校長室から![]() ![]() 新型コロナウィルスによる非常事態宣言が延長され、学校の臨時休業もあわせて5月31日まで延長することになりました。 本来であれば、4月7日の入学式、8日の始業式で新しい学年のスタートを、新しい学年クラスで、新しい担任の先生と迎えるはずであったのが、4月6日に急きょ実施が延期となり、児童のみんなと出会うことができませんでした。 この間、1か月の間、児童のみなさんも保護者のみなさまも新しく迎えるはずであった新学年のスタートが止まったままとなり、いろいろ心配や不安を抱える日々であったことと思います。 当初は、3月の際と同様に、児童が短時間でも登校できる日があると想定して、学年クラス、担任については児童が登校してきたときに直接顔を見て行うということとしておりました。しかし、結果、4月は1日も児童が登校することなく5月を迎えてしまいました。4月の終わりには、月が替わったときに個人情報に配慮した方法でのお知らせとして、メールを使って行うことを決めていました。ただ、この1か月、心待ちにしていただいていた子どもたち、保護者のみなさんにお知らせすることが遅くなりましたことは申し訳ございませんでした。 今後も、何か緊急時の連絡手段として、またメールは災害時にも有効な役割を担いますので、メール登録100%をめざしていきたいと考えております。まだ登録がお済でない方はぜひ登録手続きを行っていただけますようよろしくお願いいたします。 来週から、短い時間、週に数回の登校となりますが、子どもたちの姿が学校で見ることができるのを教職員一同心待ちにしております。 以前のような本格的な教育活動が戻るのはいつになるか、まだ先は見通すことができませんが、新しい学年としての第一歩が始まります。これまで当たり前であった光景、風景が当たり前ではなく、日常の何でもない何気ない光景がいかに有難いことかということを改めて考えさせられる今です。「有難い」とは、「有ることが難しい」と書き、「めったにないこと」を表します。人はこのように「めったいないことにあったとき」、そして、「人から何かをしてもらったとき」にありがとう。という言葉で感謝を表します。2月まで私たちにとって当たり前であった日常生活も実は当たり前ではなく、それは世界に目を向けたときに、様々な環境の中で生きている人たちを知ると、「有難い」日常であったわけです。その「有難い」日常が様変わりし、今多くの人たちが当たり前と感じていた2月以前の日常を「有難い」という気持ちで思い起こされているのではないかなと感じています。 さて、来週からの登校日においては、毎朝検温をし、健康観察を欠かさずに行っていただき、健康観察表に記入していただいた上で学校まで持たせていただきますようよろしくお願いいたします。 南港桜小学校 校長 堀川 高行
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