令和2年5月11日からの臨時休業期間の延長について(お知らせ)
保護者の皆さま
大阪市立の全ての幼稚園・小学校・中学校について、改めて令和2年5月11日(月)から5月31日(日)まで臨時休業を延長することになりましたのでお知らせします。 ただし、安全面に最大限配慮を行ったうえで、臨時休業中においても、登校園日を設定いたします。 登校日につきましては、あす、お伝えいたします。 教育委員会からのお知らせ→令和2年5月11日からの臨時休業期間の延長について(お知らせ) オンライン授業
この休業中によく耳にする言葉にオンライン授業というものがあります。休業中はたくさんのプリントが渡されて、それをこなすばかりで子供たちの学力は大丈夫なのか、心配される方も多いと思います。もちろん私たちにとってもプリントで十分と考えているわけもありません。内代に限らず、学校の先生は授業がしたくてたまらないのです。当然、それをするためにこの仕事についているわけですから。早く学校が再開され、安心して授業ができたらと思います。
さてオンライン授業ですが、テレビでは評論家のような人が、早く整備してすぐに始めないと学力差が大きくなってしまう。行政はすぐに着手すべきだと話されています。コロナ対策にはいろいろな意見があり、様々な取り組みそれぞれに賛否があるのですが、ことオンライン授業については、全部の方が賛同しています。(私の視聴している範囲ですが)そういった話を聞いていますと、ICT万能でこれがあればすべてうまくいくという雰囲気になってしまいますが、本当にどうなのか、現場目線で私なりに考えてみました。 オンライン授業とひとくくりにして言われますが、オンライン授業には2つのパターンがあります。一つはいわゆるオンライン飲み会と同じように、zoom等をつかってテレビ会議のように子たちと遠隔で授業をする方法です。いかにも先進的ですが、相手が4〜5人の飲み会なら可能かもしれませんが、実際40名近い子どもたちの様子を見ながら授業をすることは難しいです。また、学校の施設的な問題から、40名もの家庭からのアクセスが可能なのか厳しいように思います。つながったとしても1時間の内容の取扱いは非常に困難で、内容的に限られたものになりそうです。機器の操作に慣れた、専門的な知識をもった大学のゼミなどに向いているように思います。 もう一つのオンライン授業は、教師サイドは授業を動画で録画しておき、それをyou-tubeなどにアップしておき、それを自分のペースで再生しながら自習するパターンです。今、オンライン授業を私学では取り組んでいると言われますが、多くはこのパターンのようです。以前このホームページでも案内させていただきましたように、この方法で大阪市もすでに動画をあげています。もう見てオンライン授業を受けていただけましたか?私が見たところ、さすが大阪市が作っているだけあって、よくできています。しかし、この動画1本作るのにものすごい労力と検討が必要になってきます。とても各時間の授業を流すといったことは各担任単位では困難です。 オンライン授業についてはどうしても家庭での通信環境や機器の問題があります。全部の家庭でパソコンやスマートフォンがないといけないわけで、機器をどうやってすべての家庭に行き渡らせるかという問題があります。通信料も課題ですね。 オンライン授業になんとなく否定的な感じで書いてしまいましたが、けっして反対いているわけではありませんし、今後このようなインフラ整備をしっかりと進めていき、このような事態になったときに、スムーズに活用できるようにしていくべきですね。 また、上記のオンライン授業ではどうしても教師サイドからの知識注入型の授業になりがちです。また子ども同士の意見の交換は難しいです。今年から新しい学習指導要領が始まりましたが(まだ始まっていないのが正しいのか!)、そこには「主体的・対話的で深い学び」がキーワードとされていますが、実際に子ども同士が顔を寄せ合って、課題解決に向けて議論していくような学びを進めていきましょうと示されています。その点から考えると、実際、に学校で安心して子どもたちみんなが話し合いながら自分の学びを先生と一緒に進めていける授業が待ち遠しいです。 おすすめとしては、一押しでNHK for schoolですね。 https://www.nhk.or.jp/school/ 6年生の社会科なんかではなんと中村獅童さんがやっています。 さすがNHK! 見ないと損ですよ。 図書券が届いてます今回、大阪府では学校等の臨時休業期間中の家庭学習を支援するために1人2000円の図書券を配ることとしました。とてもすばらしいことだと思います。今回コロナ対策で大阪の対応が全国から認められているようですが、この取り組みもとても素晴らしいことだと思います。ぜひ活用してほしいものだと思います。ネットで検索するといろんなサイトがあります。書店においてあるかどうかわかりませんが、本選びのヒントにしてもらえたらと思います。 例)http://jidoutosyo.iinaa.net/ 昨年度、全校朝会で「ロウソクの科学」という本を紹介しました。ノーベル化学賞が決まった吉野彰氏の「化学への興味を持つ原点」となった本で、2016年にも、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏が科学者を志すきっかけになった本です。つまりノーベル賞につながる本なのです。本を用意して、そのことを全校朝会で話して、読みたい人は校長先生にいってね!と話したことがありました。殺到するかと思ったのですが・・・・・。 誰も来ませんでした! ノーベル賞をとりたくないのでしょうか? 校長室は敷居が高いのでしょうか? 今回の図書券で読んでみてはどうでしょうか。 ノーベル賞を受けることができる科学者になれるかも。もちろん買わなくても、校長室にありますからいつでも貸出しますので、読んでみたらどうでしょう。 今回の図書券がきっかけとなって、良い本と巡り合い、人生が大きく開けるかもしれません。すばらしい本との出会いになればうれしいです。 図書券はマスクと新しい課題とともにお配りすることを予定しています。楽しみにしておいてください。 文科省のガイドライン
GWのメインの週間がスタートしました。今日はとってもいい天気でしたが、本当にうらめしい気分で空を見上げることになりました。緊急事態宣言を受けての大阪市の方針はまだ出ていませんが、続いて1か月程度の休校が続いてしまうかもしれませんね。
昨日、文科省から「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン」等を補足するものとして,最終学年等を優先した休業中の登校日の設定など学校運営上の工夫が発表されました。 それによりますと、分散登校日の設定については、緊急事態宣言の対象区域とされるなどし、学校の臨時休業を続けざるを得ない地域(大阪市もそうですね)においても,ICTを最大限活用しながら、感染症対策を徹底した上で、分散登校(児童生徒を複数のグループに分けた上でそれぞれが限られた時間、日において登校する方法)を行う日を設けることにより、段階的に学校教育活動を再開し,全ての児童生徒が学校において教育を受けられるようにしていくことが重要である。 とされています。これだと、大阪市においても休校は延長されても分散登校となる可能性があるということになります。もちろん地域差が大きいので、各自治体での判断となりますが、大阪市の判断が待たれます。学校においてもそれに向けた準備をする必要がありますから、休み明けが待ち遠しいところです。 文科省では特に1年生と6年生を優先して登校することを示していますが、学校はいわゆる3密の典型のようなところですから、子どもたちが登校するに当たっては、その対策に苦労しそうです。 授業時間はなんとか子ども同士の距離を開けるのはできる範囲でするとしても、休み時間にソーシャルディスタンスの確保することはかなり困難が予想されます。そりゃ友だちと楽しく遊びたいですよね。学校ではそこのとこを規制しにゃならんわけで、どうするのか議論していくことになりますね。 文科省から出されたガイドラインについては、けっこう細かな方策が示されていますので、けっこう参考にはなりますが、給食をはじめとして困難なこともあります。(全国に向けて出されたものなのでしかたない?)もちろんどんな対策をとっても、保護者の皆さんの不安感を完全に払しょくするには至らないだろうと思います。 今後とも可能な限りで情報を発信するとともに、みなさんの疑問に答えていきたいと思います。連休が終わりましたら、なんなりと電話などでお問い合わせください。 文科省の今回の通知ですが、 https://www.mext.go.jp/content/20200501-mxt_kou... です。時間がありましたなら、ぜひご一読ください。 ※大阪市はまだ分散登校についての発表はありません。 iPhoneから送信 明日から五連休さて、明日から5連休になります。緊急事態宣言もどうやら延長しそうな感じですが、学校の再開はどうなるのだろう、とても心配です。大阪市では先週、7日から10日までの休校の延長を決めましたが、11日の再開についても緊急事態宣言が延長されたらおそらく延長ということになるでしょう。内代小学校ではそれを見越して、次の課題作成などに先生方が動き出していますが、なんとか学校が早期に再開できるような状況になってくれることを希求しています。 ニュースでは学校の9月入学が急浮上してきました。びっくりするような方策ですが、学校が秋からとなったらどうなのか考えてみました。学校行事や教育課程など変更すべきことはたくさんありそうです。学校はほぼ毎年、定例化した行事は昨年度までの計画・反省をもとにして実施していますので、大きな変更があると1年間検討することがたくさんありそうです。 しかし学校にとって一番心配していることは、昨年度3月今年度4月5月?授業ができなかった分を令和2年度3月までに指導しきれるのかです。学校の教育課程(カリキュラム)は平常時でもほぼびっしりです。それを圧縮して長期休業を減らして・・・、本当に大変です。そうなれば子どもたちが楽しみにしている学校行事も例年のようにはできなくなってしまうかも。いろいろと検討にはいっていますが、子どもたちの楽しみを大切にしながらの取り組みはなにより大変だと感じています。 学力は大切ですが、子ども同士のかかわりの中で醸成される社会性や豊かな経験もやはり大切です。折り合いをつけながらの一年になりそうですが、内代小学校では子ども第一に考え、楽しい夢のある学校でありたいと思います。 |
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