?令和2年11月28日(土)ホリデーコラム54
「がんばらない働き方(ピョートル・フェリクス・グジバチ 著 青春出版社)」より、
「問い」のない学びは身につかない!
日本人は基本的に勉強熱心だと思います。たくさんのセミナーに参加し、ネットでも日々の情報収集を怠らず、学びを得ようとしています。
でも、一時的にやる気になったりテンションが上ったりするたけで、本当の学びになっているかというと疑問が残ります。なかには「セミナーに参加した」という事実だけで満足している人がいます。(中略)
どんな知識も、それを実践し、人生に生かしてこそ意味を持ちます。でも見聞きしたことを全部実践しようと思うと、時間がいくらあっても足りません。だから、「少なくとも1つ」といっているのです。(中略)血肉になるのは、そのとき自分が抱えている課題の解決につながる知識だけです。(中略)裏を返すと、どんな学びも、自分が学びたいことや学ぶ目的を定めてからすると効果的ですし、目的のない学びは結局身につかないということになります。
2020年からの学習指導要領は、これまでの「教える」から「学ぶ」への変革です。
「何を学ぶか」
「どのように学ぶか」
「何ができるようになるか」
そのためには、「何のために学ぶのか」の目的意識が必要です。
子どもが自分で学びたい!と思わない限り、本当の学ぶ力は育ちません!そして、そのための手段は様々あるでしょう。大切なことは「目的」と「手段」を取り違えないことです。
子どもが学びたい!と思える授業デザインを私たちはどれだけ提示できるのか!あくまで「主語は子どもたち」です!