今日の給食(10.15 さんまのみぞれかけ)
さんまは、「秋刀魚」と名が表すとおり秋の代表的な魚です。ここ数年、不漁続きで、かつての大衆魚も高価な高級魚になってしまいました。
さんまには、体をつくる良質のたんぱく質、貧血を防ぐ鉄、粘膜を丈夫にするビタミンA、骨を丈夫にするカルシウムなどが豊富に含まれています。また、あじやいわし、さばなどと同様の青魚であるさんまの脂質には、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などが含まれています。DHAは、脳や神経組織の発達や働きを保ち、EPAは、心臓病や脳血栓の予防、血液中の脂質(主に中性脂肪やコレステロール)を低下させるなどの働きがあります。 今日の給食では塩で下味をつけて焼いた後、だいこんおろし、みりん、うす口しょうゆ、ゆず果汁を合わせたたれをかけて、さっぱりといただきました。だいこんおろしをみぞれに見たてて「みぞれかけ」という料理名としています。使用しているゆず果汁は、徳島県産として有名な「木頭(きとう)ゆず」です。 今日・明日は中間テストです。しっかりと食べて日頃の学習の成果を存分に発揮しましょう。 今日の給食(10.14 スイートポテト)
さつまいもの旬は秋で、9月〜11月頃に多くとれます。今日の給食では、徳島県産の「鳴門金時」を約70kg(2校分)使い「スイートポテト」を作りました。スイートポテトは日本発祥の洋菓子です。給食では裏ごしができないので、とろとろになるまで40分間ほどかけて柔らかく煮ました。砂糖、バター、牛乳、クリームを加え、まろやかさとこくを出しています。最後に焼き物機でこんがりと焼き色をつけました。
大阪市の学校給食では、旬の時期に「スイートポテト」「大学いも」「豚汁」「くりきんとん」などデザートから汁物まで幅広い献立に使用します。 <さつまいも豆知識> *さつまいもには、炭水化物の他にビタミンC、食物繊維、β₋カロテン(ビタミンA)、ヤラピンなどが含まれています。さつまいものビタミンCは、でんぷん質で保護されているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。さつまいもを切った時に出る白い汁には、ヤラピンという成分が含まれています。ヤラピンには整腸作用があるため、食物繊維とともに便秘を防ぐ効果があります。 *さつまいもは、ゆっくりと加熱することででんぷんを糖に変える酵素が活性化するため、甘味が増します。この性質を利用して、甘味を十分に引き出したい場合は、電子レンジ加熱より、じっくりと蒸すかオーブン加熱をおすすめします。 *同じ品種のさつまいもを料理に使う場合には、小ぶりの方が甘味を感じやすいとされています。そのため、小さいものは焼きいもなどに、太くて大きいものは天ぷらなど味をつける料理におすすめです。 *さつまいもを食べるとおならが出ると言われるのは、食物繊維が多く糖分の吸収が緩やかになるため、腸内に発酵ガスがたまりやすくなるからだそうです。皮には糖分を分解する酵素が含まれているので、皮も一緒に食べると、ある程度ガスの発生を抑えることができるそうです。 食欲の秋です!秋の味覚をふんだんに楽しみましょう! 今日の給食(10.6 タコライス)
今日の献立は「タコライス、もずくのスープ、じゃがいもときゅうりのサラダ(ノンエッグドレッシング)、牛乳」でした。
タコライスは、メキシコ料理の「タコス」の具材をご飯にのせた、沖縄県で人気のある料理です。1984年に沖縄県にあるレストランで考案され、その後、県内の学校給食に導入され、人気メニューとなりました。 今日の給食のタコライスも「おいしかった」と好評でした。大阪市の給食のタコライスの作り方は次のとおりです。ご家庭では、生野菜やチーズなどをトッピングして、ぜひお試しください。 1.サラダ油を熱し、にんにくを炒め、牛ひき肉、豚ひき肉を炒める。更にたまねぎを炒める。 2.いたまれば、塩、こしょう、カレー粉、トマトピューレ、ケチャップ、ウスターソースで味付けをし、最後にグリンピースを加え炒める。 3.ご飯を盛り付けた上に2の具をかける。 今日はこれに沖縄県産のもずくを使った「もずくスープ」を組み合わせました。給食で使うもずくは「オキナワモズク」の冷凍品で、給食室で流水解凍して使用しています。給食では、スープの他、ジューシー(沖縄風の炊き込みご飯)やヒラヤーチー(お好み焼きに似た沖縄料理)などに使っています。 今日の給食(10.2 りんご)
今日の献立は「黒糖パン、牛乳、鶏肉のガーリック焼き、豚肉と野菜のスープ煮、りんご」でした。
10月より、秋の味覚「りんご」が給食のデザートに加わります。今日は、青森県から「サンつがる」が届きました。給食室では1玉を4つに切り、芯を取ってくださいました。(袋をかけずに栽培したりんごに「サン」をつけて区別しています。太陽光をたっぷりと浴びているので、糖度や香りが高くなっています。) 都道府県別での収穫量をみると、青森県が58%、長野県が18%、岩手県が7%で、この3県で全国の約8割を占めていることになります。品種別では、「ふじ」が51%、「つがる」が11%、「王林」が7%などとなっています。(令和元年度 農水省) 「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざがあるように、りんごには食物繊維やカリウム、りんごポリフェノールなどが含まれ、生活習慣病を予防してくれる効果があります。進んで食べたい食材の一つです。 りんごはこれからが旬の「秋にとれる果物」です。給食でも「つがる」「ふじ」「ジョナゴールド」など品種を変えて1月まで登場する予定です。店では一年を通して売られていますが、それは、低温・低酸素濃度の貯蔵庫できちんと保存されているからなんですね。 |
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