4月16日(木)校長室より2
保護者の皆様、こんにちは。校長の銭本です。
新聞の折り込み広告がめっきり減りました。感染拡大予防のために経済活動がなかなか叶わないことに心を痛めています。反面、携帯電話には、子どもたちの学習ツールの広告が多く掲載されるようになりました。「勉強をしなさいなんて言わなくても勉強する子どもに・・」などの魔法の言葉も並んでいます。私の子育ての経験で言えば、「勉強しなさい」と子どもに厳しく言って、子どもが渋々勉強したのは打率1割以下でした。いやいや、50回言って、「しゃあなし(子どもが言った言葉です)」でやっと机に向かうくらいの確率でした。私の子育てが悪かったのも原因でしょうが、そんなもんだと思います。保護者の皆様、勇気と自信をもって「勉強しなさい」と言ってください。なかなか机に向かわないときには、学校にご連絡ください。担任からも厳しく指導します。 さて4月も半ばを過ぎました。4月12日より3日間、教科書やプリント等の教材をお渡しいたしました。教材については、5月6日までのプリントをお渡ししています。学校によっては、1週間程度のプリントしかお渡しできなかった学校があるようです。その学校については来週、保護者の方に教材をお渡しするようにという教育委員会からの通知がありました。本校は、連休明けまでの教材をお渡ししていますのでご安心ください。昨日のホームページでもお知らせいたしましたように、直接子どもたちに指導をすることはできませんが、今後、教材等をホームページやメールでお知らせし、新しい学年の学習を進めていこうと考えています。引き続きアクセスをお願いいたします。 子どもたちにキーコンピテンシー(汎用的な学力)を身に着けてほしいと願い、昨年度まで兵庫教育大学大学院准教授 奥村好美先生や京都大学大学院准教授 石井英真先生にご指導を賜り、教育研究を続けていました。この度、その研究の一端が「『逆向き設計』実践ガイドブックhttps://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784820806905に掲載されました。本校の実践や本校の教職員の執筆も掲載されています。私のレポートもチョコっと載っています。ご紹介しておきます。 学校が再開されれば、本年度もキーコンピテンシーの育成に取り組んでいきます。それまでは、子どもたちの「自学自習」の力量形成に努力してまいります。よろしくお願いいたします。 4月16日(木)校長室より
みなさん、おはようございます。校長の銭本です。
今日は16日木曜日。本当だったら新学年、新学期が始まり、クライメイトとも少し打ち解けたころのはずです。ところが、今年はそれぞれの家で学習や家のお手伝いなど家族の一員として役目を果たし、努力している。そういうみなさんを私たち教職員は誇りに思っています。 昨日、へんてこな夢を見ました。新型コロナウィルスが意地の悪そうな顔をして出てきて「先生、君たちは教室で教えないで、子どもたちに勉強をさせることはできるのか」と何度も挑戦状をたたきつけてきます。夢に出てきた意地悪そうなコロナウィルスの顔が、なんとなく私の顔に似ていたのも少し腹が立ったのですが、それより、痛いところを突かれたなあと思いました。 大学で教育方法学を学んでいたとき、「馬を水飲み場まで連れていくことはできるが、馬に水を飲ませることはできない」という説明を何度も聞きました。これはどういう意味か。子どもを無理やり教室に連れていくことはできても、子どもは学習するとは限らないということです。 新型コロナウィルス感染予防のため、みなさんは教室に来ることはできなくなりました。でも、学習することはできます。みなさんが少しでも学習に向かう「やる気」を出してもらえるよう、教科書の使い方や学習の方法についてホームページやメールで先生方から説明してもらいます。先生たちも初めての経験なのでうまくインターネットを使って説明できるかわかりません。でも、今ある力を全部出して、できるだけわかりやすく説明していきたいと思います。どうか、みなさんも「めんどうだ」と投げ出さないで、粘り強く取り組んでください。 学習だけでなく、気持ちをリフレッシュすることも大切です。ビデオ鑑賞や音楽鑑賞、読書などを通して、日常とは異なる世界に身を置き、健康に気を付けて現実から逃げてもいいかもしれません。 学校再開まで3週間近くあります。意地悪な新型コロナウィルスの挑戦に打ち勝つため、お互い力を合わせて頑張りましょう。 4月15日(水)校長室より3
保護者の皆様。こんにちは。銭本です。
兵庫県教育委員会のホームページに有用な学習コンテンツを見つけました。ご参照ください。 https://www.hyogo-c.ed.jp/~kikaku-bo/index.html 4月15日(水)校長室より2
保護者の皆様、こんにちは。校長の銭本です。
みなさまの職場でテレワークがスタートしているかもしれません。 4月13日の夕刻に大阪市教育委員会から「新型コロナウィルス感染症の防止拡大に向けたテレワーク制度について」という通達が届きました。 「職場における感染拡大防止の観点から業務に支障をきたさないような必要最小限の体制となるよう校長が運用を行うこと(原文まま)」というのが主旨です。 皆様もご存じのように学校はそもそも「3つの密」の場です。それぞれの教職員は最大限の注意を払って感染予防を行っていますが、新型コロナウィルスには絶対はありません。 そこで「本田っ子」や保護者の皆様の「学習内容やそのほかの相談したいこと」についてお応えできる体制を整え、教職員をいくつかのグループに分けて勤務する体制でテレワークを行うこととしました。ご相談がある場合は遠慮なく学校までお電話ください。少しお時間をいただくことがあるかもしれませんが、折り返しお返事をいたします。よろしくお願いいたします。 令和2年度が始まって2週間目に入りました。「本田っ子」とともに授業ができない現在の状況は「本田っ子」の健康保持を考えればやむを得ない状況ではあります。といって、これ以上学習を停滞させるわけにもいきません。 教職員にはそれぞれの担当の教科を決め、テレワークにより有用な教科書の活用方法、問題作成、解答例と解説を作成するように指示しています。金曜日には全員集合し、「本田っ子」の自学自習の方法を検討し、メールやホームページで学習問題、解答と解説をお示ししていきます。また、保護者の皆さんや「本田っ子」自身で見つけられた学習コンテンツを活用されることも大いに推奨いたします。 後日、休校がなかった場合の学習進度(カリキュラムと言いますが)をホームページでお示しいたします。こちらも参考にしていただき、「本田っ子」には自学自習をしてもらいたいと考えています。よろしくお願いいたします。 結びにご了承をいただきたいことがございます。今、私たちが取り組んでいることは経験をしたことのない方法です。より、有効な方法を探し出すために、あえて、方法を限定せず、それぞれの教職員の持ち味を信頼して指導方法を模索しています。最適解が見つかったときには、全校一斉に同じ方法で指導を進めてまいりますが、しばらくの間、学年により取り組み方が異なることが出てくると思います。ご理解をお願いいたします。 「どれほど難しい決断であっても、必要以上に遅らせてはいけない」 この言葉を合言葉にして努力してまいります。 4月15日(水)校長室より
みなさん、おはようございます。校長の銭本です。
みなさんの手元には新しい教科書が届いたと思います。それを機会に勉強机や身の回りを整理整とんした「本田っ子」もいると思います。 私も、11日の土曜日、本の整理をしました。ただ一つ自慢できることといえば、みなさんよりたくさん本を持っていることだと思います。5つの本棚はすでに満杯。しかも、私は整理整とんが苦手。買った順番に本を並べているのでどこにどの本があるのかわからなくなっていました。そこで、一念発起して2週間ぐらいかけて本の整理をしようと思いました。 いざ始めると、本の中身が見たくなってぺらぺらとページをめくってしまう。そんなことをしていると全然整理が進まない。本棚から大量の本を部屋に置いたので、部屋はぐちゃぐちゃ。奥さんはそんな部屋を見てため息をついていました。 でも、いいことがありました。ずっと探していた本が見つかったのです。「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」。マックス ウェーバーというドイツの学者が書いた本です。今から45年前、大学に入学したときに買った本で、思い出深い本です。文庫本なので小さくて紛れていました。とても難しい本なのですが「常識とは異なるように世の中は動いている」ということを教えてくれる本です。理解できないところに線が引いてあったり、難しい言葉の意味がメモしてあったり、とても懐かしい。さらにぺらぺらめくっていくと、なんと、なんと、しおりの代わりにはさんでいたのでしょう。1000円札が出てきました。それも、昭和の時代の聖徳太子の1000円札が出てきました。 うれしくて、奥さんにそのことを話しました。喜んでくれるかなと思ったのですが、大間違い。「そんなふうにお金を大切にしないから、お金がたまらないのよ」と怒られてしまいましたが、なんだか学生時代を思い出し、幸せな気分になりました。 何かを探しているときに、探しているものとは別の価値のあるものを偶然見つけることをセレンディピティと言います。みなさんもセレンディピティを経験できるといいですね |
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