校長先生から以下のようなお話がありました。
全校集会の集合が全体的に早くなっています。
気持ちがいいですね。
前回よりも先を見越して行動できる人が増えています。
ぜひとも、自分のために全体のために続けて欲しいと思います。
昨日大阪府で、非常事態宣言の解除後、最多となる89名の感染者数が出ました。
症状は無症状・軽症の方がほとんどだと聞いています。
必要以上にむやみやたらに恐れることはありませんが、これからも正しい行動をとって欲しいと思います。
100年くらい前の大正時代にスペイン風邪という病気が流行りました。
これは、今でいうインフルエンザです。
当日はワクチンのない、正体不明の病気でした。
世界中に蔓延(まんえん)し、日本でも40万人もの人々が亡くなりました。
事態の収束には3年かかりました。
100年前の当時の日本でも、今と同じようにマスク・手洗い・うがいの大切さが唱えられました。
今現在、無症状の患者が増えています。検査数自体も増えていますが、決して収まったわけではありません。
マスク・手洗いの励行を通じて自分の命を守ることで、人を救っています。
若い人が重症化しない理由もまだわかっていないので、安心はできませんが、
君たちのマスクと手洗いは、他の人への思いやりにほかなりません。
自分は人を助けたつもりではないかも知れませんが、知らない間に周りの人を救っています。
ぜひとも、その優しさと思いやりを続けてください。
少し話は変わりますが、先日、大雨が降った時に、朝、玄関が水浸しになっていました。
水たまりがたくさんできていました。
部活の朝練の生徒と、登校の時間が一緒になりました。
その時、「水を取った方がいいですか?」と声をかけてくれました。
そして、校長室に向かい、玄関に降りると、先ほどの部活の生徒や顧問の先生が道具を使って水を切ってくれていました。
いいなぁと思いました。
自分たちの後に来るであろう人のために、一生懸命やっている姿に感動しました。
今、君たちがしているマスク・手洗いは思いやりそのものです。
これからどれだけ長丁場になるかわかりません。
一年で終わるかどうかもわかりません。
この年度、みんなで誰一人重症患者を出さないように、自分のために周りのために、マスク・手洗いの励行をぜひともお願いします。
こんな目にあったのだから、思いやりの心を育てて欲しい。
10年後、20年後、自分たちが大人になった時に中学時代にコロナってあったなぁと振り返る日が来ます。
明けない夜はありません。
必ず事態は明るい時を迎えます。
それまで誰一人かけることなく、頑張っていけたらと思います。
気を引き締めると言うより、自然体で思いやりを持ってほしいと思います。
以上です。