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6月4日 6−2国語 その1

 6−2の国語です。
「サボテンの花」を学習しました。作者は、「アンパンマン」の作者のあの やなせ たかしさんです。

 こんなお話です。・・・
 
 赤い砂ばくの中にサボテンが一本生えていた。がっしりとして青く、全身とげだらけだった。何か一つの意志のように、そこに立っていた。
 砂ばくをふき過ぎていく風がサボテンに聞いた。
「どうしてこんな所に生えているんだい。ここに生えるのはむだなことだ。つらい だけで役に立たない。少し行けば緑の平野がある。そこには水もある。ゆっくり とねむりながらくらせる。」
「なるほど。そこはいい所らしい。しかし、ぼくはここがいい。ねむるようにくら すより、たたかいながら生きたい。それが生きるということだと、ぼくは思う。」
 風はふき過ぎていった。分かったような分からないような、あいまいな口笛をふいて砂ばくの向こうへ消えていった。
 サボテンは相変わらず立っていた。炎熱の中、うずまく砂じんの中、かわききった荒野の中。
 ある日、一人の旅人が通りかかった。もう死ぬ直前だった。体中がひからびていた。旅人はこしにつるしていた剣をぬいた。気力をふりしぼってサボテンに切りつけた。ざっくりと割れた傷口からおどろくほどの水が流れた。旅人はサボテンの水を飲んだ。そして、再び旅を続けた。
 あのときの風がまたふいてきた。
「ばかだな。君は何もしないのに、切られてしまったじゃないか。」
 サボテンはあえぎながら答えた。
「ぼくがあるから、あの人が助かった。ぼくがここにいるということは、むだじゃ なかった。たとえ、ぼくが死んでも、一つの命が生きるのだ。生きるということ は助け合うことだと思うよ。」

サボテンの傷口はやがて回復した。信じられないほどの気力で立ち直った。
砂ばくは全くかわいているように見える。でも、水はどこかにある。サボテンは、ほんのかすかな水を体にためて、さりげなく立っている。見たところは砂まみれだが。

 ある日、おどろくほど美しい花がさいた。だれ一人として見る人もなかったのに。
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6月4日 6−2国語 その2

 サボテンは、風に「どうしてこんな所に生えているんだい。ここに生えるのはむだなことだ。つらい だけで役に立たない。少し行けば緑の平野がある。そこには水もある。 ゆっくり とねむりながらくらせる。」と聞かれます。

  この時間では、サボテンと風の考え方、生き方を話し合いました。
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6月4日 6−2国語 その3

ある日、一人の旅人が通りかかった。もう死ぬ直前だった。体中がひからびていた。
旅人はこしにつるしていた剣をぬいた。気力をふりしぼってサボテンに切りつけた。ざっくりと割れた傷口からおどろくほどの水が流れた。旅人はサボテンの水を飲んだ。そして、再び旅を続けた。
 あのときの風がまたふいてきた。
「ばかだな。君は何もしないのに、切られてしまったじゃないか。」
 サボテンはあえぎながら答えた。・・・・

 サボテンの犠牲的な精神、アンパンマンを思い出す子もいたのではないでしょうか。
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6月4日 3年社会科 その1

3年生が、わたしたちのまちを調べるために、屋上から眺めました。
東にはあべのハルカス、北西には京セラドーム、大阪市消防局が見えました。
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6月4日 3年社会科 その2

「通天閣は?」という声がたくさんあがっていましたが、残念ながら、通天閣はほかのビルの陰に隠れて見えませんでした。
「スーパー玉出や!」「ライフや!」という声もたくさんありました。
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