『としょかんねずみ』ダニエル・カーク さく/わたなべてつた やく(瑞雲舎)
サムは、図書館の子どものコーナーの穴の中に住んでいるねずみです。毎晩、だれもいなくなった図書館で本を読んでいたサムは、自分でも本を書いてみることにしました。サムができあがった本をつぎつぎと本だなにならべると、その本は子どもたちのあいだで大人気になりました。
図書館の館長は、謎の新人作家サムに手紙を書きました。サムを「作家訪問の日」に招待したいというのです。としょかんねずみのサムは、子どもたちの前に姿をあらわすのでしょうか?
『としょかんねずみ』は、昨年、箕面・世界子どもの本アカデミー賞の絵本大賞を受賞しました。この賞は、司会進行から贈呈まで、箕面市内の小中学生が運営しています。大阪市でも毎年「One Book OSAKA」という「みんなでえらぶ大阪の1冊の絵本」の取り組みを行っています。残念ながら今年は実施されていませんが、興味のある人はぜひ大阪市立図書館のホームページをご覧ください。