朝日が差し込む体育館での学年集会の様子です。
今日は木曜日、2年生学年集会の日でした。今日のお話の内容は以下の通りです。
「コロナの影響で、様々な活動が自粛される中、いつもとは違った年末年始を過ごした人も多いと思います。先生も、今年は帰省を控え、外出もせず家でゆっくり過ごしました。そんな中で、印象に残ったお話をします。
特にスポーツの世界で話題になったのは、箱根駅伝。毎年、素晴らしいレースが繰り広げられ、多くの人を魅了します。今年の箱根駅伝は、誰もが予想しない中、往路で優勝した創価大学、そして大逆転劇となった駒澤大学のみなさんの走りが注目されました。
強豪ひしめく箱根駅伝の中で堂々と勝負する姿や、苦しい場面で歯を食いしばり、ただただ前を見つめて走る強さ、そして最後まであきらめずに一生懸命頑張ろうとする姿勢。どれもが心に響きました。
つい最近では、ラグビー大学選手権での天理大学優勝にも心打たれました。長年、関東の大学が優勝を飾ってきた中、36年ぶりに関西にその栄冠を輝かせた姿にも勇気づけられました。聞くところによると、彼らは、大学入学後の必死の努力により力をつけて優勝したとのこと。キャプテンのインタビューでは、堂々と胸を張って感謝の言葉を叫んでいたのが印象的でした。
高校サッカーでも山梨学院高校がPK戦を制しての優勝。最後の最後まで続いた激闘を見て、胸が熱くなりました。家にいながらテレビで見ているだけでしたが、そういった姿を目にし、すごいなぁ、熱いなぁ、自分も頑張らなあかんなぁと思えたひと時でした。
皆さんの中には、コロナ渦で自分のしたいことに制限がかかって、思い通りにいかないことがあったり、なんかしんどいなぁと感じている人もいるかもしれません。しかし、そんな時こそ、自分の好きな本、映画、ドラマ、スポーツ、趣味など何でもいいので、自分の好きなものや目標を見つけて、そこから元気をもらえたらいいですね。
光らないものは、一つとしてありません。自ら光らないものも、他の光に照らされて光るものです。ただテレビを見ていただけの先生が、駅伝やラグビー、サッカーでの頑張りを見て心燃えたように・・・。
緊急事態宣言が発出され、生きにくい世の中になりつつある今だからこそ、力をもらえる何かを探してみましょう。そして自分が光ることのできるよう頑張ってみましょう。」
人は一生懸命頑張る姿に勇気をもらえたり、感動をもらえたりするものなのですね。先生たちも、みなさんの頑張りに感動をもらえたことがたくさんありました。しかし、常に元気いっぱい頑張ることは、実はとても難しいことかもしれません。だからこそ、時々立場を変えながら、互いに支え合って自分たちで輝き続ける2年生でありたいですね。
輝く姿が授業中にも・・・。今日から国語の授業で百人一首練習が始まりました。マスクにフェイスシールド着用で、万全の態勢のもと取り組んでいました。一首でも多く覚えることのできるよう頑張ってください。
最後にもう一つ、ちょっといい話を。今朝、集会のために体育館へ向かうと、最初に体育館に来た人が、「先生、おはようございます。よかったら、換気のために体育館の扉を開けてきましょうか?」と声をかけてくれました。何も言っていないのに、察して動いてくれるその気持ちがとても素晴らしいなと思いました。そんな人が、どんどんと増えてくれればいいなぁと思います。