調理がどれだけ危険なことか、わかっていただけると思います。このようなことはなかなかニュースにもなりませんが、現場を預かる者としては、見落としてはいけないことですし、保護者のみなさんにも知っておいていただきたいことだと感じています。本校でいうと、長吉中学校の分も調理していますので毎日約700名分の給食をつくっています。給食は簡単にはできません。食中毒の危険、給食調理員の危険…、命を預かる重みを感じます。
 また、夏休みの期間、子どもたちを登校させるなら、熱中症も心配です。子どもの熱中症は本当に危険です。命にかかわります。この外出自粛と臨時休業で体調も生活リズムも崩れている中、夏休みも土曜日も登校させるのはリスクがあるなと思っています。
 どのくらいの延長期間になるか、わかりませんが、保護者のみなさんの協力を得ながら、子どもを第一に考えて再開までにどう過ごしていくか、また再開後どうしていくか、考えていきます。よろしくお願いいたします。

 子どもたちと顔を合わせることができなくなって1か月半。一番心配なことは、子どもの命です。そして健康です。学習は、いつかどこかで取り返すことはできますが、命や健康は取り返すことができないからです。

子どもは、大切な家族の一員です。

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『子は親の鏡』

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

広い心で接すれば、キレる子にはならない

誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる


 わたしがこの詩で伝えたいことは、とてもシンプルです。子どもは常に、親から学んでいるということです。子どもは、いつも親の姿を見ています。ああしなさい、こうしなさいという親の躾の言葉よりも、親のありのままの姿のほうを、子どもはよく覚えています。親は、子どもにとって、人生で最初に出会う、最も影響力のある「手本」なのです。子どもは、毎日の生活のなかでの親の姿や生き方から、よいことも悪いこともすべて吸収してしまいます。口で何かを教え込もうとしてもダメなのです。親がどんなふうに喜怒哀楽を表すか、どんなふうに人と接しているか。その親の姿が、手本として、子どもに生涯影響力を持ち続けることになるのです。
 子どもは、みな個性豊かです。自分で何かを創り出し、自分でものを考える力を持っています。親としての真の喜びは、その子の個性をのばし、生き生きした毎日を送ることができるように見守ることではないでしょうか。
 子どもは、大切な家族の一員です。子どもは、自由で発想豊かです。そんな子どもの心を知れば、わたしたち親もまた、子どもと共に成長し、学ぶことができます。家族の絆を深めることができるのです。
 みなさんは、わたしの詩を読まれて、「こういうことは、もう分かっている」と思われたかもしれません。たしかに、この詩は、みなさんが親としてすでに気づいておられることを言葉にしたものなのです。詩「子は親の鏡」が、子育てをしているお母さんやお父さんにとって、ますます身近な存在になってくれることを心から願っています。
 子どもは、本当に日々親から学んでいます。そして、大人になったとき、それを人生の糧として生きていくのです。     ドロシー・ロー・ノルト

うれしいなあ。ありがたいなあ。

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じどうのみなさんへ

 かんしゃは たいせつだけれど、ひとからそうしろといわれたり、「やらなくちゃ」とむりにおもうものとは ちがうきがします。
 かんしゃも、ほかのいろいろなことも、なやみながら さがすのではなくて かたのちからをぬいて、いまのせいかつを みつめてみると、たくさんのことにきづけます。
 ほんのちいさなもの、たとえば、かみいちまい、えんぴついっぽん、けしゴムいっこのなかに、どれだけのひとのどりょくと こころがこもっているか。
 こうちょうせんせいは いつもおもいます。もし、じぶんでつくったら、ぜったいに こんないいえんぴつを こんなねだんではつくれないなぁって。
 それぞれのプロが、たくさんのくふうをこめて、どうしたらつかいやすいか、どうしたらよろこんでもらえるかと こころをこめてつくったもの。
 そんなものが めのまえに たくさんそろっていること。それだけでも、どれだけぜいたくなことか。
 かんしゃ、「ありがとう」のいみは、「あることがむずかしいこと」、あたりまえではないということ。
「かんしゃ」はしなくてはいけないものじゃない。ただ、うれしいなあ、ありがたいなあと ただかんしゃしたいから、する。じぶんがそうしたいから、する。それだけで じゅうぶん。

「ごはんがたべられること」
「ごはんをつくってくれるひとがいること」
「ごはんのざいりょうをうってくれるひとがいること」
「ごはんのざいりょうをはこんでくれるひとがいること」
「ごはんのざいりょうをつくってくれるひとがいること」…

 うれしいなあ。ありがたいなあ。

きみは かけがえのないタカラモノ

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『ねえ、きみ…』 坂本光男

ねえ、きみ、お母さんを知ってるかい。
きみが生まれたとき、病んだとき、
眠らずじっとそばにいて
心を痛めていたのがお母さんだ。

ねえ、きみ、お父さんを知ってるかい。
夜中にどんなに遅く帰っても
きみの寝顔をそっとみて、黙って床についたのがお父さんだ。

ねえ、きみ、友達を知ってるかい。
平気でいつも楽しそうだけれど
誰もが一つ以上の悩みをかかえ
こらえながら頑張っているのが友達だ。

ねえ、きみ、自分を知ってるかい。
たとえ勉強やスポーツが苦手でも
必ず二つ、三つは自慢できるものがある。
それに気づいていないのが自分なんだ。

ねえ、きみ、生きるって知ってるかい。
きみの中にある、その自慢できるものを
どれでもいいから輝かせてごらん。
それがきみにとっての生きることなんだ。

ねえ、きみ、生命って知ってるかい。
きみがもし死んだら、親も友達も泣く。
かけがえのないタカラモノだから
生きられるだけ生きてこそ生命なんだ。

ねえ、きみ、未来って知ってるかい。
どうなるかわからないこれからを
きみの知恵と力できりひらく
そのわくわくする冒険が未来なんだよ。


きみは かけがえのないタカラモノ。
じぶんを たいせつに。
かぞくを たいせつに。
ともだちを たいせつに。
いのちを たいせつに。
てあらい、マスク、なるべくそとにでない。
れんきゅうちゅうも がんばろうね。

毎日一緒に過ごしているのだから

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 皮肉なことに、わたしたちは、好きな人に対して、よけいに腹が立ちます。だからこそ、感情的にならないように、日頃から注意する必要があります。怒り狂ってしまったら、自分でも手がつけられなくなってしまうからです。そうはならないように常に気をつけたいものです。
 わたしたち親は、子どもにとっての完璧な手本になる必要はないのです。感情的になってしまったら、それを認め、子どもに謝ることができれば、それでよいのです。子どもは、そんな親の姿から大切なことを学ぶに違いありません。お父さんもお母さんも、感情的にならないように常に努力しているのだということを。
 たとえば、怒りの感情は心の敵なのではなく、うまく処理すべきエネルギーなのだということもできます。それを子どもに分らせることが大切です。怒りのエネルギーは上手に使うとよいのです。これは、わたしたち自身にとってだけではなく、家族全員のためにも大切なことです。わたしたち親の日頃の態度を見習って、子どもは育ってゆき、それが孫の世代まで受け継がれていくのですから。(ドロシー・ロー・ノルト『子どもが育つ魔法の言葉』)

 お父さん、お母さん、どうか自分を責めすぎないようにしてください。毎日一緒に過ごしているとカッとなるときもあると思います。それは当たり前の感情です。好きな人に対しては、よけいに腹が立ってしまうのは仕方のないことなのです。そうなってしまったときには、それを認めること。そして、「あのときはこんな気持ちだったのよ、ごめんね。これからはこうしてほしい」と子どもに伝えてほしいと思います。


 『子どもが育つ魔法の言葉』を久しぶりに読んでいます。こんなときだからか、考えさせられる言葉ばかりです。明日からの連休もできる限りホームページにアップしますので、アクセスしていただけたら幸いです。ホームページが少しでも保護者の皆様の心のリセットの場になれば、うれしいです。よろしくお願いします。
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