22日(金)、不審者が学校に侵入してきたという想定で、
《避難訓練》を行いました。
今から20年前に、大阪府の小学校に包丁をもった男が侵入し、次々と子どもたちが犠牲になるという、大変な事件が起こり、日本中が大きな衝撃を受けたことを子どもたちに話しました。
それまで、学校はたいてい門が開いていて、自由に出たり入ったりできるようになっていましたが、この事件をきっかけに、変な人が入ってこないように、どの学校も門を閉めておくようになったことも話しました。
こういう事件の時に、ターゲットになるのはいつも弱い人たちです。
地震や火事同様、「まさか」という時に自らの命を守るために訓練をしておくことが大切と考え、毎年実施しています。
逃げるときのルールは、
「おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない」
地震や火事の時と同じです。放送や先生の声をちゃんと聞いて、避難する練習をしました。
次に、不審者に関するクイズをしました。
5人のイラストをみて、よくないことをしそうな人はだれかを考え、選んでもらいました。
(1) めがねをかけてネクタイをしたサラリーマン風の男の人
(2) 帽子をかぶり、サングラスをかけ、マスクをした男の人
(3) 髪の長い、すらっとした女の人
(4) めがねをかけた、おとなしそうな女の人
(5) シャツ姿のおじさん風の男の人
みんなが想像する悪い人だけが、本当に悪いとは限りません。
周りの人にあやしまれないように、わざと普通のかっこうをしていることもあります。
見た目だけで「この人はあやしい」、「この人はだいじょうぶ」と決めてしまわないように気をつけましょうという話もしました。